イベント【鈴蘭の星盗難事件簿】 エピローグ
最終更新日時 :
1人が閲覧中
 | |
 | |
| シベール | |
|---|---|
| ……あなた、どうしてこんな所にいるの？何か言いたいことがあるなら言いなさいよ。 | |
 | |
| ニキ | |
| 「鈴蘭の星」はあなたが盗んだんじゃないですか？ | |
 | |
| シベール | |
| フッ……何の証拠があって私を犯人扱いするのかしら？ | |
| ニキ | |
| ま、まだ「鈴蘭の星」は見つけていないけれど、あなたのやり方を知っているソフィアさんがきっと見つけてくれるわ。 | |
| シベール | |
| どういう意味！？ | |
| ニキ | |
| 開会式の停電もあなたが事前に仕組んだんでしょう？収蔵庫を調べたら、ヒューズに細工された痕跡があったわ。 | |
|  |
| モモ | |
| ソフィアにはお見通しだよ！その細工でヒューズを焼き切ったんだ。開会式が最高潮になった時、予定通り停電するようにスピードも計算した上でね！ | |
| |
| シベール | |
| ……でも、私は被害者なのよ？ネックレスはどこかへ消え、私は突き飛ばされ、ヒールが折れて足をくじいたの。これは全て本当に起きたことよ。 | |
 | |
| ニキ | |
| それがあなたの狡猾なところね。あなたは自分を傷つけることで同情を買って、悲鳴やすすり泣きで注意を引きつけたのよ。 | |
| |
| シベール | |
| 私はただのモデルよ。あなた、何を言っているの？ | |
| ニキ | |
| あなたはケガをしたことで、疑うべき対象から外れた。取り調べを受けるまでの間、あなたの周りに疑わしい人は何人もいるもの。 | |
| シベール | |
| なら、その人たちを疑いなさいよ。 | |
| ニキ | |
| 暗闇になった後、不意に光ったフラッシュを覚えているかしら？記者のカメラは当時「鈴蘭の星」を一番簡単に持ち去れた人物の姿を捉えていたのよ。 そして周囲が暗闇で呆気にとられていた時、あなたは悲鳴をあげて観客を混乱させた。「鈴蘭の星」を隠す時の物音を誤魔化す必要があったからよ。 | |
| シベール | |
| でも、私がどうやって「鈴蘭の星」を持って会場の外に出たと言うのよ？ | |
| ニキ | |
| あなたとソフィアはファッションショーのフィナーレを争っていたのに、あなたは自分から諦めた。気の強いあなたがそんなことするなんて思えない。 | |
| |
| ニキ | |
| 恐らく、最初から暗闇の中で「鈴蘭の星」を持って姿を消そうと思っていたんでしょう？あなたなら三分もあれば靴を脱いで会場から姿を消せるもの。 | |
| |
| シベール | |
| フッ……あなたの推理はお見事だけど、私は確かに転んだのよ。だから、あなたの推測は成り立たないわね。 | |
| ニキ | |
| 確かにあなたは転んだわ。観客が予想外に静まり返っていたから、あなたは会場を騒然とさせるしかなかったの。そして大胆にも、被害者に扮した。 照明がついて、ネックレスは首から消えていた。あなたは最初に会場を出たわけではないけれど、ケガという大義名分で会場から出て行けたわ。 最初に出て行ったスタッフや、近くに居た手品師のことも疑ったわ。それからあなたを追い掛けて一緒に出て行った不思議な男も疑った。 でも、スタッフは記者のカメラに写っていたし、手品師は動いていないし堂々と全ての取り調べを受けていた。そして、あの不思議な男は……。 | |
| |
| モモ | |
| 彼は単独行動をしていて、誰とも一緒に居ないんだ。きっと「鈴蘭の星」が何かも知らないよ……。 | |
| |
| ニキ | |
| 彼も完全に白というわけではないけれど、あなたのところで「鈴蘭の星」を見たという噂と、ソフィアさんとの話ではっきりと分かったわ。 彼らの行動は停電による予想外の事だけど、あなたの身に起こった予想外の事は多すぎるわ。多すぎて、繋ぎ合わせると一つのショーになりそうね。 | |
| シベール | |
| ……デタラメよ。たかが宝石のネックレスじゃない。どうして私がそんな面倒なことをする必要があるのよ。 | |
| ニキ | |
| あなたとソフィアの競争はショーモデルのような単純なものではないんでしょう？あなたは「鈴蘭の星」で何かを証明したかった。違いますか？ | |
| |
| モモ | |
| さっきソフィアから連絡があったよ。今シベールの泊まってる場所で「鈴蘭の星」を見つけたって。 | |
| |
| シベール | |
| 分かったわ……どうやらもう逃げられそうにないわね。 | |
| |
| ニキ | |
| それで、どうして「鈴蘭の星」を盗んだんですか？ | |
| シベール | |
| 貴重であるほど、手に入れるのが難しいほど、人の注意を引けるのよ。私は一族に自分を証明したかったの。「鈴蘭の星」は単なる「供え物」よ。 | |
 | |
| ニキ | |
| あなた……。 | |
| |
| シベール | |
| 私は私、よ。あなた、私のサインが欲しいんじゃなかったの？これをあげるわ……あなたの度胸を褒めてあげる。今回はあなたの勝ちよ、名探偵ニキ。 | |
コメント (イベント【鈴蘭の星盗難事件簿】 エピローグ)
新着スレッド(【速報】ミラクルニキ攻略アンテナ)
