サムライ奇譚 怨の九十九「5話」
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| ー寺の中 |
| イヤミ:用心棒 入れ子の葛籠が6つ・・・。 入れ子という事は、 5つには何も入っていないざんすか。 |
| ダヨーン:虚無僧 ・・・そんな事はないんだヨーン。 |
| ダヨーン:虚無僧 お前は何か恐ろしい話を 知っているかヨン？ |
| イヤミ:用心棒 恐ろしい話ざんすか？ うっかり腐った魚を食べた時は 死ぬかと思ったざんすね！ |
| ダヨーン:虚無僧 腐った魚を食べたら お腹を壊して恐ろしい事になるのは 当たり前なんだヨーン！ |
| ダヨーン:虚無僧 この葛籠が欲しがっているのは もっと、当たり前でない 不思議で恐ろしい話だヨーン。 |
| チョロ松:異能サムライ ・・・・・・。 （じー・・・） |
| チョロ松:異能サムライ なんか話してる。 |
| トド松:異能サムライ ねえ、兄上まだ行かないの？ |
| チョロ松:異能サムライ 途中で入っていくの悪いかなあと思ってさ。 |
| 十四松:異能サムライ ねえねえ、なんか。 6つ子の剣士って言ってるよ。 |
| 一松:異能サムライ 俺達の事か？ |
| カラ松:異能サムライ よし、じゃあ出ていくなら今だな。 たのもう・・・ |
| （ばしッ） |
| カラ松:異能サムライ あだーッ！！ トドまーつッ！？ 兄に向って無礼な・・・ |
| トド松:異能サムライ 待って！何か見えそう。 |
| 《これは》 |
| 《これは、どこだ？》 |
| 《いつ？》 |
| トド松:異能サムライ うっ！！・・・はあ、はあ。 僕に視えるのは、先の事だけの筈だけど |
| トド松:異能サムライ 全く別の世界のようなものが視えたのは ・・・初めてかもしれない・・・ |
| カラ松:異能サムライ 大丈夫か！？トド松！ |
| （ザアアアアアアアアア・・・） |
コメント (異能サムライ「5話」)
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