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【ストーリー】EPISODE 7.5-8 呪文じゃないの!

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最終更新者: novira

EPISODE ◆ 7.5-8

呪文じゃないの!
休息の冒険者

登場人物

エペル,エース,オルト,グリム,ジャック,セベク,デュース,???


中庭
Courtyard
デュース
エ、エペルは? 何歳くらいで魔法が使えたんだ?
エペル
僕? 僕は10歳くらいの頃、かな。
エペル
実家で収穫の手伝いをしてる時に、高いところの林檎
を魔法で引き寄せられたことで気づいたんだよね。
エペル
僕の故郷では魔法を農業に活かしてる人が多いんだ。
セベク
ほう。人間の国でも農業に魔法を使うのか。
全て機械頼りなのかと思ったぞ。
エペル
もちろん機械に頼るところは大きいけど……。
エペル
機械が入れない傾斜地に畑があることも多いしね。
エペル
品種改良や肥料の開発には魔法薬学が役立つし、
飛行術は農地の見回りや収穫に活用されてるよ。
ジャック
実家で魔法薬学に馴染みがあったから、
ポムフィオーレの素質があったってことか?
エペル
えっと……入学前は空を飛ぶのが気持ちよくて、
飛行術ばっかりやっちゃってた、かな。
グリム
オレ様も飛行術は好きなんだゾ。
なんつーか、魔法士っぽいよな!
エース
自由に箒が乗り回せるの、いいなー。
オルト
市街地を飛行するには箒の飛行免許がいるし、
オルト
練習する場所がすごく限られてるって
クラスメイトが言ってたよ。
エペル
そっか。僕が飛んでたのって、私有地の畑の上だから
……そこは田舎のいいところかも!
オルト
そういえば、グリムさんは?
いつから魔法が使えたの?
グリム
オレ様か? オレ様は……
グリム
よくわかんねーけど、いつのまにか火が吹けてたし、
木の実を魔法で落としたりできたんだゾ。
セベク
物心ついたときには感覚で使えていた、
ということか? 魔獣……なんとも珍妙な。 
ジャック
というか……気にしたことなかったけど
お前、今何歳なんだ?
グリム
数えたことねーから知らねえ。
グリム
でも年齢も種族も関係ねえんだゾ。
なぜならオレ様は大天才だからな!
オルト
いいなぁ。僕もせっかくナイトレイブンカレッジに
入学できたし、ユニーク魔法とか使ってみたかった。
グリム
オレ様も!! オレ様も早く
ユニーク魔法が欲しいんだゾ~!
→ 自分も魔法が使ってみたい!
→ 自分は見てるだけでいいかな……
エース
グリムもオルトもユウも、存在自体が
個性的すぎてユニーク魔法みたいじゃん。
エペル
だよね。魔法士養成学校に入学した魔獣と、
ヒューマノイドと、異世界人。
エペル
他の人が真似できない、唯一無二の個性……かな。
オルト
そう言われるとそうなんだけどさ。 
オルト
僕も兄さんみたいに『開かれた冥界の扉(ゲート・トゥ・アンダーワールド)』……
とかキメキメで言ってみたいじゃん。
セベク
勝手に言えばいいだろう。
セベク
というか……
セベク
夢の中で目的の座標まで導いてくれた時などは、
なにか呪文のようなことを言っていなかったか?
オルト
あれはシステム音声であって、呪文じゃないの! 
オルト
イグニハイド寮生の人たちは
みんなかっこいいって言ってくれるし、
オルト
システム音声にはシステム音声のロマンがあるけど。
ジャック
よくわからねぇが、俺たちはそのシステム音声って
やつは出したくても出ねぇしな……。
デュース
聞くたびに思うが、僕たちだと
舌が絡まりそうだよな、あれ。
オルト
隣の芝生は青いってことかなぁ。
……今度兄さんにも相談してみよっと。
エペル
イデア先輩なら、たげかっこいいヤツ
作ってくれそう!
グリム
オレ様だけのユニーク魔法かぁ……
はぁ、夢が広がるんだゾ~。
エース
グリムのことだし、どうせ『食ったら食っただけ
体が縦にも横にもデカくなる』みたいな、
エース
くだらない魔法になるんじゃねーの?
セベク
はっ! あり得る話だ。コイツは寝ても覚めても
食い物の話ばかりだからな。
グリム
にゃにおぅー! そんなカッコ悪い
ユニーク魔法、絶対イヤなんだゾ!
グリム
ぐぬぬ……今に見てろよ。いつか誰もが羨む
スゲーユニーク魔法を使えるようになって……
グリム
オレ様が、全員かる~く捻ってやるんだゾ!
→ 習得するの頑張ろうね!
→ 食べただけ大きくなる魔法も、
  いいと思うけどな……
オンボロ寮‐自分の部屋
Ramshackle Dorm - Your Room
???
イイニオイ……ドコダ……ドコダ……?
???
!!
???
イシ……イシダァ!!
???
デッケェ……ジュルッ……
ヒヒ、ヒヒヒヒッ!!


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