教団関連の情報まとめ
教団について知る前に……
まずはvb世界の世界観をおさらいしよう。
かつて世界は神・天使・悪魔・ヴァンパイアで構成されていた。しかし神が弱く脆い存在である人間を作り偏愛し始める。
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神の人間への天使は神に最も近い存在になろうと天界で暮らすようになり、悪魔は神に愛される人間と神を憎み現世を捨てて魔界を作り出した。ヴァンパイアだけが人間の血に魅了され人との共生の道を選んだ。
↓
自分より強い力を持つヴァンパイアに脅威を抱いた人間は次第にヴァンパイアを迫害し始める。これによりヴァンパイアは人間の姿に擬態することで、人知れず社会に溶け込むようになった。そのため、現代の人間はヴァンパイアが存在することを知らない。
メインヒロインであるプリンセス・ララはヴァンパイアの王家の血を引く王女で、両親を人間とヴァンパイアの争いの中で失っている。これまでの聖戦の中ではララの両親を殺した悪魔や、ララの両親の殺害のきっかけを作ってしまった彼女の幼馴染をはじめとしたヴァンパイアだけの世界を目指す組織などと戦ってきた。
(その他天界、地獄に関わる存在や悪魔や堕天使とも戦ってきた。)
これまでの聖戦やボス、世界観はゲーム内のミュージアムにある「ヴァンパイア†ブラッドヒストリー」(※教団編未収録)や「はじめてのヴァンパイア†ブラッド」で確認することができる。わからないことがあればそちらでも確認してみよう。
教団編イベントマップ
これまでイベントを通しての教団との関わりを見ていくぞ。
長い!全部読めない!という人は、↓に情報をまとめたのでこちらは畳んで次に進んでok。
聖戦23章 vsサタナキア
教団編の一つ前の聖戦。最後に団員のリオン・リンカとおぼしき少年少女が会話している。まだ設定が固まっていなかったのか実際の二人とは口調や雰囲気が違っている。
聖戦24章 vsリンカ
これまでの聖戦とは異なり、関連する前日譚イベント無しで教団の双子リンカと戦う聖戦。彼女の双子の兄リオンの姿もここで初めて確認できる。顔無しで双子の上に「謎の男」がいることがわかる。
聖戦25章
境界ディストラクション
教団が天界の存在である「断罪の使徒」を召喚する。
教団内部の事情、双子の境遇、教団の用いる「蒼聖石」についてなど教団についての大まかな設定が判明。
運命聖戦
vs リオン
妹を取り戻そうとする兄リオンとの聖戦。
双子との戦いを通して教団の持つ「蒼聖石」がどうやら死者を蘇らせる力を持つらしい可能性が浮上。召喚された使徒は教団で引き続き成長を続ける。
なお双子の一連の聖戦で主人公=「ブラッドマスター」呼びが月戯から輸入された。(説明なし)
聖戦26章
堕天の恋-Fallen Angel-
教団が甦らせた「使徒」がとうとう動き出す。連動して堕天使達の魔力が暴走したので解決に奔走する。
結果的に魔力を吸収した「断罪の使徒」を退けられたが、相手は一段階強くなった。
罪深き悪魔の毒
当年の総選挙1位になったリンカの公約イベ。
教団に最後の任務として呼び出されたリンカはレイチェルに噛まれたフィオナを助けるよう命じられる。だがその時実は教団側は彼女に呪術をかけていた…。この辺りから双子が教団から共存派に心が傾いてゆく。
ストーリー中で時系列が前後している、ボス設定などもかなり飛躍しているなど、シナリオとしてかなり読みづらく難がある。
運命聖戦
vs [断罪の使徒]ヘヴンズグリード
いよいよ断罪の使徒が完全体に覚醒しヴァンパイアを襲い始める。双子編はここで一区切り。
共闘キャラは堕天使のセイラと聖血の恋人を甦らせるために禁忌を侵した輪廻。
教団側は「謎の男」に引続き「謎の女」が登場して「神刻の使徒」を召喚する。
また「謎の男」は共存派側の誰か(主人公?)との友人関係を匂わせる。
聖戦27章
内容自体は教団とあまり関係がない。しかし、ここで登場したヘレンは過去に友人を騙る人間に騙され、ヴァンパイアの実験施設に入れられたことがある。この施設は教団が関係している可能性が高い。
こちらも内容はあまり関係ない。登場するクローネの義妹リヴは死者を蘇らせる力を持つ魔物。
vbで過去に死者を蘇えらせた例はリヴと聖戦26章で共闘した輪廻&サラの2例。教団の用いる「蒼聖石」も同様の力を持つのであれば、前述2人の登場も頷ける。
教団が「使徒」を連続して呼びまくった影響で天界に異変が起こり現世に天界の生物が降ってきた。
登場人物がほぼ天界に関連する面子で彼らを通して天界の事情が語られる。
眩惑の鏡-crisis mirror-
呼び出した「神刻の使徒」を覚醒させたい教団側は強い魔力を封じた眩惑の鏡に目を付けた。
これをわざと破壊して破片が突き刺さったヴァンパイア達から魔力を回収した後、神刻の使徒覚醒の鍵となる竜帝バハムートの力を持つ水月に紫蘭を差し向け、同様に暴走していた彼女から力を回収した。
結果として神刻の使徒は完全に覚醒したが、紫蘭及び教団の女の伏線は未だ温存されている。
こちらも補足。後半で登場するメルクは、恋人を騙った人間によって一家を殺された。
その人間が所属していた「反人間組織」も教団と関係がありそう。
悲劇的なデイドリーム
去年総選挙1位の心及び10位までのキャラの公約イベ。
「神刻の使徒」が運命を導く力でヴァンパイア達に一番望まない悲劇的な未来を見せた。
ララが巻き込まれた際の「王家の血・はじまりの血・神の試練」は今後の伏線か。
重要な情報なども多く含まれているが、シナリオとしてはかなりの駆け足で読みづらく難がある印象。
哀しみの不協和音
聖戦前日譚。
酒呑童子の力を持つヴァンパイアであるメイが暴れ地獄が大混乱に陥る。
彼女の力を目覚めさせた教団は騒動に乗じて地獄のヴァンパイアに恨みを持つ魂を利用するつもりだった。
監視役の愛羅の情報提供もあり教団がなぜか聖なる血を大量に持っていたことがわかる。
運命聖戦
vs [神刻の使徒]クロノスガーディアン
クロノスガーディアンを操る女性はトモカという元人間。
教団で異種族の研究に没頭する両親に実験台にされたことで、ヴァンパイアの存在自体を憎んでいた。
……といういきさつが前イベで地獄に異変が起きた際に彼女の両親の魂を参照した閻魔女王によって語られる。
討伐後トモカの言葉を聞いたリオン、リンカによって教団側にいる「教祖」の存在が示唆される。
一方教団では、当の教祖にたしなめられた謎の男が追放の使徒セレスティアキラークイーンを召喚していた。
聖蒼の教団
概要
人間だけの世界を目指す反ヴァンパイア組織。神秘の森の奥(光の地)に本拠地がある。人間の組織のはずだが歴史に葬られたヴァンパイアの過去を知っている。その思想信条だけではなく、目的のためなら容易に人を傷付けるやり方からしても、ララや主人公のいる共存派とは相容れない存在だ。
主な活動
・ヴァンパイアに脅かされた人間の保護
・力を得るため属している人間をヴァンパイア化
・ヴァンパイアの研究(人体実験)
・ヴァンパイア狩り
・使徒の召喚、覚醒
特徴
所属する団員は蒼聖石によって天界の力を使うことができる。また聖なる血で解呪可能な呪術も用いる。
本当の目的は神に愛された聖なる血を持つ主人公では?とたびたび言われているが、今のところは唯一使徒を封印できる脅威として主人公を狙っているようだ。
蒼聖石
聖銀の力を増幅させる石。使徒の召喚にも使用される。
教団所属のヴァンパイアハンターに支給され、神に認められた者の恩恵を授ける。
(持てばヴァンパイアでも擬似的に聖地に入ることができる)
死者を甦らせることもできるらしい。
┗同様の例としては……
輪廻:禁忌を侵してサラを蘇生。反動でヘルブラッドが復活
リヴ:死者を甦らせる力を持つ魔物。ただし生前の記憶は不可
筆者の考察:vbでは死者を甦らせると相応のデメリットが生じるので、蒼聖石を使った場合も碌でもない事が起こりそう。
使徒
天界の存在で神の使い。天界を知るヴァンパイアも深くは知らない謎の存在。
教団では召喚に蒼聖石を用い、 魔力で成長・覚醒する。
○○の使徒とナンバリングされており、それぞれ異なる力を持つ。
そのため聖なる血を持つ者にしか封印できない。
使徒が現れると天界に異変が起き時空に歪みが生じる。
ヘヴンズグリード:一度目の異変
クロノスガーディアン:二度目の異変→ディーナシー(天界の妖精)が現世に現れた
断罪の使徒 ヘヴンズグリード
神に背く存在を喰らい成長する。
教団が集めた魔力を吸収して完全体に覚醒した。
ヴァンパイアを拒絶し、ヴァンパイアが触れると火傷する。(堕天使の力には拒絶される)
ハングリーエンジェル
・魔物を捕食し分裂する
・ヘブンズグリードと同じ種類の力を持つ
→使徒覚醒の力を集める端末のようなもの?
神刻の使徒 クロノスガーディアン
竜(本体)+騎乗する教団の女(トモカ)
割れた蠱惑の鏡を経由し龍帝バハムートの魔力を得て覚醒した。
ヘヴンズグリードより強い力を持つ。
運命を導いて相手にあり得たかもしれない未来を見せることが出来る。
(デイドリームではヴァンパイア達に最も望まない未来を見せた)
追放の使徒 セレスティアキラークイーン
謎の男に召喚された使徒。詳細不明。
団員
※黄色は未登場
教祖
団員に「教祖様」と呼ばれ敬われている。
だが教団内ですら誰も見たことがなく存在自体疑われていた。
謎の男に主人公を救うと約束をしている。
謎の男
リオン・リンカより立場が上の存在、教団の女とは対等に話す。
主人公の友人?聖なる血を持つ人間に執着して主人公をヴァンパイアから救いたがっている。
追放の使徒セレスティアキラークイーンを召喚した。
謎の女(トモカ)
クロノスガーディアンを召喚・使役する。(イラストでは騎乗している女性)
紫蘭より立場が上の存在、教団の男とは対等に話す。
正体は教団の研究者だった両親に実験台にされていた元人間。
ヴァンパイアがそもそも存在しなければ両親が研究に没頭しなかったとしてヴァンパイアに憎悪を募らせていた。
リオン&リンカ
共感覚持ちの双子。両親をヴァンパイアに殺され教団に引き取られた。
エリートとして幼い頃から教団で訓練されてきたヴァンパイアハンター。
教団に異種族の血を投与され魔力が歪んでいるが普段は聖水で抑えている。
教団に「亡くなった両親と暮らせる」と約束され教団のため戦ってきた。
月詠 紫蘭
神力を持つヴァンパイア。元は人間で神使だった。ヴァンパイアを憎悪している。
リオン・リンカ同様魔力が歪んでいる。謎の女の部下?
ソフィ・クロウリー
ヴァンパイアに恋人を殺され復讐を誓う。
教団は彼女のようにヴァンパイアに親族を殺された人が多い。
元ネタの影響か詠唱魔術を使う。
ハンナ・ブラッドリー
子供の頃に家族をヴァンパイアに殺され、身柄を引き取った教団の下でヴァンパイアハンターの訓練を受けてきた。
教団に命じられ、力を得るためヴァンパイアに噛まれた。リオン・リンカとは同じ境遇だが、より過酷な訓練を受けるエリートとして彼らを尊敬している。
朽築井 愛羅
教団では異色の普通のヴァンパイアで監視役として働いていた。
混血の家庭に生まれ自分以外の家族を皆殺ししたサイコパス。
個人的な信条から共存派に寝返った。
柾 萌呂葉
教団員。ヴァンパイアに家族を殺され復讐のために人間を捨てた。
榎戸 いなみ
教団員。ヴァンパイアに噛まれたことで自分が穢れたと思い自殺しようとしていた。
天界
天使が神の傍にいることを願って居を移した場所。
美しく厳しい場所で異種族はおろか混血も出禁。
天使
神が人間を愛した理由を理解できない。神に愛されるため美しさを求める。
異種族の血や力を「穢れたもの」として排除し、追放された側は天界の力を失う。
神に近い存在である天使の血を穢す(飲む)事は禁忌とされているが、吸血で手に入れた力(知識も含まれる)で強くなれる可能性があり、ヴァンパイアにとって魅力的な存在。吸血した天使の位が高いほど罪は重くなる。
異種族と交配した場合、力は子供に受け継がれる。
穢れ
ヴァンパイアに吸血された天使に発生する。最悪の場合命を落とす。
穢れのみならず天界の天使に幽閉されるなど内部で粛清される場合もある。
罰
神が吸血したヴァンパイア、吸血された天使に下す罰。
ヴァンパイア側は死に、天使は天界を追放される場合が多い。
罰は世代を超えて受け継がれ体にも影響を及ぼす。
また天使が堕天使を信望することも罪となり、罰が下る。
その他不穏要素
・メフィスト・フェレスがドクトル・ファウストに持ちかけた魂(セイクリッド?)
・紅井 レイカが出会った悪魔
・悲劇的なデイドリームでララが錯乱した際に出たワード
(王家の血 はじまりの血 神の試練)
・教団はどこで(どうやって)聖なる血を大量の血を集めたのか
今後の予想
謎の男が聖血に執着してるので、聖血関連のキャラやイベントが来そう。
身近な人が聖血だったセアラ、輪廻、美影とか…。
次の敵が女王?なので過去の聖戦(クイーン・ヴァンパイア)との関連もありそうな予感。