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【白猫】ディーネ・思い出

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最終更新者:にゃん

ディーネ・オンディーネ cv.潘めぐみ
大きな剣を携えた湖の精。
不法投棄は決して許さない。
2015/06/26


メインストーリー
飛行島の思い出 
その他関連ストーリー関連キャラ



思い出1



キャトラ、待って。そんなに走ったら危ないわよ。

だいじょうぶだいじょ……

ぎにゃー!?

<キャトラは、足を踏み外して飛行島の池に落ちてしまった!>

キャトラ―!?

<池の中から、あぶくがブクブクと上がってくる……>

ざっざーん!!

<突如、池の中から勢いよく女性が現れた!!>

あ、あなたは!?

あなたが落としたのは金のキャトラですか?

銀のキャトラですか?

え?

さあ、正直に答えるのですわ。

金のキャトラですか? それとも銀のキャトラ?

い、いえ。普通の……白いキャトラです。

よろしい。では、本物をお渡ししますわ。

ア、アイリスぅー……

キャトラ、よかった、無事で!

ありがとうございます。

正直なあなたには、

この金と銀キャトラもさしあげましょう。

え、別に、私は……

遠慮することはありませんわ。

さ、お受け取りなさい。

は、はあ……

では、もう、湖に不法投棄してはいけませんよ。

な、なによ不法投棄って!

ちょっとー!

<女性は再び、水の中に沈んでいく……>

あ、行っちゃった……

なんだったのよ、今の……



思い出2


ふっふっふ。いいこと思いついたわ。

この間はうっかりしてたけど、

転んでもただでは起きないのがアタシなのよ!

池に落ちたら、アタシが出てきた。

つまり……

この池になにか投げ込んで正直に答えれば

なんでも3倍になるのよね?

さっそくカニカマを投げ込んでみましょ!

えいっ!


わくわく…


ざっざーん!!

出たー!

はいはい!カニカマを落としたのはアタシよ!

そうですか。あなたは正直ですね。

不法投棄はダメって言ったでしょ!

<池の中の女性がキャトラにカニカマを投げつける!>

ガニーッ!?

まったく、わたくしの故郷でも

こういうイタズラがはやって、困りましたわ。

なんでー!?

カニカマ増やしてくれるんじゃないの?

そう都合よくはいきませんわ。

ううっ、最初に投げ込んだカニカマが

水にふやけちゃった……

キャトラ、泣かないで、カニカマなら、まだあるからね。

ところで、あなたは、なぜこんなところに?

わたくしはディーネ。湖の精霊ですわ。

わけあって、故郷を旅立ったのですが、この池で休憩していたのです。

この島の水はきれいでいいですわね。

リフレッシュできますわ。

池を貸してあげるんだから、

カニカマくらい増やしてくれればいいのに……

いーえ、どこであれ、水を汚すのは許しませんわよ。

では、わたくしはこれで。

<ディーネは再び池へと沈んでいく……>

もう、なんなのよー!


思い出3


主人公さんは剣士なのですわよね?

わたくし、どうしても、ある方に返したい剣がありますの。

この剣です。

わあ、立派な剣ですね。

どうせ、その剣も、湖に投げ込まれたんじゃないの?

そのとおりですわ。よくわかりましたわね。

これでもし

『普通に借りた』とかならその方が驚きだわ。

この剣を落とした剣士は、

正直者だったので、すぐにお返ししたのです。

なのに、気づいたら、

またこの剣が落ちていたのですわ!

主人公さん、

この剣の持ち主に心当たりはありませんか?

そうですか……ご存じないようですわね。

まさか、ディーネさん、剣の持ち主を探して旅を?

ええ、絶対にお返しいたしますわ!

律儀というか……そこまでしてやることなの?

正直者に落し物を返せないなんて、

湖の精霊の名折れですもの!

そうですね。

落とした剣士さんも困っているかもしれませんし、

取りにこないんだから、

いらなくなって捨てたのかもしれないわよ?

いずれにせよ、

湖に不法投棄されて黙っていられませんわ!

絶対に、世界の果てまで

追いつめてでも、剣をお返しします!

そして、不法投棄をしたこと、文句を言ってやりますわ!

ディーネって優しいんだか、

なんなんだか、よくわかんないわねえ。


思い出4


まったく、人間というのは理解に苦しみますわね。

どうしたのよ、ブツブツ言って……うぐっ!?

<ディーネが大量のごみの中にいる。>

なにこれ!

アンタの方が理解に苦しむわよっ!

ディーネさん、このゴミ、いったいどうしたんですか?

どうもこうもありませんわ。全部、人間の捨てた物です。

さきほど別の島におりた時、川や海に捨ててあったのですわ。

もしかして、ディーネさんが、たっとひとりでお掃除を?

ええ、水中の異物をまとめるくらいはぞうさもありませんわ。

自分の湖ではありませんが、放っておけなかったのです。

水が汚れたら、魚や貝、水草たちも生きていけません。

以前、わたくしの湖も、水質汚染がひどくなって……

あやうく魚たちが魔物になるところでしたのよ。

そんなことが……

だからって、こんなゴミの山を飛行島に持ってこないでよ!

大丈夫ですわ。

このゴミは全部、捨てた方々にお返しします。

環境保全のため、人間が捨てた物は全部返す。

それがわたくしのポリシーですもの。

じゃあ、そのゴミはまた、捨てた人たちのところに?

ええ。必ず個人を特定しますわ。

不法投棄は許しません!

うわあ……

『みんなやってるから少しならいいと思った』

なんて理屈は通りませんわよ。

でも、早く片付けてよ?

このままだと飛行島がものすごいニオイよ!


思い出5


主人公さん、どうかされましたか…

きゃ……!?

<突如として、ディーネの持つ剣が光始める……>

ちょっとちょっと!? どうしたの?

わかりませんわ、今までこんなこと、一度も……

金の剣でも銀の剣でもないのに、どうして光るのでしょう?

<ディーネの剣は、さらなる強い光を放つ!>

くっ……!?

ま、まぶしい…

<そして、剣から、金属の響きのような、硬貨の音がする……>

な、何ですの?

剣が、音を立ててる?

音が、強くなってきてますわ……!

もしかして、この剣……何か伝えようと?

そうですね。

主人公、お願い。


思い出6


<剣の光が、ディーネの目の前に、何かを映し出す……>

これは……わたくしの湖?

あれは、この剣の持ち主!

わたくしから剣を受け取って去っていきますわ。

もしや、これは、過去の光景?

これは、

わたくしが剣を返した後の様子……あれは!?

<異形の魔物が湖に近づいてくる……>

え!?

あんなもの、見たことありませんわ!

<さきほどの剣士が

魔物に向かって走っていく……!>

ダメ、ひとりでは危険ですわ!

ああっ!!

<剣士は自らも血まみれになりつつも、

魔物に痛烈な打撃を与えた。

魔物は剣士に威嚇するように咆哮をあげ、後ずさりする……>

もういいですわ、剣士さんも逃げて……!

<剣士は最後の気力を振り絞り、手負いの魔物を追う。>

まさか……

手負いになって危険な魔物を湖や人里に近づけないため?

どうしてです?

あなたはこの土地の人間ではないのに、

どうしてここまで……

<魔物は、覚悟を決めた剣士の全力の剣戟を受け、ついに崖を背にする。

崖際の魔物へ肉薄した、剣士のとどめの一撃と同時に、

漆黒の爪が剣士の胸に突き立てられる……!

不気味な断末魔が響く中、

魔物と剣士はともに断崖へと落下する。>

…………

<そして、剣だけが、谷底の川に落ち……

湖に流れ着いた。>

剣士さん、あなたは……

命をかけ、湖と周囲の集落の人々を、守ってくださったのですね……

<ディーネが、剣をそっと抱きしめる。>

ディーネさん……

わたくし……決めましたわ!

え……?

この剣は、湖を守ってくださった剣士さんからの大切な預かり物。

ならば、なおさら、剣士さんに返さなければ。

でも…

剣士さんは、剣を落としただけ……生きていますわ。

きっと、この剣も、持ち主のところに帰りたかったのでしょう。

だから、このような光景を見せたのではないでしょうか?

……そうかもしれないわね。

ならば、わたくしが責任を持って、お返しいたしましょう。

ディーネさん…

もしかして、また池に住むの?

いいえ。わたくしは、湖の精霊ですもの。

飛行島の池は今日から湖ですわ。

いや、アンタが住んだからって池は池でしょ?




その他



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画像説明
ディーネディーネ・オンディーネ cv.潘めぐみ
大きな剣を携えた湖の精。
不法投棄は決して許さない。
ディーネ (正月)ディーネ (正月)
水の大切さを訴える湖の精。
ありがたさとおめでたさが暴走中。

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