ショコラソムリエソリッド
1/26~2/8
第一回スペボスバレンタイン8位 チョコ411個
キザなショコラソムリエ ソリッド
いらっしゃいませ、ショコラ・ド・ウルーへようこそ。
ふふ、ただ見ていただけ・・・？そんなこと言わずに、試食はいかが？可愛い仔猫ちゃん。
俺はショコラソムリエのソリッド。以後、お見知りおきを。
とにかく、外は寒いし中に入ってゆっくりしていって欲しいな。
さぁ、どうぞ仔猫ちゃん。ガラスケースの中をのぞいてご覧、どのショコラも輝いているでしょ？
この子たちは恋する乙女を幸せにするために生まれたんだよ。
おや、その顔は・・・何か悩んでいることでもあるのかな？ふふっ、可憐な乙女のことならなんでもお見通しさ。
ぜひ俺の店のショコラを選んで君には幸せになって欲しいな。
仔猫ちゃんの名前は・・・ああ、○○○（プレイヤーの名前が入る）というんだね？素晴らしい響きだ。
ショコラには本当にいろいろな種類があるんだ。ミルクにホワイト、ブラックにビター・・・○○○（プレイヤーの名前が入る）はどんな味がお好みかな？
俺のオススメはボンボンショコラ。口に入れた瞬間、きっと君も笑顔になるよ。
ガナッシュにコンフィチュール、ジュレ・・・ショコラと合わさることで、いろんな顔を見せてくれる。
ころんと丸いトリュフは口の中に入れるとトロリと溶けて、全身を幸福で包んでいくよ。君が欲しいショコラはどれかな？
おや？浮かない顔だね。そうか・・・プレゼントを渡すかどうか、ずっと悩んでいるんだね？
俺からひとつ、アドバイスするなら・・・悩むくらいなら、贈らないほうがいいのかもしれないってことだね。
バレンタインは乙女たちの戦争の日だからね・・・そんなふうに悩んでいる間に、他の子に先を越されてしまうよ？
だから・・・悩んでいる時点で、君は他の子から一歩遅れているんだ。
俺はね、勝てない勝負はしない主義なんだ。だから君も悩んでいるくらいなら諦めたほうがいい。
おや？急に瞳に炎が宿ったね・・・？とても美しい・・・まるで強く真っ赤に咲く薔薇のようだ。
ああ、意地悪を言ってごめんね。君を傷つけるつもりはなかったんだ。
ただ・・・君には、後悔だけはして欲しくなかったから・・・ふふ、可憐な乙女の涙は誰だって見たくはないだろう？
どうしてそう思うのかって？それはね・・・ふふっ、いたって簡単なことだよ。
この店の前で真剣な顔をしていた君なら、きっとプレゼントをあげたほうが後悔しないと思ったから・・・。
だからね、俺は君がプレゼントを贈りたくなるよう仕向けたのさ。そのほうがいいと、俺は考えていたから。
今まで君のようにうちの店をのぞきこんできた仔猫ちゃんはたくさんいたんだ。
彼女たちはみんな悩んでいたけど、一生懸命にショコラを選んでいたよ。
瞳をキラキラと輝かせて、宝物みたいにショコラを見つめて・・・。
俺はそんな純粋すぎる彼女たちの想いに胸を打たれたものさ。
うちのショコラは強い願いを持つ人の背中をそっと押してくれるんだ。
毎年バレンタインからしばらくすると、喜びに満ちた可憐な乙女たちからお礼の手紙が何通も送られてくる。
甘いショコラも苦いショコラも、みんな乙女たちの味方だから、安心して身を任せて欲しい。
えっ？キザだと思ってたけど、案外真面目だって？ふふっ・・・よく言われるよ。
ショコラに関しては、どうしても気が抜けなくなってしまうからね。
俺にとってショコラは大事な家族、恋人、友達・・・それらをすべてあわせた存在だから。
さて、君の迷いを断ち切る運命のショコラはどれかな？
タブレット、キャレ、オランジェット・・・試食をして、じっくりゆっくり考えてね。
ああ、それにするんだね？いいセンスだ。きっと贈られた相手も大喜びするよ。
大丈夫、ラッピングも完璧に仕上げるから任せておいて。
箱とリボンの色、こんな感じでどうかな？ふふっ、気に入ってくれた？
はい、完成。素敵でしょ？きっと贈られた人も今の君みたいに感動してくれるよ。
まだ緊張した顔、してるね。大丈夫だよ、この俺が自信を持ってすすめたショコラなんだから。
お礼を言ってくれるんだ？こちらこそ、お買上げありがとうございます。
ショコラは誰かに買われないと、その本領を発揮できないからね。
君みたいな可愛い子に買われたショコラはきっと喜んでいるよ。
ショコラと君の大切な想い・・・溶けないうちに、どうかしっかりと贈り届けてあげてね。
そうだ、これはおまけ。ミルクに溶かして飲む棒付きのショコラだ。凍えた心もあっという間に甘く溶かしてくれる。
贈り物を渡す前にこれを飲んで、心を落ち着かせるといい。
本当は・・・君からのショコラ、俺も欲しかったんだけどね・・・。
えっ？ふふっ、冗談さ。気にしないで？きっと北風のいたずらじゃないかな？
ぜひまたうちの店に、甘くて美味しい夢を見に来て欲しいな。
あわてんぼう見習いショコラティエ シエル
おわっと！？あっ、お客様！い、いらっしゃいませ・・・てへへ。
ショコラ・ド・ウルーへようこそ！すみません、ちょっと転んじゃって・・・。
今日はどんなショコラをお求めですか？
あの・・・僕、見習いショコラティエのシエルって言います！
ショコラのことで聞きたいことがあったらなんでも聞いてくださいね！
他のショコラティエ・・・ですか？先輩たちはバレンタイン前で忙しくて、今日は僕ひとりで店番なんです。
プレゼント用のショコラをお探しでしたか！ふむふむ・・・。
お店をハシゴしても、なかなかイメージに合うものがなかったんですね？
ええと、あなたのお名前は・・・○○○（プレイヤーの名前が入る）さん、ですね？
僕がスペシャルな特製ショコラを○○○（プレイヤーの名前が入る）さんのためだけに作ります！いや、ぜひ作らせてください！
まだ見習いですけど、腕には自信があるんです。
わぁっ！ありがとうございます！僕、一生懸命作りますね！
じゃあ、完成するまでの間、そこの喫茶スペースにどうぞ。
お店で人気のショコラをいくつか選んだので、試食しながら待っていてください。
さぁーて！さっそく作業に取りかかるぞっ・・・！
よいしょっと・・・うわっ、わわわわっ！？
あ、あはは・・・すみません、うるさくして・・・ちょっと、調理器具が落っこちそうになっただけです！
え？いやいや！大丈夫ですよ！僕、ちょーっとだけドジって言われますけど、全然平気です！
僕が作ったショコラ、評判いいんですよ！ひと口食べてもらえばきっと納得してもらえますので！
ふぅ、よし・・・次こそは・・・うわっ！？なんだこりゃあっ！
えへへ・・・平気！何も問題ないですので！○○○（プレイヤーの名前が入る）さんはゆっくり座っていてください！
えっ・・・？心配で座ってられない？
うぅっ、僕が未熟なせいで・・・すみません・・・
でも、信じて待っていてくれませんか？きっと美味しいショコラを作りますから！
ありがとうございます！そう言っていただけると、ショコラティエ冥利につきます・・・。
よーし・・・今度こそ絶対に失敗しないぞー！
ホワイトチョコを型に入れて温めて、と・・・その間に別の作業をしていくぞ！
どんなショコラができあがるかは、完成してからのお楽しみですよー。
ふんふふんふーん！とっても美味しいショコラになりますようにー！
さて、と・・・次は・・・あっ！？
ああっ、ど、どうしよう・・・！やっちゃったぁ・・・。
えっ、ええと・・・僕、他の作業で頭がいっぱいになって、すっかりホワイトチョコのこと忘れてて・・・。
高温のまま、型に入れて放っておいたら、ホワイトチョコがブロンド色に・・・うぅっ、どうしよう！もう一回、やり直しかぁ。
あぁ、これは違うんです！あっ、いててっ！？あいたた、スネをぶつけちゃったよ・・・。
もったいないから、ちょっと食べちゃおうかな・・・もぐもぐ。
あれっ・・・？このブロンド色のチョコ、キャラメルみたいな味がして凄く美味しい・・・
はっ！そういえば・・・ブロンドチョコって、ホワイトチョコを高温にして作るショコラがあったっけ！
あはは、結果オーライだけど、とっても美味しくなる予感がする！
お騒がせしちゃってごめんなさい・・・！あともうちょっとだけ待っていてくださいね。
さぁ、できあがりです！○○○（プレイヤーの名前が入る）さん専用特製ショコラ！
どうですか？お口に合いますか・・・？
よかった！そんなに笑顔で喜んでくれるなんて！僕のほうが感動しちゃいます！
実は・・・僕だけで作ったショコラをお客様に食べていただくの、今日が初めてで・・・。
食べてもらっただけじゃなくて、美味しいと言ってもらえて、凄く嬉しくてしょうがないです！
あの、本当にこの僕が作ったショコラを贈り物にしてくれるんですか？
わぁ・・・夢みたいだ。○○○（プレイヤーの名前が入る）さん、ありがとうございます！
大切に包装していきますね！どの色のリボンがいいかなぁ・・・あわわっ、すみません！リボンがそっちに転がっちゃって・・・！
はい、ラッピングも完璧に仕上げましたよ！
きっと贈る相手も大喜びしてくれると思います！えへへ・・・。
ご来店、誠にありがとうございました！また絶対にいらしてくださいね！
癒しのオーナーパティシエ ケーベル
いらっしゃいませ、ショコラ・ド・ウルーへようこそ。
お客様、なんだか少しぐったりなさっていますね・・・？
ああ、今の時期のチョコレート売り場は戦場ですからね。
そうだ、うちの店で少しだけ休んでいきませんか？今、メニューをお持ちします。
お茶をするつもりはなかった・・・ですか？
すみません。お疲れのようだったので、休まれたほうがいいと思いまして。
うちはショコラ専門店ですが、喫茶スペースにも力を入れているんです。
オススメは期間限定のショコラパフェですよ。
ふふっ、承りました。ではお待ちの間、紅茶をどうぞ。
ショコラパフェー・・・ショコラとアイスと生クリームーのマリアージュ・・・！
あ、すみません！キッチンに立って作業していると、自然に歌っちゃうんです。
癒されますか・・・？自分ではよくわからないけど・・・よく言われます。
バレンタインの期間はうちも大忙しなんですよ。
ガラスケースの中に置いてあるショコラは全部予約済みなんです。
だからちょっとお店も暇になってたりして・・・。
ああ、ガラスケースの中身を見て来店してくださったんですね、すみません・・・！
せめてものお詫びに、フルーツをサービスしますね。
真っ赤で甘酸っぱいいちごは、ショコラとの相性もいいんですよ。
バレンタインは普段食べられない、いろいろなチョコレートが手に入るのが嬉しいんですよ。
ショコラティエたちが腕をふるって技巧をこらしたものを出してくるから、勉強になります。
ああ、すみません・・・お客様はショコラを買えなかったんでしたね・・・。
まずはこのパフェを食べて、少しでも元気を出してください。
ふふっ・・・魔法みたいにあっという間にできあがった・・・ですか？パティシエは魔法使いですからね。
それでは、魔法の仕上げといきましょうか。
冷たいアイスの上に、熱々にしたショコラをかけて・・・。
仕上げは特別に取り寄せた洋酒・・・そこに火をつけると・・・！
驚きました？でも、綺麗な炎だったでしょう？
あなたの笑顔が見たくて、つい魔法を使っちゃいました・・・なんてね？
さぁ、召し上がってみてください。お味はいかがですか？
このパフェには、お客様を笑顔にする魔法を込めたんです。成功してよかった！
『こんなふうに人を幸せにするショコラをあげたい』・・・ですか。
そう仰っていただき、光栄に思います。
誰かを幸せにするお菓子を作れたときって、自分まで幸せになりますよね。
紅茶のおかわりはいかがですか？
全部残さず召し上がってくださったんですね！ありがとうございます。
そろそろお帰りですね。少々お待ちください。今度いらっしゃるときには、ぜひガラスケースの中のショコラも試食してみてくださいね。
本当に、在庫を切らしてしまっていて申し訳ありません・・・ああ、でもパフェで少しでも元気を出していただいたようで、よかったです！
バレンタインシーズン以外なら、在庫もしっかり確保できますのて・・・！
もちろん、喫茶スペース目当てで立ち寄ってくださるのも大歓迎ですよ。
期間限定パフェ、また新しく素敵なメニューを考えているので、ぜひ召し上がっていただきたいです！
ああ、つい引き止めてしまって申し訳ありません。
こちらおつりとレシートになります。ご確認くださいね。
ふふっ・・・気づきましたか？それは僕からのちょっとした贈り物です。
今の時期だと、どこもショコラは売り切れが多いでしょうから・・・。
秘密のショコラレシピです。門外不出なので、取扱注意ですよ！
きっとお客様も、誰かを幸せにするショコラを作れますよ。
わからないことがあれば、またこのお店に気軽にいらっしゃってください。
作ってみた感想も教えてくれたら嬉しいです。
お菓子を作るとき、パティシエじゃなくても、みんな魔法を込めていると思うんです。
お客様の魔法が、実を結ぶように・・・僕も祈っていますね！
