イベント【空の境 心の海】 砕ける夢
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| あらすじ | |
|---|---|
| 世界は死んだように静まり返り、本性を剥き出しにする。夢の中で冷たい態度をとる彼女の姿は、良く知る姿をしていた……。 | |
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| (静寂が訪れる) (まるで静かな夜のようだ。風もなく星が降ってくるかのような) (だが今は昼間だ。しかも、窓の外に白く積もる雪で明るい。けれど雪の降る音は聞こえなかった) | |
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| ニキ | |
| ポポ……どうしたの? | |
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| (ポポの手から切り絵とハサミが机の上に落ちた。ポポは顔を上げると、ニキをじっと見つめる) | |
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| (その目つきはまるで別人だった) | |
| (ポポの周囲にいたモモ、サクラ、エリス、リンレイ、みんなの動きが止まり、体にまだらの光や奇妙な色が現れる) | |
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| ニキ | |
| 何が起きたの……どういうこと!? | |
| (ポポはゆっくりと立ち上がると、ニキに一歩ずつ近づいてきた) | |
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| (周囲の全てが、溶けるように剥がれ落ちていく。彼女たちの姿も次第に消えていった) | |
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| ニキ | |
| 待って!モモ、サクラさん、エリス、リンレイ!……みんな幻覚なの!? | |
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| (ついに部屋は溶けてなくなり、虚無の中にニキは放り出された。ポポが目の前まで歩み寄ってくる) | |
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| ポポ | |
| これは夢。 | |
| (ポポは感情の読めない表情をしていた。まるで目の前の奇妙な出来事をすべて把握しているかのように) | |
| ニキ | |
| ポポ……どうしたの? | |
| (ニキは手を伸ばそうとして躊躇う。まるでポポではない別人のように思えたからだ) | |
| ニキ | |
| ……一体何が起きているの? 夢って……どういうこと? | |
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| ニキ | |
| ここ数日の出来事、サクラさん、エリス、リンレイ……みんな夢だったの? | |
| ポポ | |
| 黙りなさい。 | |
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| ニキ | |
| ……え? | |
| (その冷淡な声に、ニキは我が耳を疑った。背筋に走る悪寒は錯覚などではない) | |
| ポポ | |
| 私はこの滅びようとする世界で、お前たち愚かな人間を救おうとしている。それだけ分かれば十分よ。 | |
| ニキ | |
| 滅びようとする世界!?それって……マーベル大陸のこと!? | |
| ポポ | |
| 身の程をわきまえていれば、最悪の結末は免れたかもしないのに。 | |
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| ニキ | |
| ……どういう意味? | |
| ニキ | |
| (ポポはニキをちらりと見やった。ニキが見たことのない、捉えどころのない眼差しだ) | |
| ポポ | |
| マーベル大陸にとって、お前は部外者だ。何かを変えることなんて出来やしない。 | |
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| ポポ | |
| この美しい夢の方が、お前の望みではないのか?それをなぜ破壊しようとする? この世界は私が救う。お前は、永遠に美しい夢を見続けるがいい。 | |
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| (言い終えると、ポポは踵を返して立ち去ろうとした。ニキは思わず駆け寄って彼女にしがみついく) | |
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| ニキ | |
| 待って! あなた……ポポじゃないでしょ!? | |
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| ニキ | |
| ポポに何をしたの!彼女は無事なの? | |
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| (ポポはわずかに眉をひそめて深く息を吐き出すと、ニキの手を振りほどいて向き直った) | |
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| ポポ | |
| ……それを知る必要があるのか? | |
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| ニキ | |
| 当たり前でしょ!ポポが無事なのか知りたいに決まってる! 私の大切な友達なの。あなたに手出しさせないわ! | |
| (ポポの目元に何かが光った。手で額を押さえ、ニキに背を向ける) | |
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| ニキ | |
| (……ポポ、どうしちゃったの?) (苦しそうにしてる……) | |
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| ポポ | |
| ニキ……逃げて……。 | |
| (ポポは振り返った。その顔はニキが知るかつてのポポの顔だったが、ふたりの距離が縮まることはなかった) | |
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| ニキ | |
| 逃げる?どこへ? | |
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| ニキ | |
| 待って!ポポね?今のあなたはポポなんでしょ!? | |
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| ポポ | |
| ……こいつは、夢であらゆる人間を操ろうとしてる奴なの。だから、早くここから逃げて! | |
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| ニキ | |
| 操るって一体……ううん、それよりポポ、一緒に逃げよう! | |
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| ポポ | |
| だめ、あたしは……ニキ、早く!もう間に合わない! | |
| (ポポはニキを振り払うと、指で宙に見えない線を描いた。すると背後の虚空が一瞬で切り裂かれ、ニキは真っ逆さまに落ちていく) | |
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| (直後、ポポは何かに引っ張られるように、苦しそうに頭を抱えて地面に倒れ込んだ) | |
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| ニキ | |
| ポポ!! | |
| (ニキは手を差し伸べるが、何も掴むことはできない) (落ちていく間際に、ニキはポポが拳を握りしめるのを見た。そして、夢の空間はすぐに塞がってしまった) | |
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| ポポ | |
| 無駄だ……お前たちがどうあがいても、無駄だ! | |
| (体内にいる『何か』はポポの抑圧を振り切り、再び虚無の中の黒い霧のような、不気味な眼差しに戻っていた) (それが、ニキの見た最後の光景だった) | |
| 夢は、砕け散る。 | |
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