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おそ松さんのへそくりウォーズ【ストーリー】非公式Wiki

サムライ奇譚 怨の九十九「11話」

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作成者: 空箱の中身
最終更新者: 空箱の中身
お父さん:剣客
 おーい。
お父さん:剣客
 おそ松はおらんのか。
トド松:異能サムライ
 兄上でしたら、ちょっと出てくると
 さっき出ました。
チョロ松:異能サムライ
 また・・・
 賭場になどへ行っていないと良いのですが。
カラ松:異能サムライ
 ・・・。まさか。
 兄上とて、さすがに懲りたであろう。
(ガタッ)
一松:異能サムライ
 噂をすれば。
十四松:異能サムライ
 あ!兄上だ!
 お帰りなさい!
おそ松:異能サムライ
 へっへっへ~ん!
 賽の目を・・・ちょいとな!
お母さん:剣客の妻
 これ!おそ松!
おそ松:異能サムライ
 賭場には行ってませんよお!
 ちょちょいと、ちょいと・・・・な!
お母さん:剣客の妻
 ・・・あら。
お母さん:剣客の妻
 こんな葛籠、
 うちにあったかね?
 何だろうね。封がしてあるよ。
カラ松:異能サムライ
 母上の嫁入り道具じゃないのか?
 そんなに大きな物があったのに、
 覚えていないとは・・・ふん?
カラ松:異能サムライ
 ・・・ずっと、「あった」と、思うぞ。
お母さん:剣客の妻
 ・・・そうかも知れないねえ。
 そうそう、あったあった!
 昔から。
お父さん:剣客
 全員揃うのを待っとったんだ。
おそ松:異能サムライ
 赤塚ヶ原の寺に
 誰か居るってぇ話なら・・・
お父さん:剣客
 ふむ。
お父さん:剣客
 ・・・・・・。
お父さん:剣客
 ・・・お前、「戻った」のか?
おそ松:異能サムライ
 なぁんだ、お見通しか。
 ちょちょいと、ちょいと・・・・だけね。
お父さん:剣客
 あまり、使うんじゃないぞ。
おそ松:異能サムライ
 寺には、ちょっと長い雨宿りの男が一人
 居ただけだ。
お父さん:剣客
 そうか。
 危ない者ではないのだな?
おそ松:異能サムライ
 まあ、少なくとも俺達、兄弟には
 無害なんじゃねえかなあ?
おそ松:異能サムライ
 ・・・もうすぐ、ここに飛び込んでくるから
 父上が直接本人に聞いてみりゃいいさ。
(バタバタバタバタ・・・!)
イヤミ:用心棒
 大変ざんす!大変ざんす!
 大雨と大風とおまけに大雪で
 寺が大火事ざんすーっ!!
お母さん:剣客の妻
 まあまあ、何事です?
おそ松:異能サムライ
 空を見てみろよ?
 晴れてるじゃねえか。
イヤミ:用心棒
 ・・・本当ざんす。・・・おかしいざんすね。
カラ松:異能サムライ
 夢でも見ていたんじゃないか?
 旅の者。
お父さん:剣客
 あんたか。
 古寺で雨宿りしていたというのは。
イヤミ:用心棒
 シェエエエエエエ!
 剣豪の松野摸摸具和斎殿では
 ござらんざんすか!?
お父さん:剣客
 いかにも。
イヤミ:用心棒
 拙者、そなたに稽古をつけてもらおうと
 こちらへ来る途中だったんざんす。
十四松:異能サムライ
 新しい生徒さんだね。
一松:異能サムライ
 ちゃんと月謝払えるのか?この人。
トド松:異能サムライ
 この人、光の国に居た人に
 なんだか似てる。
 木や家に沢山光がついてるんだよ。
十四松:異能サムライ
 へえ、「いつ」が視えたんだろうね。
猫(エスパーニャンコ:いつもの)
 にゃーん。
お父さん:剣客
 門下生になるのは構わんが、
 そのへんてこな言葉遣いは
 なんとかならんのか?
イヤミ:用心棒
 ・・・無理ざんすッ!
 コレが某(それがし)、伊矢見でござんす!
 シェエエエエエエ!
お父さん:剣客
 それでは、誰か相手になって
 差し上げなさい。
十四松:異能サムライ
 僕が相手になるよ!
お手並み拝見ーッ!
ー完ー
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