伝奇ミステリ 禁忌の六崇拝像「9話」
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| ー十四松祀り当日・夜 （ピ～ヒャラ・・・ピ～）祭りの音 |
| おそ松:伝奇ミステリ 祭の行列は山頂まで練り歩くんだな？ よし、俺達はこっちだ。 祭の人ごみから離れるぞ？ |
| カラ松:伝奇ミステリ わかった。この祭の起源は本当に 山を信仰するものなのか？むしろ 何かを恐れて始まったものでは？ |
| チョロ松:伝奇ミステリ 畏怖(いふ)し祀る(まつる)。 その両方かもしれません・・・道！？ どっちへ行ったらいいのかわかる？ |
| 一松:伝奇ミステリ さっきの明神(みょうじん)鳥居は 双児嶽がご神体の山を臨んだ構えだ。 本殿無しの拝殿のみの造りだね。 |
| 十四松:伝奇ミステリ 祭の行列が二つの山へ上って行く たいまつの炎が見えるね！ おっぱーい！！おっぱーい！！ |
| 一松:伝奇ミステリ 確かにそんな感じ・・・よかったね。 いや。問題は末社(まっしゃ)の狐。 尻尾が全て正面を指してる。みて。 |
| トド松:伝奇ミステリ デザイン的なものじゃなくて？ あ、歌の『あたまかくさず・・・』？ 尾に隠すべき秘密があるって事か！？ |
| 十四松:伝奇ミステリ 尾が指しているのは・・・あっち！ 山のふもとへ抜ける裏道があるよ。 そっちへ抜けよう！ |
| トド松:伝奇ミステリ え～！？こんな茂みに入るの！？ 嫌だなあ！うぇ！！ これ裏道っていうか獣道じゃないの？ |
| おそ松:伝奇ミステリ 見ろ。何か見えるぞ？ 半分壊れた・・・寺？・・・雰囲気満点！！ ここで、百物語でもするかっ！？ |
| カラ松:伝奇ミステリ おい！？・・・本当に出るぞ？ 参道からは全く死角になっていたが、 何だ？古い祠(ほこら)なのか？ |
| チョロ松:伝奇ミステリ わわわ・・・ちょっと！寒くない？ 何だか危ない感じがする場所だよ？ 大丈夫なのかな？祟られない？ |
| 一松:伝奇ミステリ 神仏習合の寺社は珍しくない。 稲荷信仰も神社、寺どちらもあるし。 でも、神仏分離の時代・・・ |
| 十四松:伝奇ミステリ 誰かに壊されたの。 大事に祀ってたのに・・・ なんだか、悲しいね。 |
| 一松:伝奇ミステリ 跡形もなく壊された建造物も多いよ。 形が残ってるだけマシかも。 その頃、壊された建物かは断言出来ないけど。 |
| おそ松:伝奇ミステリ 暗いな。見えるか？懐中電灯・・・ うわあ！！・・・なんだコレ！？ さらしでグルグル巻きになってるぞ？ |
| カラ松:伝奇ミステリ こ、これは大大大スクープッ！？ ミ、ミイラなのか？？？ ほ、ほ、本物のーッ！？ |
| チョロ松:伝奇ミステリ いち、に、さん・・・ これ、6つあるよ！？まさか！？ 神隠しにあった6人のミイラじゃ！？ |
| 一松:伝奇ミステリ 開けてみよう。・・・こ、これは？ 角(つの)！？ |
| 十四松:伝奇ミステリ えー！？ツノがあるのー！？ 鬼？鬼のミイラー！？ |
| トド松:伝奇ミステリ ミイラってだけでも怖いのに！？ 鬼とか？妖怪！？やめよう！？ もう帰ろうよ！？ |
| おそ松:伝奇ミステリ 待て。これ・・・。 キラキラ光ってるぞ？ さらしをもっと取ってみよう！？ |
| カラ松:伝奇ミステリ これは・・・？ミイラじゃないぞ？ なにかもっと、工芸品のような・・・ 偶像崇拝の為の黄金像・・・？ |
| チョロ松:伝奇ミステリ 黄金像？ま、まさか噂のあった 埋蔵金にも関係あるんじゃ・・・！？ |
| 一松:伝奇ミステリ 十分あり得るな。埋蔵金を別の形に 加工した物なのかもしれない。 又はこれ自体が元々宝物なのか・・・ |
| 十四松:伝奇ミステリ あ！誰か来たよ！！ |
| トド松:伝奇ミステリ もう勘弁してよ・・・！？ |
| イヤミ：伝奇ミステリ シェシェシェシェ～・・・ 6つ子ちゃん達・・・見つけたざんす！ |
| おそ松:伝奇ミステリ 様子がおかしい・・・！ また、キノコ食べたな？ |
| イヤミ：伝奇ミステリ うっひょ～！！！見つけたざんす～！ シェシェシェシェ～！！！ 埋蔵金の秘密・・・6つ子・・・！ |
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