7. 特別な行動とキーワード効果
目次
1. 総則
2. カードとトークン
3. カードの種類
4. 領域
5. ターン
6. 行動、処理、効力、効果
7. 特別な行動とキーワード効果
700. 総則
700.1
このゲームではカードの記述を簡易にし、また直感的なプレイを可能にするために、特別に定義された用語によって特定の行動や効果、イベントを示すことがある。
700.2
特別な行動とは、ゲームで行われる動作のうち特に名前のつけられたものである。
700.2a 特別な行動が行われることが条件となる効果や、特別な行動をコストに要求する効果がある。
700.2b 仮にある動作が同じイベントを発生させたとしても、その語によって明示的に示されない限りは、特別な行動が行われたとはみなされない。
700.3
キーワード効果とは、文章を簡潔に済ませるために、同じ効力を発生させる効果に同じ名前をつけて記述を省略したものである。
700.3a 同じキーワードによって示される効果は、すべて同じ文章が書かれているとみなす。一部のカードで は、参考のためにその効果の一部またはすべてが省略せずに書かれていることがある。
700.3b 定義されたキーワード効果には、特定の数やタグ、クラスなどが可変の値として指定されているもの がある。それらの効果は、実際のカードには特定の値や単語、または(X などの)変数で記述され、そ の記述された値を基準に効力を及ぼす。
700.3c 規約効果とは異なり、他の効果によって無効にされたり失われたり変更されたりすることがある。
701. 特別な行動
701.1
K-クラスシナリオに至るとは、プレイヤーがルールや効果によってゲームに敗北することで ある。
701.1a 大会において、ジャッジによって課せられる懲罰の結果としてゲームに敗北することは、K-クラスシナリオに至ることではない。
701.2
収容違反するとは、オブジェクトをサンドボックスからサイト上に配置することである(rule 300.2)。
701.3
終了するとは、オブジェクトまたは人事を Decommissioned に置くことである(rule 405.2)。
701.4
戻すとは、Decommissioned またはゲーム外からサイト、人事、Tale に対応する種類のカードを配置することである。
701.4a サイト上に配置されたことのないオブジェクト・カードも、サイト上に戻すことができる。
701.5
除外するとは、カードをいずれかの領域からゲーム外領域に移動することである(rule 406.2)。
701.6
再収容するとは、オブジェクト・カードを対応するサンドボックスに戻し切り直すことである。
701.7
オブジェクトや人事、Tale や Incident の効果を解決するために連鎖に積むことを発現させると呼ぶ。
701.8
無効にするとは、連鎖上の処理を取り除いて解決されないようにすることであるTaleや Incident が無効にされた場合、それらはDecommissionedに置かれる。
701.9
つけるとは、何らかのカードを財団上のカードと関連させることである。通常それらのカード は物理的に接触するように置かれるべきであるが、下にある(rule 401.4 参照)カードとは区別できるようにしなければならない。
701.9a あるカードにつけられているカードは、人事領域やサイトにあるとはみなされない。それらは単に、その領域にあるカードにつけられているだけである。
701.9b つけられているカードは、ついている先のカードとまとめられ、一枚のカードとして扱われる。ついている先のカードが領域を移動するなら、つけられているカードも伴って移動する。
701.10
効果を失うとは、あるカードが持つ効果を、効力が発揮できない状態にすることである。
701.10a カードが常時効果を失うなら、その効力は失う瞬間に終わる。
701.10b カードが起動効果や誘発効果を失うなら、その効果は発現させられなくなる。
701.10c カードが置換効果を失うなら、それが参照するイベントはもはや置き換えられない。
701.10d 規約効果は失われることはない(rule 607.4)。
702. キーワード効果
702.1
『ミーム汚染』
702.1a ミーム汚染は誘発効果である。『ミーム汚染:N』とは、「このオブジェクトが収容違反したとき、対戦相 手のサンドボックス 1 つを対象とし、その保護力を N 減少させる。」ということを意味する。
702.1b オブジェクトが複数のミーム汚染を持つ場合、それぞれは個別に誘発する。
702.1c 『ミーム汚染:X』はミーム汚染の特殊な形である。X はその文章中に定義されている。
702.1d 『ミーム汚染:唐揚げ』はミーム汚染の特殊な形である。それは他のオブジェクトのミーム汚染が解決 したことで発現させられ、更に追加で保護力を 1 減少させることができる。
702.2
『反ミーム-隠匿』
702.2a 反ミームは誘発効果である。『反ミーム-隠匿:N』とは、「このオブジェクトが収容違反したとき、自身の サンドボックス 1 つを対象とし、その保護力を N 減少させる。」ということを意味する。
702.2b オブジェクトが複数の反ミームを持つ場合、それぞれは個別に誘発する。
702.2c 『反ミーム-隠匿:X』は反ミームの特殊な形である。X はその文章中に定義されている。