【ストーリー】EPISODE 7-88-1

| EPISODE ◆ 7-88-1 難航トランスポート! 深淵の支配者 |
登場人物
鉄の者A、鉄の者B、夜明けの騎士、マレノア(ドラゴン)、鉄の者C、鉄の者たち、セベク、グリム、シルバー
テキスト全文
── 茨の国‐野ばら城 城下 ──
グリム:「ふなぁ……ココ、どこなんだゾ?」
セベク:「この風景……間違いない。僕たちが『闇』に呑まれた場所だ!戻ってきたぞ!」
シルバー:「親父殿たちはどこへ?」
セベク:「闇夜の森へ向かわれたはずだが……」
シルバー:「!! みんな、地面を見ろ。この鉄靴(てっか)の跡は!」
セベク:「これは、『銀の梟』の……!」
シルバー:「親父殿たちが危ない。急いで追うぞ!」
── 茨の国‐野ばら城 城下 ──
鉄の者A:「な、なんてパワーなんだ!」
鉄の者B:「魔法使いたちが炎を防いでくれなかったら今頃丸焼きになってたぞ……!」
夜明けの騎士:「気を抜くな! 踏み潰されるぞ!」
マレノア(ドラゴン):「ギャオオォ」
マレノア(ドラゴン):「ーーーー!!」
鉄の者C:「魔女に休む暇を与えるな!行け行けーー!!」
鉄の者たち:「ウオオオオーーー!!!」
セベク:「ああっ……マレノア様が!」
グリム:「セベク、ちんたらしてんじゃねぇんだゾ!」
グリム:「確か夢の主と離れすぎちゃいけねーんだろ!?このままだとリリアを見失っちまう!」
セベク:「貴様に言われずとも!だが夢だとわかっていても……くそっ!」
選択肢:
├ [ 辛いけど、行かないと ]
└ [ ここで引き返しても過去は変わらない ]
シルバー:「……ああ。この雨で足跡が流される前に、急ごう!」
── 茨の国‐野ばら城 付近 ──
グリム:「ふなぁ~! どんどん雨が強くなってきたんだゾ!」
セベク:「道がぬかるんできた。陽も落ちているし……」
セベク:「お前たちもっと急げ! 足跡を見失ってしまう!」
グリム:「無茶言うんじゃねぇ! オレ様、コレ以上は速く走れねぇんだゾ!」
グリム:「セベク、さっきシルバーを捜してたときの魔法は使えねーのか?」
グリム:「アレ、ズバババーッ! て光りながらすげぇスピードで移動してたんだゾ。」
セベク:「『迅雷一閃』(リビング・ボルト)のことか?」
シルバー:「あの魔法は俺も初めて見た。ユニーク魔法、いつの間に習得したんだ?」
セベク:「貴様が学園に入学し、茨の谷で1人で特訓していた頃……」
セベク:「若様の有事の際に、誰より早く駆けつけるべく努力を続ける中で、キッカケを掴んだ。」
セベク:「だが……まだ“習得”というには程遠い。」
セベク:「アレは自分の身体を雷に変換し、移動や攻撃を行う魔法だ。」
セベク:「しかし……」
セベク:「まだ練度が低いせいで、一度使うと暫く身体にダメージが残ってしまう。」
セベク:「さっきは相手が寝ぼけたシルバーだったから良かったものの、」
セベク:「もし敵であればダメージが回復するまで待ってはくれない。」
セベク:「今あの魔法を使ってリリア様たちに追いついたところで、その場でお荷物になってしまうだろう。」
セベク:「本当は、自分のものにするまで人前で使う予定ではなかった。」
セベク:「よりによって寝坊すけ(シルバー)を叩き起こすために使う羽目になるとは……。」
シルバー:「それは……すまなかった。」
シルバー:「だが、お前らしいユニーク魔法だ。」
セベク:「ふん。……夢の中なのだから、大成功したっていいだろうに……まったく……。」
シルバー:「親父殿の夢に渡ってから、ずっと考えていたことがある。」
シルバー:「マレウス様の魔法によって見せられている夢なのに、」
シルバー:「何故この夢の中では辛いことばかり起こるのだろう、と。」
選択肢:
├ [ 言われてみれば…… ]
└ [ ずっとピンチの連続ですね…… ]
シルバー:「セベクが見ていた夢では、親父殿とマレウス様が共に学外研修へ向かう事になっていた。」
シルバー:「マレウス様の言葉の通りなら、魔法による眠りの中では、本人にとって幸せな……」
シルバー:「都合のいい夢をずっと見ていられるはず。」
シルバー:「ならば親父殿は、人間たちと争うこともなく、マレウス様のご両親もご健在のまま、」
シルバー:「茨の国が大国のまま存続している夢を見ていてもいいはずだ。」
セベク:「ふむ……確かに一理あるな。」
シルバー:「マレウス様は俺たちの夢を監視し……統治していると言っていた。」
シルバー:「俺たちの存在に気づいているなら、セベクの時のようにすぐに排除されてもおかしくないはず。」
セベク:「ううむ……。」
セベク:「これはあくまで予想だが、」
セベク:「マレウス様は何らかの原因によってリリア様の夢を監視できていないのかもしれない。」
シルバー:「あり得るな。なんとかして親父殿に夢から醒めてもらい、助力を得たいところだが……。」
!!
セベク:「この剣戟の音は!」
シルバー:「近いぞ。急ごう!」
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