大怪獣モルガス2
巨大化したモルガス。
地球の平和を守る為には、最も悲しい選択しかなかった。
キンゾー「ぎょっぎょー!博士から伝言!!――地球ヲ守ル為ニ、モルガスヲ倒セ…」
ピンク「そんな…!だってモルガスは大総統に無理矢理…彼は誰かを傷付けるつもりなんてないのに!!」
ブルー「ふざくんなっ!!!おいは、弱い者いじめはせん主義じゃ!」
イエロー「全然弱そうじゃないけど。…でも、私も反対よ。いくらないんでもこんなのって…」
グリーン「…レッド、貴方の意見を聞かせてください。」
レッド「俺には、あんな純粋な奴と戦うなんて…できない…」
キンゾー「ぎょぎょ!――コノママデハ、地球ガ滅ビテシマウゾ」
レッド「くっ…」
モルガス「ヴァンパイジャー…モルガス、死ぬのは怖くて嫌ガス…だけど、トモダチを傷つける方がもっと嫌ガス…僕を…こ…して…」
レッド「モル、ガス…」
デス・ビーネ「私からもお願いだ。…自分勝手だとは分かっている。だが、これ以上、モルガスを苦しませたくない…」
デービル「ただの役立たずだと思っていたのに…いつの間にか、俺のトモダチになってたんだな、あいつは。」
キンゾー「――オ前達ニ最終兵器ヲ用意シタ。地球ヲ守ル為ニ戦ウンダ。ソレガ、ヴァンパイジャーノ宿命ダ。」
レッド「くっそぉおおおおおおッ!!!!!!…やってやるよ。それがお前の望みなんだろ、モルガス…。」
モルガス「…りがと…意識が薄れていくガス…みんな、大好きガス………ドュルルルルルルル!!!!!」
レッド「俺達の熱い想いに応えてくれッ!」
全員「超レインボー合体!!ヴァンパイオー!!!!!」
…こうして地球の平和は守られた。
モルガスが散った場所には一つ、卵が残されていたのだった。
――パリ、パリパリ
「んぁ…ここは、どこがす?」