リブラのメモリー
プロフィール
 | |||
|---|---|---|---|
| 身長 | 150cm | 体重 | 40kg |
| 血液型 | B型 | 誕生日 | 10月3日 |
| ラメント | 真昼、空にオリオン (日 / EN) | ||
| Song by | ENA | ||
| CV | 幸村恵理 | ||
| 魔女の隠れ村で育った少女で、魔女だから普通に生きる事が出来ないと人生を諦めていた。領主の噂をきいて村を飛び出し、教会の騎士に囚われていた所を領主に助けられて、恋心を抱くように。さっぱりした性格だが、実は自分に自信がない。恋に一途な乙女。 | |||
メモリ一
1話
私は、生まれた時から魔女だった。
魔女やその家族が集まる村に住んでいたから、
私もそれが普通だと思ってこれまで生きてきた。
私のお母さんも魔女だし、お隣に住んでる女の子も魔女。
それが私の日常だったから。
村の決まりで「普通の人」には関わらないようにしていたけれど、
私は本で読んだ、外の世界の自由な生活が
羨ましくて仕方なかった。
2話
「魔女じゃなくても
やりたいことをできない人は たくさんいるのよ。
我慢しなさい」
それが、お母さんの口癖だった。
山奥の村で、全部諦めて
一生コソコソ生きていかないといけない。
私は納得したつもりでいたけれど、心のどこかでずっと叫んでいた。
本当にそれでいいの？私の意気地なし！ って。
3話
「知っているかい？ 隣国の領主のこと」
ある日、私は魔女を保護しているという
領主の存在を知った。
多分、これは――人生を変えることのできる、
最初で最後のチャンスだ。
私は決意を固めて、隣の国に向かうことにした。
これから私は変わる。もう我慢なんてしない。
やりたいことを、思いっきりやるんだ！
4話
村から飛び出した時、私の心は勇気と希望で満ちあふれていた。
だけど……。
それからすぐに私は
教会の騎士団に捕まってしまった。
手錠をかけられて、連れて行かれたのは……
暗い牢獄。
「寒い……」
私はただ、村の外に出ただけなのに……
どうして、こんな目にあわないといけないの？
どう、して……。
絶望で、心が押しつぶされそうになった、
その時、あの人が――
――領主さんが現れた。
5話
領主さんは私を救ってくれただけじゃなく、
自由を与えてくれた。
なのに私はまだまだなんのお返しもできていない。
弱くて、意気地なしで、田舎くさくて……
しかも魔女。
今の私じゃ、全然ダメなのは、分かっている。
だけどいつか必ず、
私は、領主さんの隣を自信持って歩けるようになるんだ。
こんなこと、本人には絶対に言えないけれど……
それが私の、今の夢。
私――、今度こそ変わってみせるから。
見ててね、領主さん。
6話
あれから、領主さんの屋敷で暮らし始めたけど……
本当に彼の周りには、ステキな人がたくさんいるな。
でも諦めたりしないよ。
できない言い訳ばかり並べていた、昔の私とはちがうんだから。
１日目！とりあえず髪型を変えてみた。
……反応なし。まあ初日だしね。
２日目、服の雰囲気を変えてみた。
……反応なし。ま、まだまだぁ！
３日目、香水をつけてみた。……反応、なし。
うぅ、早くもくじけそうだ、私。
４日目……廊下で彼と出会った。
そ、そんな急に！今日はなにも準備していな……
え？ いつもがんばっていて、すごい？ 私が？
一生懸命な私を見ていると、自分もがんばらないとって、
勇気をもらえる、か……。
な、なによ、それ……。最高の殺し文句だよ、も、もう。
そんなつもりで言ったわけじゃないって分かっているけど、
もっと……がんばりたくなるじゃない。
いつか……
振り向かずにはいられない、
ステキな女性になってみせるんだから。
だから、私のこと……離さないでよね。
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
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