《ストーリーセットコーデ》旧き夢
旧き夢
完成報酬 | コーデギフトBOX (書中の蛍、夢枕の石、流光の詩、蛍光の詩、蓮と蛍の夜(背景)、30ダイヤ) |
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夏の夜の暖かい風が小川や垂れ下がった葉、漂い浮かぶ花、星や月光に吹き渡る。
夜風が秋葉の手にある手紙を揺らしている。手紙に並ぶまだあどけない筆跡からは、暮らしの些事や細やかな感動、たくさんの喜びが見てとれる。
秋葉は数年前の夜を思い出す。柔らかな光が彼女の手の中の書物を照らしていたが、彼女は書物に書かれているのとはまったく別の物語を秋梨に語った。
城内の一角にある狭く薄暗い家屋を自分で修繕した。何もなかった土地に草花を満たし、温かい光を放つ灯りも自分で吊るした。
秋梨はお話が気に入り、蛍を入れた瓶をその場に置いてそっと飛び跳ねる。微かな光も彼女とともに明滅した。あの情景を秋葉はっきりと覚えてはいないが、思い出すとなぜか嬉しくなった。
だが全ての物語には終わりがあり、王子と姫だろうが、魔女と悪竜だろうが、それぞれの結末がある。
秋梨も同じだった。
放たれた蛍は夜風に乗って飛び去った。希望の眼差しを一身に受けて家を後にする旅人のように。
結局一度も雲上から出たことのない姉とは異なり、秋梨は家を離れて、遠い遠い所へ行ってしまった。しかし、秋葉は永遠に秋梨の故郷なのだ。秋葉の心には、旅人の帰りを待つ小さな明かりが灯っている。秋梨のために、いつまでも消えることなく。
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