種族
ハイボリア人
ハイボリア人はボリを崇拝していた蛮族の子孫である。彼等は数千年前に北方から勃興し、古代アケロン朝を滅ぼした。
元来ハイボリア人は黄褐色の髪と灰色の目を持っていたが、多種族との混血によってその特徴は薄れている。
キンメリア人
野蛮で戦闘を好むキンメリア人は古代アトランティスにいた者たちの子孫である。
戦闘では普通は馬に乗らず、 東方・北方・南方に接する他民族に残酷な戦いを仕掛け続けている。
スティギア人
スティギアはクテスフォン王の統治下にあるが、王国の実験はセトの神官たちが握っており、そのことは誰でも知っている。
セトの神官に対抗し得るのは、黒指輪と称するトート=アモン率いる魔道結社のみと言われている。
ヒメリヤ山地人
北のトゥランと南のヴェンドゥヤを分かつヒメリア山系では、極めて気性の激しい民族が育まれた。
彼らは同族に対し献身的で、多勢の敵にもためらいなく立ち向かう。
ヒルカニア人/トゥラン人
暗い肌と痩身が特徴のヒルカニア人は、東方のカーリ国での迫害から逃れ西へ進出したレムリア人の子孫である。
ヒルカニア人の中で最も有力な部族であるトゥランは、ヴィラエット湾の湾岸地域に王国を築いた。
キタイ人
キタイ人は神秘的な秘密主義者として知られており、強い力を持つ魔道士であると噂されている。
クシュ人
黒人の王国クシュについて知られていることは多くない。
そこから戻ったという商人や冒険者たちの話によれば、 そこには残忍な部族が築いた偉大な文明が、広範囲に繁栄しているという。
ノルドヘイム人
黄髪のエーシルと赤毛のヴァニールは、どちらも青白い肌と青い目の種族であり、キンメリアの北側に王国を築いている。
気まぐれで気性が激しく、戦闘では力強い肉体と野獣のような力を武器に敵を圧倒する。
ピクト人
ピクト人は多数の部族に分かれており、その支配地では近隣の多種族や偶然そこに入り込んでしまった人々も巻き込んで、 部族同士が戦争を続けている。
ピクト人の生涯は終わることのない恐怖の連続である。いつでも暗黒の神々や血なまぐさい 戦争が彼らの命と魂を持ち去ろうとしているのだ。
シェム人
定住地を持たないシェム人は、弓術の腕前とあくどい商売をすることで知られている。
他方、牧畜を営むシェム人は落ち着きがあり 礼儀正しいとみなされている。
アクビタナの鍛冶のような優秀な職人もいる。
ダルファル人
根からの蛮族であるダルファル人は残酷な山賊であり暗殺者でもある。
ヨグを崇拝しており、集団でその祭壇にささげるための生けにえを捕らえて連れ帰るのだ。
ヤスリで尖らせた歯と、小枝と泥で角のように整えた黒い髪により、その姿は悪魔のように見える。
ヴェンドゥヤ人
ヴェンドゥヤは黄金王国とも呼ばれ、その支配階級は神々に近い存在とみなされている。
実際、王の妹であるヤスミナ姫は、この世のものとは思われぬ美貌で知られている。
ザモラ人
世界で最も優秀な盗賊はザモラ人だといわれている。
「のろわれた都シャディザール」や「盗賊の街」などの話も、この独裁国の評判に一役買っている。
ジンガラ人
ジンガラの貴族は騎士道と剣術で名高いが、ジンガラの水夫は粗野な暴漢として文明世界すべての港で嫌われている。