【ストーリー】EPISODE 7.5-2 超・超・超レアケース
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| EPISODE ◆ 7.5-2 超・超・超レアケース 休息の冒険者 |
登場人物
イデア,オペレーターA,オペレーターB,マレウス,リリア
| S.T.Y.X.研究所‐会議室 S.T.Y.X. Laboratory - Meeting Room | |
![]() | マレウス リハビリ? |
![]() | イデア そ、そう。 |
![]() | イデア 魔法士の安全な暮らしと活動を守る、 魔法技術研究所『S.T.Y.X.』としては…… |
![]() | イデア オーバーブロット経験者の社会復帰のため、 アフターフォローもせにゃイカンわけですわ。 |
![]() | イデア 検査終わって、はい解散! って野に放って、即暴走! とか避けたいの。 |
![]() | イデア あらゆる角度から、君たちを元の環境に帰して 大丈夫かどうかの安全確認が必要ってこと。OK? |
![]() | マレウス ああ、理解した。 |
![]() | リリア それで、わしらは何をすればいいんじゃ? |
![]() | イデア え、えっと…… |
![]() | イデア き、君たちの精密検査の結果、ふたりの魔法の 波長がかなり似通っていることがわかったんだ。 |
![]() | リリア 魔法の波長が似通っている? |
![]() | イデア うん。そ、それも同一人物レベルにね……。 |
![]() | リリア ありえん。同じ妖精とはいえ、わしはコウモリ、 マレウスはドラゴンじゃぞ。 |
![]() | イデア お、仰るとおり。 |
![]() | イデア そもそも魔力回路はたとえ血縁者であっても全く 同じになることはありえない。指紋と同じようにね。 |
![]() | イデア で、原因調査のためにナイトレイブンカレッジ入学時 のマレウス氏とリリア氏の魔法診断書と照合した結果 |
![]() | イデア マレウス氏の波長にはほぼ変化なし。別人レベルに 変化してたのはリリア氏のほうだった。 |
![]() | リリア わし? 特に違和感も不調もないんじゃが。 |
![]() | マレウス 僕の魔力を大量に浴びたせいで、 一時的に変化しているだけではないのか? |
![]() | イデア 妖精に魔力の説明をするのは、 プロに講釈垂れるみたいでなんなんですが…… |
![]() | イデア 魔力っていうのはエネルギー自体に 血液型みたいな分類や性質はない。 |
![]() | イデア だから他人や、魔法道具なんかにも 力技で魔力を注入できる。 |
![]() | マレウス 僕がシェーンハイトにしてやったことだな。 |
![]() | イデア そ、そう。でもマレウス氏が補填した魔力を使って も、ヴィル氏の魔法は“ヴィル氏のもの”になる。 |
![]() | イデア 個性が出るのはエネルギーが術者の魔力回路を通り、 魔法として出力した時だからね。 |
![]() | イデア でも、今のリリア氏は違う。 出力自体が“マレウス氏のもの”にかなり近い。 |
![]() | リリア それは妙な話じゃ。何が原因なのだ? |
![]() | イデア え、えと……原因特定まではできていないけど、 『S.T.Y.X.』の見解は……。 |
![]() | イデア マ、マレウス氏が角に溜め込んでいた膨大な魔力と、 シルバー氏が持っていた謎の魔法石が反応して…… |
![]() | イデア リリア氏の魔力回路を変質させたんじゃないかと。 |
![]() | リリア ……あの指輪には、 |
![]() | リリア どんな力が秘められていたのだ? |
![]() | イデア シルバー氏の指輪に嵌まってた魔法石はあの時に 砕け散って、魔力自体を失っちゃったから…… |
![]() | イデア あの石がどんな力を持っていて、 どう作用したのかは絶賛調査中なんですが。 |
![]() | マレウス 魔力回路は指紋のように、 世界に2つと同じものはないのだろう? |
![]() | イデア う、うん……だからこれは仮説の域を出ないけど、 うちの解析チームの中では…… |
![]() | イデア 『マレウス氏の角に通ってた魔力回路が、 そのままリリア氏に上書きされた説』が有力だ。 |
![]() ![]() | リリア・マレウス 上書き? |
![]() | マレウス 魔力回路の上書き……そんなことが可能なのか? |
![]() | リリア 他人の魔力回路を上書きするなど、 わしも聞いたことがないぞ。 |
![]() | イデア 人間の歴史の中で前例はない。 茨の谷にもあたってるけど…… |
![]() | イデア 現段階でドンピシャな既知の事例っていうのは 見つけられてないんすわ。 |
![]() | イデア と、とにかく、超・超・超レアケースなのは 間違いない。 |
![]() | イデア だから、君たちの詳細なデータを取りたいんだよね。 |
![]() | リリア こちらとしてもありがたい話だ。 マレウスの角がもとに戻るまでかなり時間がかかる。 |
![]() | リリア 専門家からのアドバイスがあれば、 より暮らしやすくなるじゃろう。 |
![]() | イデア じゃ早速、テストを開始しよう。 ふたりをシミュレーションルームに案内して。 |
| S.T.Y.X.研究所‐管制室 S.T.Y.X. Laboratory - Control Room | |
![]() | オペレーターA 被検体H、I。 カローンと共にシミュレーションルームに入室。 |
![]() | オペレーターA 魔力測定ギア、各被検体に装着完了。 |
![]() | オペレーターB 各種データ計測準備完了。 ヒトサンマルマル、記録を開始します。 |
![]() | イデア あー、テス、テス。こちらオペレーティングルーム。 |
![]() | イデア 拙者の声聞こえてます? |
![]() | マレウス ああ、聞こえている。 |
![]() | リリア 何度見てもこの技術はすごいのぉ。装備も変化して おるし、触れた質感すら本物さながら。 |
![]() | リリア このVRヘッドセットを使って FPSゲームなどをプレイしたら大迫力じゃろうな。 |
![]() | イデア ……リ、リリア氏ってFPSとかするんだ。 |
![]() | イデア いや、今はそんなことよりテストテスト……。 |
| メインストリート Main Street | |
![]() | イデア それじゃあ、まずはマレウス氏…… |
![]() | イデア 全力で氷系の魔法を使ってみてくれる? こっちがもういいよっていうまで出力し続けて。 |
![]() | マレウス ……僕が全力を出したら、 施設を破壊してしまわないか? |
![]() | イデア フヒッ! |
![]() | イデア 『神々の時代』からファントムを閉じ込めてきた 『S.T.Y.X.』の技術をナメないで欲しいっすな。 |
![]() | イデア 遠慮なくどーぞ。 |
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