ディアンヌ・思い出
ストーリーまとめ
思い出1
ディアンヌ
へー、ここが飛行島かー！
キャトラ
イイカンジ？
ディアンヌ
うん！
空を飛ぶのって、気持ちがいいね！
キャトラ
そうでしょうとも♪
アイリス
あらためてよろしくお願いします、
ディアンヌさん。
ディアンヌ
ディアンヌでいいよ。
アイリス
ディアンヌ。
私のことも、アイリスって
呼んでくださいね。
ディアンヌ
オッケー、アイリス！
キャトラ
女の子の友達が増えて
嬉しいわ♪
ディアンヌ
ボクもだよ。
仲良くしようね♪
アイリス
ええ♪
キャトラ
ここにいるあいだは、
この飛行島を我が家だと
思っていいわよ。
ディアンヌ
ありがとうキャトラ♪
みんなとー緒に暮らすの
楽しみ～♪
ディアンヌ
いつも、＜七つの大罪＞の
メンバーのみんなとか、
エリザベスやホークと
ー緒だけど、
たまにはこういうのもいいね！
キャトラ
うむうむ。
ぞんぶんにのんびりして
おいきなさいな。
ディアンヌ
そうさせてもらうよ♪
思い出2
ディアンヌ
ねーねー、ディアンヌって
巨人族なんでしょ？
ディアンヌ
そうだよ？
キャトラ
でもいまフツーの人間くらいよね。
どうして？
ディアンヌ
これはね、マーリンにもらった
「ミニマム・タブレット」の
効果なんだ。
ディアンヌ
チキン・マタンゴっていう
ヘンなキノコから
作った霊薬なんだよ。
キャトラ
便利ねぇ～。
アイリス
マーリンさん、すごいですね。
ディアンヌ
ホントだよねー、
こんなの簡単に
作っちゃうなんてさー。
アイリス
ところで、体が大きいと、
服がないですよね？
どうしてるんですか？
ディアンヌ
自分で作ってるんだよ。
昔、作り方を
教えてもらったことがあるんだ。
キャトラ
ほうほう、なるほど。
でも、大変じゃない？
いくつも作ろうとしたらさ。
ディアンヌ
そうだね。おしゃれをするには
小さな方が便利かなー？
ディアンヌ
でも、この服も
気に入ってるからね！
不満はないよ♪
アイリス
いいな……私も、
自分のお洋服を
自分で作ってみようかな？
ディアンヌ
アイリスはお裁縫得意なの？
アイリス
ええと、割と好きなので、
難しくないものなら
縫えますよ。
ディアンヌ
いいなあ……
お裁縫上手とか、
可愛い女の子ってかんじ。
アイリス
ディアンヌだって、
自分の服を作るほど
得意なんでしょう？
キャトラ
お！ じゃあさ、
一緒におよーふく作る会
開きましょー！
ディアンヌ
わあ、いいね！
アイリス
早速いきましょう♪
アイリス
主人公、
ごめん、ちょっと行ってくるね。
キャトラ
さあ、女の子だけで
楽しみましょ～♪
思い出3
ディアンヌ
このあいだは楽しかったね一♪
アイリス
ねー♪
キャトラ
ねー♪
ディアンヌ
小さいといいなあ、
みんなとー緒に
いろんなことができて。
キャトラ
そーね、日常生活送る分には
おなじサイズがやりやすいわよね。
アイリス
――！
アイリス
気配が……これは……！
キャトラ
まものだ！
アイリス
ここまで来るなんて……！
アイリス
……きゃっ！？
――おたけびを上げ、
魔物がアイリスヘ襲いかかる！
ディアンヌ
アイリス！
アイリスを庇ったディアンヌが、
魔物の一撃を軽々と受け止める！
ディアンヌ
飛んでけー！
ディアンヌに殴られ、
魔物は飛行島の外まで
吹っ飛んでいった……
アイリス
あ、ありがとう、ディアンヌ……
ディアンヌ
ケガはない？ アイリス？
アイリス
ええ、平気よ。
キャトラ
……ひゃ～……
ものすごいバカカだったねぇ……
ディアンヌ
これが巨人族の怪力だよ！
この大きさでも、
あんなヤツくらい任せといて♪
ディアンヌ
でも、バカ力はひどいよ～。
キャトラ
ごめんごめん。
じゃあ、剛腕、とか？
ディアンヌ
可愛くな～い。
キャトラ
ハードパンチ？
ディアンヌ
えぇ～？
キャトラ
ディアンヌ！
コレ、可愛い言い方とかないよ！？
そもそもアンタ、自分で怪力とか
言ったじゃない？
ディアンヌ
あはは。そうだったね。
キャトラ
まったく……
アイリス
ふふふ……
思い出4
キャトラ
ディアンヌっていくつなの？
アイリス
ちょっとキャトラ……
ディアンヌ
年齢はひみつだよ♪
キャトラ
気持ちは乙女？
ディアンヌ
もちろん♪
キャトラ
じゃあ……好きな人とか、
いるんじゃないかしら？
アイリス
キャトラ、ちょっとグイグイ
いきすぎじゃない？
キャトラ
だってきょーみあるんだもの！
キャトラ
普段の振る舞いからして……
メリオダスのことが
好きとか？
ディアンヌ
団長のことはもちろん好きだよ。
ディアンヌ
初めて会ったとき、
ボクのことを
女の子扱いしてくれたし……
ディアンヌ
巨人族のボクを……
ディアンヌ
…………
キャトラ
？
ディアンヌ
はい、この話はおしまい！
いまはさ、みんなと一緒に
いるのが一番だから。
キャトラ
むう……！
まだ話は終わってないわよ……！
アイリス
ここまでにしてあげましょうよ、
キャトラ？
ディアンヌ
……ねー、主人公？
ディアンヌ
女の子ってやっぱり、
小さい方が可愛いと思う？
キャトラ
主人公はそんな
偏見の持ち主ではないわ！
キャトラ
大きさなんてカンケーない！
かわいければかわいい！
でしょ！？
アイリス
ディアンヌ、どうしたの？
ディアンヌ
アイリスはいいよね……
可愛らしくて、守ってあげたい
女の子ってかんじで……
アイリス
私、そんなに弱くないわよ？
ほっ！ ほっ！
キャトラ
あ、アイリス……
突然ヒンズースクワット
やめてよ……
ディアンヌ
あはは。
でも、まだまだボクには
敵わないね♪
アイリス
わからないわよ？
ディアンヌ
ふふ。ボクは、
みんなの力になりたいから、
弱くなりたいわけじゃないけど。
ディアンヌ
ちょっとでいいから、
守られる女の子にも
なってみたいなあ。
思い出5
？？？
お～い～！みんな～！
アイリス
あら？ ディアンヌが呼んでる？
キャトラ
むむむ？
声はすれども姿は見えず……
キャトラ
事件のニオイよっ！
？？？
事件じゃなくて～！
こっちこっち！
足元～！
アイリス
足元……？
キャトラ
まさか、あのディアンヌが、
逆に小人になって
足元にいるなんてこと……
キャトラ
あったわ！？！？
ディアンヌ
やっほ～♪
キャトラ
どうしたのその姿？
ディアンヌ
「ミニマム・タブレット」を
飲みすぎちゃったの～。
キャトラ
なんで飲みすぎたのよ？
ディアンヌ
いつもよりもうちょっと
小さくなってみたくて……
キャトラ
なるほどね～、って！
キャトラ
手乗りサイズになってどうすんの！
そーゆーことじゃないでしょ！
ディアンヌ
あはは～、ホントだよね～。
キャトラ
まったく。アタシにお乗り。
ディアンヌ
ありがとう。よっと！
ディアンヌ
ボク、憧れがあったんだ。
小さい女の子にさ。
ディアンヌ
それで試しちゃった。
迷惑かけてごめんね。
アイリス
ディアンヌ、そんなこと
気にしなくても……
ディアンヌ
……アイリスもわかるでしょ？
ポクだって女の子なんだ……
ディアンヌ
ああなりたいなあ、とかって、
たくさんあるんだよ。
アイリス
ディアンヌ……
キャトラ
うひゃひゃひゃひや！
アイリス
キャトラ、笑うとかダメだよ？
キャトラ
ちがうの！
耳元こしょばいのよ！
ディアンヌがしゃべると！
ディアンヌ
あ、ごめんねキャトラ。
キャトラ
だから、うひゃひゃひゃ！
アイリス
もう、キャトラったら……
ディアンヌには戻って
もらった方がよさそうね。
アイリス
ね、主人公？
お願いできる？
思い出6
ディアンヌ
わわっ！？
なにこの光？
柔らかなルーンの光が
ディアンヌを包みこむ――
ディアンヌ
あ、人間の大きさまで
戻ったよ？
キャトラ
むぎゅぅ……
ディアンヌ
ごめんキャトラ！ 大丈夫？
キャトラ
なんとか……
予想出来たのに、
不覚だったわ……
ディアンヌ
うーん、やっぱり
このくらいの大きさが
一番いいのかなー？
ディアンヌ
もうちょっと小さい女の子でも
いいんだけどな……
アイリス
ねえディアンヌ。
大きさを気にすることなんか
ないんじゃないかしら？
ディアンヌ
……そう？
アイリス
うん。どこかでね、
ちょっとは気にしちゃうの、
わからなくもないけど……
アイリス
ディアンヌはディアンヌだから。
どんな姿になっても、
私は好きだよ？
ディアンヌ
ありがとう、アイリス。
キャトラ
アタシたちが
そう思うくらいだから、
きっとみんなもそう
思ってるだろうしね。
キャトラ
まーでも乙女だから、
ちょっとはひっかかる
だろうけどさ。
キャトラ
らくに、らく～に。
もうちょっと自信持っていこうよ、
ディアンヌ。
ディアンヌ
うん、そうだね！
キャトラも、ありがとう♪
ディアンヌ
よーし、ボクはボクらしく、
これからもみんなのために、
がんばっていくよー！
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