【ストーリー】EPISODE 7-88-4

| EPISODE ◆ 7-88-4 難航トランスポート! 深淵の支配者 |
登場人物
バウル、リリア、鉄の者A、鉄の者B、鉄の者C、グリム、シルバー、セベク
テキスト全文
── 茨の国‐森 ──
バウル・リリア:「はぁ、はぁ、はぁ……」
リリア:「……なんとか、撒いたか?」
バウル:「!!」
バウル:「右大将殿! 危ない!」
鉄の者A:「いたぞ、ヴァンルージュだ!」
鉄の者B:「よくも今まで俺たち人間を苦しめてくれたな。」
鉄の者B:「右大将を討ち取れば、貴様らと戦い続けた祖父もうかばれるというもの!」
鉄の者C:「よく狙え! ドラゴンの卵に傷をつけるなよ!」
バウル:「くっ、囲まれたな……。ざっと10人……いや、15人ほどか。」
バウル:「右大将殿、ここは私が引き受けます。どうかお先に!」
リリア:「何言ってんだ! いくらお前でも、ひとりで相手しきれる数じゃねえ。」
バウル:「奴らの狙いはあなたの命と、お世継ぎの卵。それだけは人間どもに奪われるわけにはいかない。」
バウル:「その卵を抱えたままでは、ろくに戦えますまい。」
バウル:「このバウル、必ずや敵を一掃し、追いついてみせます。さあ、お早く!」
リリア:「くそっ………くたばったら許さねぇぞ!」
鉄の者A:「ヴァンルージュが逃げたぞ! 追え追えー!」
鉄の者B:「うわっ!? なんだ今の一撃は?」
鉄の者C:「魔石器一振りで、巨木がなぎ倒された……!?くそ、道が塞がれたぞ!」
バウル:「よく聞け、人間ども!」
バウル:「我が名はバウル・ジグボルト!! 誇り高き茨の国の王宮近衛兵がひとりである!!」
バウル:「我が斧の曇りとなりたい者は前へ出ろ!」
バウル:「1人残らず丸呑みにしてくれる!」
グリム:「あ! 見ろオメーら! 誰かが派手に戦ってるんだゾ!」
シルバー:「あの鰐の面……バウル殿か!」
セベク:「『銀の梟』に取り囲まれている!お助けしなければ。行くぞ!」
グリム・シルバー:「おう! / ああ!」
鉄の者A:「ぐわぁ!? 後ろから急に新手が!?」
鉄の者B:「に、人間!? なぜ妖精の味方を……!?」
セベク:「人間も妖精も関係ない!」
セベク:「僕たちはただ、“貴様ら”が気に入らん! だから戦うのだ!!」
グリム:「そーだそーだ!気に入らねーヤツは誰が相手でもぶっとばす!」
グリム:「それがナイトレイブンカレッジ流なんだゾ!」
鉄の者C:「なんなんだコイツらは!態勢を立て直すぞ、一時退却!」
グリム:「あっ、アイツら逃げていくぞ!」
シルバー:「仲間を呼ばれると厄介だな……だが、深追いは命取り。そして今は、バウル殿の手当てが先決だ。」
セベク:「バウル様! 遅くなりました!」
バウル:「お、お前たち……」
バウル:「うっ!」
シルバー・セベク:「バウル殿! / バウル様!」
セベク:「ひどい怪我だ。すぐに魔法薬を!」
グリム:「うげっ! この笛の音、やっぱ『銀の梟』が仲間を呼んでやがる!」
セベク:「急いで移動しよう。バウル様、どうぞ僕の肩に!」
バウル:「私はここに残る。敵の相手をせねばならぬからな。」
バウル:「お前たちは、右大将殿を追ってくれ。」
シルバー:「そんな……あなたを置いては行けません!」
バウル:「くどい! 私は貴様らの助けなど要らないと言っているのだ!」
バウル:「ゴホゴホッ!」
セベク:「…………………………。」
セベク:「シルバー、グリム、ユウ。お前たちは先に行け。」
グリム・シルバー:「えっ!?」
セベク:「僕はここに残り、バウル様と共に『銀の梟』どもの足止めをする。」
シルバー:「何だって!? いくらお前とバウル殿でも……」
シルバー:「それに、これ以上親父殿と距離が離れれば何が起きるか、俺にもわからないぞ。」
セベク:「迷っている暇はない!!!」
セベク:「リリア様は大きな卵様を抱え、不自由な状態でいらっしゃる。」
セベク:「さっさと行け! そして守れ! お前の大切なものを!」
セベク:「僕は……」
セベク:「僕の大切なものを守る!!」
シルバー:「セベク……。」
セベク:「フン。僕を馬鹿にするなよ、シルバー。早々に敵を片付け、貴様らに追いついてみせる。」
シルバー:「……わかった。行こう、ユウ、グリム!」
鉄の者A:「悪路で遅れていた装甲掘削機が到着した!」
鉄の者A:「もはや貴様らに未来はない!」
セベク:「抜かせ! 図体が大きいばかりのガラクタなど、僕の敵ではないわ!」
セベク:「バウル様、どうぞお下がりください。」
バウル:「人間……貴様、どうしてそこまで……!」
セベク:「僕がここで戦っても、現実は何も変わりません。」
セベク:「でも……僕にも譲れないものがある。」
セベク:「『銀の梟』ども! このセベク・ジグボルトが相手だ!」
セベク:「さあ、かかってこい!」
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