ガチ勢はブラウン管モニターでゲームを遊ぶのがおすすめな理由
ブラウン管モニターが最先端の4K解像度の液晶ディスプレイよりもゲーマーにおすすめだと海外で話題になっています。ブラウン管モニターがおすすめな理由について記載しています。
近年のゲーム業界は次世代ゲーム機、PlayStation 5やXbox Series Xの登場により、一般家庭のゲーム機でも4K解像度に対応し、高画質ディスプレイが身近な存在になってきました。
今回の記事ではそんな、最先端の4K解像度の液晶ディスプレイよりも20年以上前に使用されていた、ブラウン管モニターの方がゲームをプレイするには適していると海外で話題になっている内容をご紹介します。
参考メディア
用語リスト
- Hz(ヘルツ)
- 数値が高いほど画面が滑らかに表現される。現在販売されているディスプレイは60Hzが標準。
- 4K又は8K
- 解像度を表す指数、数字が高いほどより高画質。
- CRTモニター
- ブラウン管モニターの英語表記
現在広く普及している液晶ディスプレイ
PCなどでゲームをプレイする際にプレーヤーの腕のほかに、PCの性能と液晶ディスプレイのクオリティが重要になってきます。
現在広く普及している液晶ディスプレイでは、4K~8Kの高解像度や最大240Hzの高いリフレッシュレートにも対応したゲーマー向けのディスプレイも数多く販売されています。
その他にも、画面両端が湾曲した、曲面型ディスプレイやベゼルを限界まで補足した、モニターなど様々なディスプレイが存在します。
ブラウン管モニターがゲーマーにおすすめな理由
ブラウン管モニター(CRTモニター)が液晶ディスプレイモニターよりもおすすめな理由として、コントローラーからゲームにコマンドを入力した際の応答が早く、遅延(ラグ)が少ないという意見が古いゲームをプレイするゲーマーの間ではささやかれています。
2010年9月18日にPlayStaition 2版のソフト「怒首領蜂 大往生」の最難関モード「デスレーベル」を史上初めてクリアした、MON氏は、遅延を最大限に減らすために、液晶ディスプレイを使用せずあえて、25型のブラウン管モニターを縦画面にしてプレイしたと過去にインタビューに回答していました。
▲MON氏のプレイ映像
シューティングゲームや格闘ゲームなどの1秒を争うゲームでは入力の遅延がほぼ0のブラウン管モニターを使用する事でより快適なゲームプレイを楽しむ事ができます。
液晶ディスプレイよりも美しいCRTモニター
また、CRTモニターのマニアでYouTuberのアダムテイラー氏は、Sonyの24型平面CRTモニターのGDM-FW900の動作品を見つけるためにオークションサイトなどを日々欠かさずチェックしているようです。
テイラー氏がなぜ、Sonyの24型平面CRTモニターの動作品を探しているのかというと、GDM-FW900は画面縦横比が16:10で構成されているためとコメントを残しています。
現在ほとんどのゲームは16:9のアスペクト比で作成されているため、4:3の比率で製造される事が多いブラウン管モニターの中で16:10で製造された、GDM-FW900は現在のゲームでも問題なくプレイする事ができます。
また、モニターの設定を調整すれば160Hzで出力が可能なため、現在販売されている最新型の液晶ディスプレイにも引けを取らない性能をしています。
実際に、GDM-FW900(ブラウン管モニター)でPCゲーム「CONTROL」を最高設定でプレイしてみた所、液晶ディスプレイモニターよりも暗い影の黒色がより深くなったことで、闇と光のコントラストがハッキリと描写されています。
テイラー氏のプレイ映像はYouTubeで公開されています。
▲画質の比較は5分19秒辺りから確認できます。
まとめ
ゲームをプレイする際に、CRTモニターは入力の出力遅延が少ないというメリットがありますが、現在ほとんどのCRTモニターは製産が終了しており、液晶ディスプレイよりも劣化のスピードが早いなどのデメリットの方が目立つ製品です。
また、近年開発された有機ELディスプレイはブラウン管モニターに近い変換を行うため、液晶ディスプレイがブラウン管モニターに劣っていた入力の遅延や画面のボヤ付きと言った問題は解決に近づいています。
製造コストが高く一般普及までには時間を要しますが、この記事を見てブラウン管モニターで出力した際の体感を経験してみたい方は有機ELディスプレイの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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