【ストーリー】EPISODE 8-24 奇跡エグジスタンス!
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| EPISODE ◆ 8-24 奇跡エグジスタンス! 禁忌の執行人 |
登場人物
クルーウェル,クロウリー,サム,トレイン
| 学園長室 Headmaster's Office | |
![]() | サム なるほどねぇ。で、そこで指輪の話が? |
![]() | クロウリー ええ、『S.T.Y.X.』の所長から「解析に時間が かかったが、ようやく結果が出た」と。 |
![]() | トレイン 指輪に使われていた石の産地は、かつて 茨の谷の領土だった雷鳴山脈だと判明したのだ。 |
![]() | トレイン 茨の谷から調査のために貸し出された王室所蔵の魔法 石の中に類似する石があり、産地が割り出された。 |
![]() | トレイン この調査結果を聞いた私は、王室所蔵の魔法石に ついて興味をひかれ、後日詳しい資料を取り寄せ…… |
![]() | トレイン その結果、非常に興味深い事実が分かった。 |
![]() | クルーウェル どのような? |
![]() | トレイン 茨の谷には『プリンセス・グロウ』と呼ばれる 巨大な魔法石が存在していた。 |
![]() | トレイン 術者の魔法を飛躍的に強化し、不治の病をも治す…… 「奇跡を起こす石」として記録されている。 |
![]() | サム へぇ、奇跡を起こす石……そいつはcoolだね。 |
![]() | トレイン そしてシルバーの指輪の石と、 このプリンセス・グロウの記録は、 |
![]() | トレイン 産地、結晶構造、特性が全て酷似している。 |
![]() | トレイン そのため、同じ鉱脈から産出された兄弟石である 可能性が非常に高い。 |
![]() | トレイン 小さな石でヴァンルージュを蘇らせるほどの 奇跡を起こした。では…… |
![]() | トレイン その何倍もの大きさを持つプリンセス・グロウならば ……一体どれほどの奇跡を起こせるのか? |
![]() | クロウリー それはそれは……興味深い! 私、キラキラしたものの話、大好きです! |
![]() | クロウリー して、そのプリンセス・グロウは今も茨の谷に? |
![]() | トレイン それが……マレノア姫の杖にあしらわれたという 記録を最後に、行方が途絶えているのです。 |
![]() | トレイン 400年前、剣の国の手に渡ったところまでは 記録があるが……その後の足取りが掴めない。 |
![]() | クロウリー 400年も前の話となると、 記録も散逸してしまっているでしょうねぇ。 |
![]() | トレイン だからこそ私は、各国の古文書を取り寄せて プリンセス・グロウの足取りを追っている。 |
![]() | クルーウェル 歴史の闇に消えた、奇跡を起こすという 巨大な魔法石……。たしかにそそられるトピックだ。 |
![]() | トレイン そう、私の目的はただ1つ…… |
![]() | トレイン プリンセス・グロウの行方を 突き止めること! |
![]() | トレイン もし見つかれば、魔法史に刻まれる出来事になる。 |
![]() | トレイン そして……歴史的発見の立役者として、私の名が 後世に残るのだ。学術論文にも、教科書にも。 |
![]() | トレイン 私を不採用にし続けたロイヤルソードアカデミーも、 さぞかし臍を噛むだろうな。 |
![]() | トレイン 「それほど優秀な人物なら、あの時採用しておけば」 とね。ふふ……ふふふふ……!! |
![]() | サム トレイン先生、燃えてるねぇ。 |
![]() | クルーウェル 燃えるのはいいが、学期末まで忙しい日々が続く。 これ以上の人手不足は御免被りたい。 |
![]() | クルーウェル 自分が無茶はできない年齢なのは、 自覚しておいてほしいところだ。 |
| 図書室‐エントランスホール Library - Entrance Hall | |
![]() | トレイン 400年前、茨の国が敗北した後、 プリンセス・グロウは剣の国の手に渡った……。 |
![]() | トレイン そこまでは茨の谷の記録にも残っているが…… その先が問題だ。 |
![]() | トレイン む……これは……! |
![]() | トレイン 剣の国から輝石の国へ逃げ延びた、 レイア女王の侍女の手記! |
![]() | トレイン 「杖を手に入れたヘンリク王子は父王を救うため、 杖の石を使い盃を作らせた」 |
![]() | トレイン ……おお、盃の見た目について書いてあるぞ! |
![]() | トレイン 「輝く宝石がはめ込まれた黄金の盃は、ただ水を飲む にはとても大きく、とても深く、とても重く」 |
![]() | トレイン 「両手で掴むハンドルと、重厚な台座がついていた」 |
![]() | トレイン ……ハンドルと台座がついている? 随分と豪華な盃(カップ)だな。そして……何々…… |
![]() | トレイン 「レイア姫がその盃で汲んだ水を 父王に飲ませると、」 |
![]() | トレイン 「不治の病に臥せっていた王は みるみるうちに快癒した」 |
![]() | トレイン 素晴らしい……やはりプリンセス・グロウは 奇跡を起こす力を持っていたのだ! |
![]() | トレイン 「国に危機が迫り、女王となったレイアは盃の悪用を 恐れ、3人の妖精に奇跡の盃を託した」 |
![]() | トレイン ふむ、この手記の中にある盃に関する記述は 以上だな。 |
![]() | トレイン 妖精に盃を託した、か。……待てよ、先程読んだ 英雄の国の歴史書に、それらしい記述が…… |
![]() | トレイン あったぞ。「正しき魔法使いアンブローズは、 3人の妖精より奇跡の盃を託された」…… |
![]() | トレイン これだ! |
![]() | トレイン ん? アンブローズ…… |
![]() | トレイン アンブローズだと!? |
![]() | トレイン 憎きロイヤルソードアカデミーの学園長と 同じ名前ではないか!! |
![]() | トレイン 偶然か? それとも…… |
![]() | トレイン ん? |
![]() | トレイン 大きな宝石が埋め込まれ、ハンドルと台座がついた 盃(カップ)……アンブローズ…… |
![]() | トレイン そんな……まさか!? |
| 学園長室 Headmaster's Office | |
| ドンドンドン! | |
![]() | クロウリー はいはい、今開けますよ。 こんな夜更けに一体誰です? |
![]() | トレイン 学園長! 昨年の学園対抗戦の、 表彰式の写真を見せてください!! |
![]() | クロウリー ト、トレイン先生!? どうしたんです、血相を変えて。 |
![]() | トレイン 突き止めたかもしれません、 プリンセス・グロウの行方を! |
![]() | クロウリー ええっーーー!? |
![]() | トレイン ですから早く、表彰式の写真を! |
![]() | クロウリー わ、わからないけど、わかりました! |
![]() | クロウリー 表彰式の写真はありますが、我が校は敗戦側ですよ。 |
![]() | クロウリー ええと、確かここに……。 |
![]() | クロウリー どうぞ。 |
![]() | トレイン ……あ、ああ……! これだ!! |
![]() | トレイン 「輝く宝石がはめ込まれた黄金の盃は、ただ水を飲む にはとても大きく、とても深く、とても重く」 |
![]() | トレイン 「両手で掴むハンドルと、重厚な台座がついていた」 |
![]() | トレイン 「正しき魔法使いアンブローズは、3人の妖精より 奇跡の盃を託された」…… |
![]() | トレイン これはもう、間違いない! |
![]() | クロウリー あのぅ、なにが「間違いない」んです? |
![]() | トレイン ロイヤルソードアカデミーが所蔵する、学園対抗戦の 優勝カップ。この盃にあしらわれた石こそが…… |
![]() | トレイン 奇跡を起こす魔法石 『プリンセス・グロウ』です! |
![]() | クロウリー な、 |
![]() | クロウリー なんですって~~~~!? |
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