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ヴァンパイアブラッド

運命聖戦第十一章-会話-

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運命聖戦開幕

ララ
ついにフィスとディアとの戦いの日が来ました…。
私の血から創られた悪魔…私のせいで…。
クイーンキート
貴方がそんな顔してた駄目じゃない。
貴方は私達ヴァンパイアの誇りなのよ。

安心して。君が死んでも僕がその躰(イレモノ)に素敵な魂を入れてあげるから。
ヴァンパイア王の末裔に相応しい魂を、ね…。
ララ
ひゃあ!こ、怖いです…!!
クイーンキート
ちょっと!怖がらせてどうするのよ…悪趣味な男ね、まったく…。
ララ
…不安はたくさんあります。
でも、私達が戦わないと…ヴァンパイア王の血を好きにはさせませんっ!精一杯戦います!!
あれ?何笑ってるんですか…?
……いつもの調子が戻って安心したって…心配してくれていたんですね、ありがとうございます。
私が強くなれるのも貴方のおかげですよ。
クイーンキート
さぁ、ここで立ち止まるわけにはいかないわ。行きましょう!
ララ
はいっ!

完全封印

ディア
あの方があんたたちを監視してろって言うから、当分一緒に行動させてもらうから。
フィス
…あの方の言う通り、一緒に行動する。
ディア
でも私達にとどめを刺さないなんて本当に甘っちょろい連中ね。
ララ
私の血から創られた…はじめはそんな存在認められないって思っていたんです。
でも、ポノスちゃんやウリちゃん…それに、貴方たちだってみんな今を生きています。
私に命を奪う事なんてできません。
ディア
なっ…ば、ばっかじゃないの!ほら、フィス行くよ。
フィス
…ばかみたい。
ララ
…私に彼女たちを救う事は出来るのでしょうか?
唯月
救えるかは分からない…でも、プリンセスのしている事は間違っていないと思う。
プリンセスは救世主(メシア)になれると信じている…。
ララ
…唯月ちゃん…。
唯月
コホン。…私はこれより新世界へ通ずる扉を探しに出かける…また逢う事になるでしょう。
ララ
私、みんなに励まされてばかりです…もっともっと多くの人が笑顔になれる世界が創りたいです!
貴方とならできますよね、きっと…。

少年
フィスとディアをあいつらの監視役にするのか…あんなに使い勝手の良い戦闘用の人形はないのに、もったいない。
女性
フィスとディアは他の子達とちがってあの方を裏切れないから、プリンセスの傍に置くんでしょうね。
プリンセスの傍にいるとみんな心を持って行かれてしまうから…。
少年
そんなにララってすごいかなぁ…ずっと前から知ってるけど、普通の子だよ?
女性
ふふ。分かってないのね。
プリンセスだけの力じゃない…あの聖なる血を持つ人間が心を変えてしまうのよ。
少年
…ふーん?

to be continued...

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