3. カードの種類
目次
1. 総則
2. カードとトークン
3. カードの種類
300. 総則
300.1
カードの種類には、オブジェクト、人事、Tale、Incident がある。
301. オブジェクト
301.1
オブジェクト・カードは、ゲームの開始時点ではそのクラスに応じたサンドボックスに配置される。
301.1a クラス欄が Safe、Euclid、Keter でないオブジェクトは、自身の効果によってどのサンドボックスに配置されるかが定義されている。
301.2
何らかのオブジェクト・カードをサイト上に置くことを収容違反すると呼ぶことがある。収容違反する事ができるのは、オブジェクト、サンドボックスである。トークンが配置されることは、収容違反ではない。
301.2a オブジェクトを収容違反するとは、そのオブジェクトを該当するサンドボックスから自身のサイト上に表 向きで置くことである。
301.2b トークンを収容違反するとは、単にトークンを生成してサイト上に置くことである。トークンがサンドボッ クスを経由することはない。
301.2c いずれかのサンドボックスを収容違反するとは、そのサンドボックスの一番上にあるオブジェクト・カ ードを自身のサイト上に表向きで置くことである。
301.2d これらの方法によってサイト上に置かれたオブジェクトは収容違反したと扱われる。
301.2e 何らかの効果によってオブジェクトが直接サイト上に置かれても、「収容違反する」という語で明示的に示されない限り、収容違反された/したとはみなさない。
301.3
コストと確保力はオブジェクトのみが持っている特性である。
301.3a コストはそのオブジェクトがサイトに与える負荷を意味しており、自身のサイト上のオブジェクトのコス トが合計で 7 以上になったとき、そのプレイヤーは敗北する(rule 104.2a 参照)。
301.3b 確保力はそのオブジェクトの攻撃力を意味しており、クロステストを行った際に対象のサンドボックス に与えるダメージの総量である。 各オブジェクトはコントローラーのターンに 1 度だけ、サンドボックスにクロステストを行うこ とができる。
302. 人事
302.1
人事カードはこのゲームにおけるプレイヤーのアバターを意味している。ゲームの開始時点で人事領域に配置されており、ゲーム中は通常表向きのままである。
302.2
通常、人事カードは何らかの効果を持っており、複数持っている場合もある。
303. Tale
303.1
Taleカードはゲームの開始時点でTale領域に裏向きで配置される。
303.2
Taleカードの文章欄には、通常一番上に発現するための条件が書かれているとともに、起動効果を最低 1つ持つ。
303.3
プレイヤーは、自身のターン中のクロステストを行う前、かつ連鎖が空であるときに、書か れた条件を満たしている場合のみ Tale を発現することができる。発現された Tale は連鎖に置かれ、その後解決される(rule 105 参照)。
303.4
Taleを解決するときは、その効果に書かれている行動を順番に行い、その後 Decommissioned領域に置く。
304. Incident
304.1
Incidentカードはゲームの開始時点でTale領域に裏向きで配置される。
304.2
Incident カードの文章欄には、通常一番上に発現するための条件が書かれているととも に、誘発効果を最低 1つ持つ。
304.3
プレイヤーは、自身が優先権を持っているときに、書かれた条件を満たしている場合のみ Incidentを発現することができる。発現されたIncidentは連鎖に置かれ、その後解決される(rule 104 参照)。
304.3a 通常、Incident の発現条件は「~時」という形で書かれている。こうした Incident の発現は、誘発効 果の発現と同様に取り扱う。
304.3b Incident を発現させるに際し、その Incident は表向きになる。
304.4
Incident を解決するときは、その効果に書かれている行動を順番に行い、その後 Decommissioned 領域に置く。