2. カードとトークン
目次
1. 総則
2. カードとトークン
200. 総則
200.1
各カードは、カード名、コスト、確保力、パートナー・マーカー、クラス、種類、文章欄、タグ、 権利表記を持つ。カードによっては、これらの部分の一部または全部が複数存在すること もあり、また一部が存在しないこともある。
200.2
カードの特性とは、名前やカード名、コスト、確保力、クラス、種類、文章欄、タグのことである。これらの一部は効果によって変化することがある。
201. カード名
201.1
カードのカード名は、その上端右側に記されている。
202. コスト
202.1
オブジェクト・カードの左上隅には、コストが記されている。
202.2
コストが効果によって変動する場合、0 未満になることはない。
202.3
効果のコストと区別するため、オブジェクトのコストと呼ぶことがある。
203. 確保力
203.1
オブジェクト・カードの名前の下に並んでいるシンボルマークの数が、そのオブジェクトの確保力である。
203.2
確保力が効果によって変動する場合、0未満になることはない。
204. パートナー・マーカー
204.1
Safe オブジェクト・カードの一部は、確保力の欄の左端に緑色の握手のアイコンを持つ。これをパートナー・マーカーと呼ぶ。
204.1a パートナー・マーカーを持つカードのみがパートナー・オブジェクトになることができる(rule 103.2)。
204.1b パートナー・マーカーを持っていても、ゲーム開始時にそう指定されない限りそれはパートナー・オブジェクトではない(rule 103.2, 401.4)。
205. クラス
205.1
オブジェクト・カードの絵の左下には、そのオブジェクトのクラスが記されている。人事、 Tale、Incident カードの同じ場所にはそれぞれ種類が英文で記されているが、ルール上の意味はない。
205.2
オブジェクトのクラスには、Safe、Euclid、Keter がある。
205.2a 一部のカードには、Neutralized、Unclassed または Thaumiel と表記されているものが存在する。それらのカードは、自身の効果によって他のクラスが定義されている。
205.2b 一部のカードは複数のクラスを持つ。それらをどのサンドボックスに配置するかは、自身の効果によって規定される。
206. 種類
206.1
カードの種類は、その文章欄の一番上の行に記されている。
206.2
カードの種類にはオブジェクト、人事、Tale、Incident がある。
206.3
カードが何らかの効果を持つ場合、種類の後に斜線で区切り「効果」と記される。
207. 文章欄
207.1
文章欄はカードの下半分にある。多くの場合、そのカードの効果が記されている。 一部のカードは文章欄の下端に、効果とは異なるフォントでフレイバー・テキストが書かれていることがある。これはゲームに雰囲気を出すための文章であり、ルール上の意味を持たない。
208. タグ
208.1
オブジェクト・カードの文章欄の下にはタグが記されている。 各タグは独立しており、スペースで区切られている。1つのオブジェクトが複数のタグを持つことがある。
208.2
タグは一部の効果によって参照されることがある。効果がタグを参照する場合、「タグに ~」という形で明示的に示される。
209. トークン
209.1
効果がトークンを創造することがある。トークンとは、カードによって表現されていないオブ ジェクトを表現するために用いるマーカーのことである。
209.2
トークンを創造したプレイヤーがそのオーナーであり、特に指示がない限りそのオーナーの サイトに配置される。トークンを創造しサイトに配置することを、トークンを生成すると呼ぶこ とがある。
209.3
トークンを生成する効果が、そのオブジェクトの特性を定める。特に効果によって言及がな い限り、それらはないものとして扱われる。
209.3a 同じカードの文章欄において、カード名を持つトークンを先に定義していた場合、同じカード名で示されるトークンは別の効果であっても同じ特性を持つ。
209.4
サイトを離れたトークンは、移動先の領域で消滅する。
209.4a 一旦指定の領域に置かれたあとで消滅するため、オブジェクトやカードがその領域に置かれたことによって誘発する誘発効果は誘発する。 サイト上のトークンが何らかの効力によって裏向きになるなら、それは代わりに消滅する。