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巡り会う恋人ロメオ

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6/13~6/27

第二回スペボスバレンタイン 2位記念イベント

前回→冥府の恋人ロメオ


微笑む令嬢は、こちらのページを参考にして下さい→さまよう肖像エリーゼ

今回のセリフは、弱、中、強BOSSすべて同じです。非常に長いです。

おまけにランキングのボーダーも、通常と比べてかなり高い。攻撃特化のSSR+武器の影響もありますね。


あらすじ

向こうからやってくるのはもしかしてロメオさん!?

…なんで初対面のような挨拶なんですの??



巡り会う恋人ロメオ

運命の恋人ロメオ

切愛の恋人ロメオ

わあ!綺麗な人!天使?ねえ、君どこから来たの?俺はロメオって言うんだけどさ……。

あれ、どうしたの?……何か、怒ってる?

ふふ。冗談だよ!俺が君みたいな綺麗な人のこと、忘れるわけないでしょ?

ねえ、俺の名前を呼んでよ。

……なんで呼んでくれないの?照れてるの?まだ……怒ってるの?



迎えに来たよ。さあ、俺と堕ちよう。

本当さ。嘘じゃないよ!

ずっと君が恋しくてたまらなかったんだ。ようやく迎えに来られて嬉しいよ。

今回は雪が降らなかったね。

また……君と一緒に季節外れの雪を見たかったな。



実は探しものをしに、ちょっと前からこの世に来ていたんだ。

探しものは何かって?ふふ、秘密だよ。

いずれわかるから、それまで楽しみにしていて。

でも、また会えるなんて奇跡だよね。

……奇跡なんて言葉、軽々しく言わないで欲しい?



ごめんね。でも俺にとって君との再会は奇跡そのものだから。

ねぇ、そんなことより君……ますます綺麗になった?

からかってなんかいないよ。本気でそう思ってるよ。

前にも言ったよね。俺は君に恋をしていた、だから君より綺麗な人なんているはずなかったんだって。

……どれだけ俺がこの再会する日を夢見ていたか。君は知らないでしょ?



門番の仕事?大丈夫、休暇を取ったから。

だから、しばらくはこっちの世界で君といられる。

どこに遊びに行こうか。行列ができる人気のアイスを食べに行こうか?

あ、前に一緒に見た映画の続編が出てたね。あの二人はあれからどうなったのかな、気になるね。

それとも……隣町の美術館に「微笑む令嬢」を見に行く?



ふふ、微笑む令嬢は君がいるからいいか。

……こうして君の隣を歩いているだけで、胸の奥から幸せな気持ちが溢れてくるよ。

相思相愛って、こんなに幸せなことなんだね。

え?相思相愛じゃない?こんなに自然に手をつないでいるのに?

いててっ!冗談だよ。手を離さないで、お願い……ふふ、ありがとう。



ああ、見て。君に似合いそうな服がショウウィンドウに並んでいるよ。

君ならなんでも似合いそうだけど……一番似合うのは……白いタキシードを着た俺の隣に並ぶ、純白の君……。

ふふ。ちょっと願望が過ぎたかな?……でも、本音だよ。

照れている君も可愛らしいね。

次はどこへ行こうか?喉は渇いていない?喫茶店でお茶をするのもいいね。



え?俺、いつもよりおしゃべりに見える?……ふふ、君にはかなわないなぁ。なんでもお見通しだね?

……ねぇ、君は……嘘つきは嫌い?

実は……休暇を取ってここへ来たっていうのは嘘なんだ。

もう絶対に嘘はつかない。だから……許してもらえないかな?これは誓って嘘なんかじゃないよ。

……門番を辞めてきたんだ。だからこれからは、ずっと君といられる。



君があの世に来るんじゃなくて、俺がこっちへ来ればよかったんだよね。

どうしてもっと早く気づかなかったんだろう。

そうすれば君に焦がれて胸が痛くなることもなかったのに。

だけど……いいんだ。

今は神に感謝したいくらいなんだから。



冥府の俺が神に感謝なんておかしいかな?

でも仕方ないよね。俺にこんな素敵な機会を与えてくれたんだから、感謝せずにはいられないよ。

何の機会って?……これを君に渡す機会だよ。

驚かせちゃったかな?……指輪。ずっと君に贈りたいと思っていたんだよ。

俺さ、やっとわかったんだよ。俺は君のために生まれてきたんだって。



君を幸せにするために生まれてきたんだって。

これからの俺の命を君のために尽くさせてほしい。

この指輪を君が受け取ったら……俺たちはずっと一緒だよ。

君と笑ったり泣いたりしながら歳を重ねていけたらどんなに幸せなんだろう。

死が二人を分かつまで……いや、死だって二人を離すことはできない。



もし……俺が魔王だったとしても、別れることはできなくなる。

はは、冗談だよ。

さぁ、手を出して?

……その涙は何の涙?

……あ、雪……このタイミングで降るなんて皮肉だな。



冷えてきたから、もっと俺の側に来て。

……ごめんね。俺が甘かった。

この雪は、冥界が開いた印だ。

ああ、死者の冷たさを感じるよ。こんなにも追手を送ってくるなんて、俺もずいぶん偉くなったんだね。

俺は……君と一緒にいるために、すべての仕事を放棄してここへやってきたんだ。



君なしの人生なんて、意味がないと思ったからね。

君が綺麗でいるこの瞬間をともに過ごしたい、君と一緒に歳を重ねたい……そう思ったから……。

俺は……なんて勝手なんだろう。

また俺は……君を失ってしまうんだね……。

あのとき、あんなにも別れてしまたったことを悔やんだのに!



こんなに苦しいのは、生まれて初めてだよ。

こんなことなら……俺たち、出会わなければ良かったのかな?

君と別れると考えただけで、身も心も引き裂かれそうになるよ。

「この時間は無駄だった?記憶を消したい?」って?ふふ、いい質問だね。

君との記憶がなくなってしまえば……俺の人生は無意味になってしまうだろうね。



この先どんなにつらくても、こんなにも大切な記憶を消したいとは思わないよ。

ああ……君を永遠に胸の中に閉じ込めてしまいたい!

っ……この胸の中のぬくもりを……ずっと、手放したくない……。

雪が二人を隠すまで……こうしていてもいいかな?

……残念だけど、雪が止んだみたいだね。



これ以上君といたら……迷惑がかかってしまうね。

お別れだよ。俺はそろそろ行かなくちゃいけない。

「逃げよう」って……俺と逃げてくれるの?

……できないよ、君に苦しい思いをさせるのは嫌だ。

……わかった、ありがとう。そういえば、まだ君からプロポーズの答えを聞いてないしね。



この世の果てから冥界まで、君とならどこまでも堕ちていけるよ。

……懐かしいな。この浜辺を一緒に歩いたこと、覚えてる?

真っ白なキャンパスみたいな砂浜、相変わらず綺麗だね。

君の綺麗さと比べたら負けちゃうけど……なんてね。

前にも言ったけれど、君もせっかくなら水着を……いててっ!う、嘘だよ、ごめん!



いや、完全に嘘ってわけでもないんだけどね……あいたたっ!ごめん、ごめんってば!

あれ?どうしたの。そんなに不安そうな顔をして……。

「こんなにのんびりしてていいの?」って?

ああ、噂をすれば……追手が来たみたいだね。

……いいんだ。抵抗をするつもりはないからね。



一緒に逃げてたら、君への被害が大きくなってしまう。

ごめん。こうするしかなかったんだ。また……嘘をついてしまったね。

綺麗な嘘だったら、許してくれるよね?

いたたた……怒ってくれて嬉しいよ。それだけ本気だったってことだもんね?

俺?さぁ……捕まったら、どうなるんだろうね。



俺のことまで心配してくるれるなんて、君はなんて優しいんだろう。

どんな犠牲を払っても一緒に逃げようって……君から聞けて俺は幸せだよ。

……そうこうしているうちに、どうやら囲まれたみたいだね。

追手の皆さん、ちょっと待って。

俺はどうなっても構わないから、この人は傷つけないでほしいんだ。



……無理だって?

それなら、俺が死力を尽くしてみせるけど構わない?

きっとこの海が真昼でも夕日の色に変わるだろうね。

……わかってるよ、どうすればいいかは。ちょっとだけ、希望を持ちたかっただけなんだ。

ねぇ、君と俺と……二人ともが幸せになれる方法がひとつだけあるんだ。



それは君の記憶から俺を消すこと。

そうすれば君も傷つけられなくてすむ。

俺も君が傷つけられずにすんで幸せってわけだよ。

大丈夫、君が忘れても……俺はずっと君のことを覚えているから。

たとえ光を奪われても君のまぶしい笑顔は俺の中で輝き続ける。



たとえ声を奪われても君のやわらかな声は俺を深く包んでくれる。

追っ手の皆さん。囲んでいてもいいから、お別れの時間くらい……少しだけ後ろを向いていてもらえないかな?

……ありがとう。

あ、雪か……。

キラキラと光を反射して……とても綺麗だ……。



冥界が開いたわけでもないのに季節外れの雪……誰かが俺たちの最後のために降らせてくれたのかな。

これなら奇跡って呼んでもいいよね?

ねぇ、君は覚えているかな?

前に別れを告げたときも、こんなふうに雪が降っていたね……。

海に雪が降っていく……いつまでも見ていたいくらい素敵だ。



聞きたかったな……プロポーズの返事。

指輪は君にプレゼントさせてほしい。俺から君への最後の贈り物だよ。

どうやって記憶を消すかって?ふふ、大丈夫だよ。全然痛くないから。

ああ、でも……もしかしたら、少しだけ……心が痛むかもしれない。

もしかしたら、痛みとともに……甘くて切ないレモンの味がしたりしてね。



怖くないよ。さぁ、目を閉じて……。

(……ああ、君の心が俺の中へ流れ込んでくる……愛おしい温かさだ。)

(この柔らかくて温かな感触と涙の味と……。)

(俺は決して忘れないよ……君の記憶がなくなったとしても……。)

(このまま……このまま時が止まればいいのに……。)



……君、こんなところでボーっとして、大丈夫?

……ねぇ、俺の名前を呼んでみて?

「わからない」か……。

そうだよね。急に変なことを言ってごめん。当たり前だよね。

君と僕は……ここで初めて会ったんだから……ね?



……え?どうして泣いてるのかって?

あれ、おかしいな……さっきまで泣いてなんていなかったはずなのに……。

君も……泣いているよ?

綺麗な君に悲しみの涙は似合わないよ。ほら、ハンカチをどうぞ。

なんで「悲しみ」の涙だってわかるのかって?それはそうだね。決めつけてごめんね。



ふふ、おかしいね。初対面なのに、突然二人して泣き出すなんて。

落ち着いた?……うん、俺も……もう大丈夫だよ。お気遣いありがとう。

……君の持ってる指輪?さぁ、俺は知らないな。

じゃあ……もう二度と会うことはないだろうけど。

体に気をつけて……さよなら……。



……あぁ、この漆黒より深い闇に閉じ込められてどれだけ時間が経ったんだろう……もうこの声はあの人には届かない。

……あいしてるよ、○○○(プレイヤーの名前が入る)。

……愛してる……ロメオ。



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