チェリードール達と人形館の秘密「5話」
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| おそ松:人形 ・・・・・・。 |
| カラ松:人形 おい、いつまで鏡を見ているんだ？ おそま～つ！鏡台から下りてこい。 冷たいようだが、これが現実なんだ。 |
| おそ松:人形 ・・・こ、これが・・・俺・・・？ |
| カラ松:人形 そうだ。弟達を他人事のように笑って、 愛嬌たっぷりに転げまわっていたが、 それが、お前の今の姿だ。 |
| カラ松:人形 ショックかもしれないが、真実だ。 人型でさえ無い。クマだ。 |
| おそ松:人形 ・・・あ～。クマった、クマった。 （ひょい、ひょいっ・・・ぴょーん！） |
| カラ松:人形 えー・・・？ |
| おそ松:人形 ・・・って、割と俺じゃねえか！ どういうことっ！？ お前達みたいに意外性のかけらもないよ！ |
| カラ松:人形 えーッ・・・！？ |
| トド松:人形 いや、元が人間なんだからさ！ 一番、意外な方向性じゃないかな？ テディ・ベアってさっ！ |
| 十四松:人形 うん、一番びっくりした。 |
| 一松:人形 だよな・・・？意外性ナンバーワン。 な、何か不満なの？・・・いや。 みんな、不満だらけだと思うけど。 |
| おそ松:人形 だって、割と俺こんなだよ！ 俺って、つまりこういう感じなんだ！？ ええ～っ！？クマ？ぬいぐるみ？ |
| おそ松:人形 だあぁあああっ！！ （ゴロゴロゴロゴロ）なんか頭くる！ すごくわかる所がまた、頭くる！ |
| チョロ松:人形 きえぇえええええええっ！！！ （ぴょーーーーん！！） |
| 十四松:人形 あ！チョロ松腹話術兄さんが、 飛びかかったー！？ |
| チョロ松:人形 俺を見ろ！！口ばっかりパクパク動いて 中身はスッカスカの腹話術の人形って！ |
| チョロ松:人形 ひゃああああ！！（バタバタ） 頭くるーっ！！（バタバタバタッ） 僕達6つ子だよね！？なんなの。この差は！ |
| カラ松:人形 フッ。顔も一番変だしな。はっはーッ！ ドールの俺が美しく気品があり、 高級感さえも漂わせている事を別にしてもな！ |
| チョロ松:人形 キーッ！今のお前に言われると、（バタバタ） 超ッ絶頭にくるーーーッ！！（バタッ！） くやしいいいいい！ひゃあああっ！ |
| チョロ松:人形 でも！僕は口が動いて喋れるからね！！ 僕はただの飾りの人形とは違うんだよ！！ 腹話術師さんの芸をサポートするんだからね！ |
| おそ松:人形 んっ？なんだアレ。チョロ松から変な緑の光が。 まさか・・・もう人形として目覚めてるの！？ ライジングし始めてんのっ！？・・・え～っ！？ |
| トド松:人形 人間やめるの、早ッ！！未練とか無いの！？ 無いかッ！僕達、クソニートだしねーっ！ あっひゃっひゃ～っ！・・・じゃなくてーッ！ |
| トド松:人形 もうっ！不毛な争いをするのやめて！ （ぐいっ）座って！ほら！ ただでさえ状況がややこしいんだからさっ！ |
| おそ松:人形 わっ！（ぽてっ）何すんだよっ。 お座りしちゃったじゃん？ また可愛い感じでさあ？どうなのよコレ！ |
| カラ松:人形 かわいいぞ、おそ松。 俺の様に美しくはないがな。 ギュッってしたくなる感じだ。 |
| おそ松:人形 え？その言い方、なんかムカつくな。 まあ、ぬいぐるみ的には、 喜ぶ所なのかねえ。へへ～んっ！ |
| 一松:人形 な、なんか・・・おそ松兄さんまで、 気持ちがぬいぐるみらしくなってきてない？ だ、だ、・・・大丈夫かな？ |
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