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ホテルアカツカ (悪夢のベルボーイ)「11話」

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作成者: 空箱の中身
最終更新者: 空箱の中身
ーホテルアカツカ
 元旦・朝
 フロント
チョロ松:ベルボーイ
 おつかれさまー。
 仮眠、先に取らせてもらって
 ありがとうございまーす。
チョロ松:ベルボーイ
 用事の少ない時間帯にフロントに控えてるの
 結構、眠かったんじゃない?イヤミ。
 僕がこの後やるから、少し休んだら?
イヤミ:サラリーマン
 それが、結構忙しかったざんす。
チョロ松:ベルボーイ
 え!?そうだったの?また何かトラブル?
イヤミ:サラリーマン
 夜明けから次々フロントに人が来て、
 青ざめた顔でチェックアウトしていったざんす。
 まあ色々出たから無理もないざんすね。
チョロ松:ベルボーイ
 え!?・・・まあ、そうだよね。
 何の肉だかわからないしね。
イヤミ:サラリーマン
 はぁ・・・。
 チミ達も、もう帰ってもいいざんすよ。
イヤミ:サラリーマン
 正月の間に滞在予定のお客さまは、
 もう全部チェックアウトしてしまったざんす。
 オーナーも朝早くヘリで旅立ったざんす。
トド松:ベルボーイ
 おはよー。・・・どうしたの?
チョロ松:ベルボーイ
 なんか宿泊客が全員チェックアウト
 しちゃったから、帰っていいって。
十四松:ベルボーイ
 えー!?
一松:ベルボーイ
 え゛?マジか。
(ザッ)
カラ松:ベルボーイ
 ははーっ!ベルボーイの制服が似合う俺・・・。
 今日も立派なホテルマンとして
 華麗に決めるぜ!・・・ん?
チョロ松:ベルボーイ
 カラ松兄さん、帰るよ。
 おそ松兄さんのこと起こしてきて。
カラ松:ベルボーイ
 え?
 ・・・ええー・・・?
トド松:ベルボーイ
 あれ?でもまだロビーの踊り場の所に、
 セーラー服の女の子がいたよね?
 家族と親戚の所でも行くのかな?それで最後?
イヤミ:サラリーマン
 ・・・そんな宿泊客はいないざんすよ!?
 本当に・・・お前はいっつも
 何が見えてるんざんすっ!?
十四松:ベルボーイ
 帰った方がいいよって言えばいいかな。
一松:ベルボーイ
 それがいいかも。
十四松:ベルボーイ
 あ・・・。
カラ松:ベルボーイ
 ん?
十四松:ベルボーイ
 そうか。
 お礼も言っておいた方がいいかもね。
 発電機の場所の。
一松:ベルボーイ
 ・・・そうか。そうだね。
おそ松:ベルボーイ
 あれ~っ!?どうしたのっ?
 みんな揃って正月早々しけた顔して!?
イヤミ:サラリーマン
 一番最後に起きてきたクセに、
 相変わらず悪気がないざんすね。
おそ松:ベルボーイ
 え!?朝食バイキング無いのっ?
 んだよぉ、楽しみにしてたのにさぁ?
カラ松:ベルボーイ
 すっかり客のつもりになってるな?おそ松?
 俺達は従業員として、ここにいるんだぞー?
 わかってるか?おい?
おそ松:ベルボーイ
 あ~ん!雰囲気だけでも味わいたじゃない?
 あわよくば、おこぼれにあずかる!
 うっしっし!・・・って思ってたのにぃ!
一松:ベルボーイ
 確かに。
カラ松:ベルボーイ
 それもそうだな。
 賄いも無いのか、イヤミ?
イヤミ:サラリーマン
 元々の宿泊客の分の材料の準備があるから、
 厨房を散らかさないなら、
 勝手に食べていいざんすよ。
おそ松:ベルボーイ
 なんだぁ!あるんじゃん!?
 よ~し!厨房へ行くぞっ!
 カレー残ってるかなあ~っ!?
トド松:ベルボーイ
 ここのホテルカレー、老舗のカレーって感じで
 ホントにおいっしいんだっよねー!!
 ひゃっほうっ!やった~!
十四松:ベルボーイ
 ひさびさ~の!朝ッ!カレーッ!ワッショイ!
 ハッスルハッスル~!ボゥエバ!!
 いただきマッスル~!!
イヤミ:サラリーマン
 どうなっても知らないざんす。
 もうこのホテルダメざんすね。
チョロ松:ベルボーイ
 大丈夫だよ。
 オーナーのハタ坊、金持ちだから。
ーおわりー
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