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星屑のリトロ

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1/12~1/25

第一回スペボスホワイトデー8位 チョコ356個


落下する星屑リトロ

あら、初めまして。夜のお散歩ですか?

ごめんなさい、突然話しかけたりして・・・ずっと独りだったから、つい。

驚かせちゃった?でも悪気はなかったんです。

あなたは・・・ああ、○○○(プレイヤーの名前が入る)っていうんですか・・・いい名前ですね。

私の名前?ええと・・・リトロっていいます。あの星から来ました。



見えますか?あの夜空に明るく光っている、ずっとずっと遠い星・・・。

あら、どうしたの・・・帰らないの?あなたには帰る場所があるんでしょう?

えっ?私が・・・寂しそうに見えたから・・・?

私が寂しそうだと、どうしてあなたは帰らないのですか?

ずっと独りだったから、寂しいのには慣れっこなんです。



私は大丈夫、だから○○○(プレイヤーの名前が入る)は安心しておうちへ帰ってください。

お空の上でも、こうして地上に落ちてきても、私はずっと独りだから・・・。

どこにいたって・・・ずっと、ずっと独りだから・・・。

『リトロはもう独りじゃない』って、それは・・・どういうことですか?

突然、そんなことを言われても・・・。



手を出して欲しい?一体どうして・・・?

ええと・・・こう、ですか?

あっ、ごめんなさい・・・驚かせてしまいましたよね。

はい、星屑でも星は星。輝く光を放つため、私の手はこうして赤く燃えているんです。

私のこの手に触れたら熱いか・・・ですか?どうでしょう・・・。



私はずっと独りでしたし、自分の手の温度は自分ではよくわからないです。

えっ・・・?どうしたんですか、急にこちらに近づいてきて・・・。

きゃっ、手を・・・!?だ、だめですよ!火傷したらどうするんですか!

思っていたより熱くないって・・・もし熱かったら大変なことになっていましたよ。

どうしてそこまでして、私と手をつなぐんですか・・・?



燃える私の手に触れたら、あなたは火傷をしていたかもしれないのに!どうして・・・?

もしかして・・・○○○(プレイヤーの名前が入る)はこれから私とずっと一緒にいてくれるつもりなんですか?

あなたって、本当に不思議な人ですね。

私は、もう独りでいなくてもいいんでしょうか・・・?

わからないんです.

私・・・ずっと独りだったから。こういう気持ちをどう言うのか。



こういう気持ちって?

胸の中が、温かくて・・・いつまでもこうしていたいと願ってしまうのを止められない。

輝く星々に囲まれていても、みんな遠くて眩しくて、手が届かなかった・・・だから諦めていた。

孤独でもしょうがないって・・・独りでも生きていけるって、そう思っていたのに。

○○○(プレイヤーの名前が入る)と手をつないだ瞬間に、そういう思いは全部溶けてしまった・・・。



それはきっと『幸せ』っていう気持ちだよ。

しあわ・・・せ?この温かな気持ちは、幸せという名前なんですね。

幸せなときは、どうしたらいいのか知ってる?

わかりません、私は『幸せ』を感じたのが初めてだから・・・教えてくれますか?

あなたの思う『幸せ』って、一体どうんなものなんでしょうか。



ああ、素敵な笑顔ですね・・・でも、私にそんな顔、できるでしょうか・・・?

えっ・・?私、ちゃんと笑えていますか?

自分ではわからないですけど・・・本当ですか?

可愛いだなんて・・・生まれて初めて言われました。

本当だ・・・私、笑っています。とても楽しそうに・・・。



私、こんな笑顔になれたんですね。自分でも知りませんでした。

ずっとずっと、孤独に生きてきて、寂しいだなんて感じることはないと思っていたけれど・・・。

あなたと出会って、私は変われたみたいです。

これからは・・・○○○(プレイヤーの名前が入る)が側にいてくれるんですよね?

『幸せ』って、こんなに素敵なものなんですね。



輝く星の欠片フラグメント

こんばんは。あなたは・・・一体、誰ですか?

私・・・周りに誰もいない、小さな星にいたはずなのに。

え?私が倒れていたから駆け寄ってくれたんですか?

ありがとう・・・優しい人。私、もしかしたら、空から落ちてしまったのかも。

ああ、ようやく薄っすらと記憶が戻ってきました。



私は・・・彷徨い続ける運命を持って生まれた。星の欠片を心に宿して・・・。

初めまして、私の名はフラグメント。夜空に輝く大きな星にはなれなかった、欠片の少女。

星屑から星の欠片へと生まれ変わった存在です。

孤独な私はこのままでは広い宇宙の中、文字通り星屑のように消えてしまう者だった。

ふふ・・・心配しなくても、大丈夫ですよ。消えてしまうはずの未来は、もう変わったんです。



あなたのおかげで、生まれ変われたから・・・だから私はこれからも輝くことができます。

自分のことのように喜んでくれるのですね。本当に、とても優しい人・・・・その優しさに私は救われたんです。

あなたの名前はなんというのですか?ああ・・・・○○○(プレイヤーの名前が入る)ですか。素敵な響き。

○○○(プレイヤーの名前が入る)・・・できればあなたともっと一緒にいたかったです。

星の欠片は彷徨う運命の元に生まれている。



だからひとつの地に留まることはできないのです。

せっかく出会えたのに・・・私も寂しいです。

あなたとは何もかもが違っていて、だから一緒にいることはできないんです。

これ以上一緒にいても、きっとお互いが辛くなるだけ。これまでもそうだった。

ありがとう、○○○(プレイヤーの名前が入る)。あなたの気持ちは本当に嬉しい・・・。



でも、やっぱりダメなんです。許されないことなんです。

私はずっと夢見ていました・・・帰る場所がある生活を、おかえりと言ってくれる誰かがいる日常を。

星屑だった頃にはわからなかったけれど・・・今ならわかる。

私は星屑から星の欠片に生まれ変わったことで、己の運命を思い知ってしまった。

自分の行くべき道が、私の心や体に刻まれているのだと、ようやく気づいたんです。



ああ、そんな悲しい顔をしないでください。

どうして会ったばかりの私に・・・あなたはそんなに優しくしてくれるのですか?

あなたにとって私は何者でもない、赤の他人だっていうのに。

トモ、ダチ・・・?私とあなたが?

友達・・・本当に、いいのでしょうか・・・私なんかが・・・。



ふふっ、あなたの笑顔を見ていると、不思議と信じたくなってしまいますね。

誰かを信じたことなんて、今まで一度もなかったというのに・・・。

友達、か・・・私に友達ができるなんて、想像もしたことがなかった。

まるで夢の中にいるみたいに、ふわふわとした気分です。

本当はすべて夢で、次の瞬間には目が覚めてしまうんじゃないでしょうか?



つまり・・・○○○(プレイヤーの名前が入る)は私の生まれて初めての友達ということですね。

あなたも一緒に喜んでくれるのですか?

ああ・・・やっぱり確認しないと安心できません!

顔をつねったら、夢から覚めてしまうかも・・・。

いててっ!夢じゃ・・・ない?



私と手をつないでくれるのですか?

でも・・・私の体は星の欠片でできているから、触れたらどうなってしまうかわかりません。

それでも構わない・・・と?あっ・・・!

あたたかい・・・手をつなぐと、こんなにもあたたかいのですね。

私もこうして誰かと手をつなぐことができるのだと教えてくれて、ありがとう。



あなたと一緒だと『幸せ』がどんどん増えていく気がします。

独りで生きている頃は、こんな温かな気持ちがあるなんて、想像もできなかった・・・。

空に光る大きな星々にも、きっと今の私の『幸せ』は想像できないでしょうね。

星屑だった頃・・・私は独りで空を旅し続けて、いつか孤独なまま消えていくのだと思っていました。

未来は予想できないものですね。星屑から星の欠片に変化した私が、友達を得ることになるなんて。



○○○(プレイヤーの名前が入る)・・・本当に本当に、ありがとう。

あなたの優しさが、私の孤独に震える心を救ってくれたんです。

この先も、あなたとの友情があれば、きっとどんなことだって乗り越えていける。

照れているんですか?頬が少し赤く見えます。

ふふ、私もなんだかくすぐったい気持ちです。

友達って、本当にいいものですね。



空駆ける愛の流星ミーティオ

初めまして。今夜はとても良い夜ですね。

もうこんな時間・・・辺りも暗くなってきましたし、そろそろおうちへ帰る頃ではないですか?

えっ?私・・・ですか?私は・・・ええと・・・。

帰る場所がないから・・・この星には、私の家はないんです。

あっ・・・ごめんなさい、まぶしいですよね。でも私にはこの光が制御できないんです。



私は星の欠片から愛の流星となった者・・・。

流星は降り注いで、帰っていく・・・大切な愛を届けるために。

この地に私の家はないはずなのに『帰っていく』だなんて、おかしいですよね。

えっ?あなたの家に・・・一緒に『帰って』もいいのですか?

ふふっ、本当に優しいのですね、あなたは・・・。



どうやら私は、迷子になりかけていたようです。

あなたが迷子の私を見つけて、優しく声をかけてくれたから、私は消えずにすんだ。

本当にありがとう・・・そして今、ようやく自分の使命を思い出すことができました。

あなたのおかげで、私は忘れかけていた愛をこの身に宿すことができた。

私は・・・空駆ける愛の流星、ミーティオ。



ああ、寂しく震えていた日々が、まるで嘘のようです・・・。

大丈夫。この涙は、悲しくて流しているんじゃないです。

涙が宝石みたいで綺麗・・・?そんなに褒められると、少し照れくさいです。

涙をぬぐってくれるんですか?ありがとうございます。

少しくらいなら涙で服が濡れても大丈夫ですよ。



あっ、これ・・・は・・・!?

ごめんなさい、私の記憶が涙を通してあなたに流れ込んでしまったんですね。

お詫びに今度は私があなたの涙をぬぐいます。

冷たくて寒くて、寂しい記憶・・・怯えさせてしまいましたよね?

そんなことない?あなたって本当に優しいんですね。



あたたかい・・・抱き締めてくれるんですか?ふふ、ありがとうございます。

こんなに満たされたことは、今までありませんでした。

もう思い残すことはないかもしれません。

大丈夫、心配しないでください。

私は流星になって、またこの地へ帰ってきます。



涙を拭いて・・・ほら、空を見てください。

あれは流星群です。私の仲間たちが様々な思いを見に秘めながら、すべてを燃やし流れていきます。

ごめんなさい・・・そろそろお別れの時間みたいです。

体がこの場所に耐えられなくなっていて・・・ああ、明滅し始めている・・・。

大丈夫、またすぐに会えますよ。



あの流星たちはね、私の兄や妹みたいなものなんです。

私、行かなくちゃ・・・。

ミーティオ、せっかく友達になれたのに・・・

あなただったら、すぐに私を見つけてくれるって、信じています。

ふふ、今から再会がとても楽しみです・・・。



真っ直ぐなその瞳を見ていたら、ますます信じたくなりました。

空っぽだった私に愛を教えてくれたあなたは、特別な友達だから・・・絶対にまた会えますよ。

再会のときには、きっと私はあなたからもらった愛で、さらに変化していることでしょう。

私にも、自分がこれからどのように変化するのか、今はまだわかりません。

だからこそ、とても楽しみなのです。



愛を注いでくれたお礼をするためにも、きっと戻ってきます。

私の全身にみなぎるこの光を見てください。少しまぶしいかもしれないけれど・・・。

再会のときには、この光の色を目印にしてくださいね。

○○○(プレイヤーの名前が入る)、気をつけて家へ帰ってくださいね。そして私のこと・・・忘れないで。

あなたなら、私のこと・・・絶対に覚えていてくれますよね?



ありがとう、その言葉・・・とっても嬉しいです。

では、行きますね。少し離れていてください。飛び上がるときに、風が起きて危ないから。

さようなら、ありがとう。きっとまたすぐに会いに戻ってきます!



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