公演考察
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公演の原作まとめ。
チームK
| 画像 | 楽曲名 | 原典 | あらすじ |
|---|---|---|---|
 | During the demise | オペラ「ローエングリン」/ リヒャルト・ワーグナー | その王国は略奪者に狙われていた。囚われた王と、深い傷を負った騎士たる王子の前に名もなき剣士が現れる。「この王国のために戦ってやろう。だが、この名を問うてはならない」――男は救国の剣となるか。 |
 | Crazy for | トゥーランドット | 美しく残酷な姫は、押し寄せる求婚者たちに3つの謎を解くように命じ、失敗したものたちを容赦なく処刑してきた。だが、旅の王子はその謎をやすやすと解いた上で、逆に謎をかけてきた。｢夜明けまでに俺の名を答えろ｣ー王子と姫のかけひきの結末はどこへ向かうのか。 |
 | 花はかすかに | カルメン | 堅物の衛兵ドン・ホセが出会った、奔放で美しい運命の女、カルメン。彼女から投げられた誘惑の花は、ホセの心をとらえて離さない。カルメンのために投獄された男は、自分の心を奪い去った美しいジプシーの女のことを胸に思い描かずにはいられない。 |
 | Halloween Night | 「フランケンシュタイン」/メアリー・シェリー | 孤独で病弱な青年がハロウィンに出会う魔物たちとの一夜。集うのは吸血鬼、狼男、ミイラ、そして死体をつなぎあわされて生まれた怪物。怪物は、青年が自分の創造主とよく似ていることに驚く。あるはずもない邂逅の宴の夜、青年と化け物は何を語り、何を失うのか。 |
 | 華麗なる誘惑 | 椿姫（ラ・トラヴィアータ） | 舞台はパリ社交界。前途洋々たる貴族の子息アルフレードは、パーティーで出会った美しい高級娼婦・ヴィオレッタに恋をする。情熱的にアプローチするアルフレードに真実の愛を見つけるヴィオレッタ。しかしこの恋は祝福されず、２人は引き離されてーー愛の行方は如何に。 |
 | エギーユ・クルーズ | 「奇巌城」/ モーリス・ルブラン | 伯爵邸で発生した４枚の絵画の盗難事件には、稀代の怪盗として名高いアルセーヌ・ルパンの影があった。神出鬼没のルパンに、高校生探偵ボートルレ、ガニマール警部、英国人探偵ショルメが挑む。だが彼らは知らない。怪盗紳士ルパンが愛する女性のために捧げた決意を。 |
 | Treasured(ケイver) | イル・トロヴァトーレ | マンリーコがレオノーラと逢瀬した夜、月明かりが照らした恋敵は一族の仇・ルーナ伯爵だった。嫉妬に燃える伯爵から愛する人を奪還したマンリーコ。しかし喜びも束の間、遂には伯爵に囚われる。死の足音が近づく牢獄で恋人たちが再会するとき、誰の復讐が果たされるのか。 |
 | Treasured(吉野ver) | イル・トロヴァトーレ | 幼い頃に弟が攫われた事件はルーナ伯爵の心に暗い影を落とした。その心を癒す美しい女官・レオノーラ。しかし、月明りが彼女の愛する人を照らす。それは己ではなく、しがない吟遊詩人だった。激しい恋心が、苛立つ自尊心が、伯爵を駆り立てる。彼女は僕のものだ！と。 |
 | Mid Summer Beach（チームK） | 真夏の夜の夢 | 夏は妖精の祝祭。いたずらな妖精が愛を求める人間に真紅の花のつゆを落とす。魔法のかかったまぶたが開くとき、最初に見た者に恋をする。かりそめの恋でも構わない。今はあなたの瞳に僕だけを映して。 |
 | The Final Problem | シャーロック・ホームズ「最後の事件」 | ホームズは宿敵モリアーティ教授の組織を追い詰める罠をはりめぐらした。その頃に、彼はもう気づいていた。モリアーティは２人いる。犯罪的センスを持つ兄と、天才的な頭脳を持つ妹──。対決の地ライヘンバッハの滝で、ホームズとモリアーティの運命が交差する。 |
 | ひらひらり | リチャード三世 | 類まれなる美しさを持つリチャードは、母親に迫害され、自分を押し殺して生きてきた。しかし、エリザベスとの出会いをきっかけに孤独にまみれた生活を終わらせることを決意。王となり、すべてを取り戻すため、血塗られた殺戮を始める― |
 | ONLY IF | グレート・ギャツビー | ロングアイランドのウェストエッグに突如現れたのは、素性も仕事も謎めいた大富豪ジェイ・ギャツビー。毎夜、豪華絢爛なパーティーを開いていた彼は、時折、対岸に灯る緑色の光を切なそうに見つめていた。その場所にいるはずの昔の恋人・デイジーに想いをはせて― |
 | Raise your resolve | ニーベルングの指環 | 逃亡の果て、ジークムントはトネリコの下で運命に出会った。ジークリンデ、自らの妹にして宿敵の妻。許されざる想いと知りながら、ふたりはすべてを捨てて愛を選ぶ。たとえ神であろうとも、この想いだけは砕けぬと信じて。 |
 | 黒い虚実 | 黒蜥蜴 | ――今夜12時二注意セヨ――美貌の令息を狙う予告状がふたりの始まり。百戦錬磨の探偵へ宛てた、黒蜥蜴からの挑戦状。変装で、知略の限りで、睦言のように敵意を交わす。執着と情念が絡まり合う、好敵手の結末はどこに―― |
 | 波のままに（幕間ver） | 喜劇「十二夜」/ウィリアム・シェイクスピア | 瓜二つの双子が乗っていた船は嵐に見舞われ沈没した。兄とはぐれ、離れ離れになってしまった妹は男装し、オーシーノ伯爵に仕えることになる。だが忠誠の感情はいつしか慕情へと変わる。正体を隠し続けて男でいれば、このまま傍にいられるが―― |
 | MADNESS JOKER | 「カラマーゾフの兄弟」/ドストエフスキー | 2周年ランダムチューンは記念楽曲からランダムで1つが選択される特別な公演。「カラマーゾフの兄弟」を原作とし、各チームごとに異なる視点でショーを行う。編成キャストのよって選択される曲の確率が変わるが、同じキャストは連続で公演を行うことが出来ない。 |
 | caprice of love | 小説「危険な関係」/ピエール・ショデルロ・ド・ラクロ | ジェルクール伯爵への復讐のため、メルトイユは遊び仲間ヴァルモンに声をかけ、伯爵の婚約者であるセシルを共に誘惑しようとそそのかす。恋を知らないセシルを前に、2人の悪徳はうまくいっていた。そう、ヴァルモンが本気で恋をするまでは。 |
 | Temptation Game | 小説「危険な関係」/ピエール・ショデルロ・ド・ラクロ | 悪友メルトイユから持ちかけられた依頼は、2人がかりで清純なる娘セシルを誘惑すること。快楽主義の色男ヴァルモンにとっては息をするより簡単な遊戯。甘く微笑み、情熱的に口説いて、夢を見せる――そんなたやすいゲームのはずだった。 |
 | 波のままに | 喜劇「十二夜」/ウィリアム・シェイクスピア | 瓜二つの双子が乗っていた船は嵐に見舞われ沈没した。兄とはぐれ、離れ離れになってしまった妹は男装し、オーシーノ伯爵に仕えることになる。だが忠誠の感情はいつしか慕情へと変わる。正体を隠し続けて男でいれば、このまま傍にいられるが―― |
 | Run away together | 悲劇『血の婚礼』/フェデリコ・ガルシーア・ロルカ | かつての恋愛を忘れられずにいたレオナルドのもとに、元恋人が結婚するという報せが届く。迎えた婚礼の日。縋る想いで花嫁のもとを訪れた彼は、2人の愛が今も変わらぬことを確かめ、一度は離した手を再び取りあうのだった。逃避行の果てに待つのは愛か、それとも――。 |
 | To the world | 小説『八十日間世界一周』／ジュール・ヴェルヌ | 「80日で世界一周ができる」そのことを証明するため、イギリス人資産家フィリアス・フォッグは未知なる地平の彼方へと旅立った。多くの事件乗り越え、運命的な出会いを経たその旅の果てに、彼の手は何を掴むのか。 |
 | UnlockU | 小説『紅はこべ』／バロネス・オルツィ | フランス革命で荒れるパリでは、 貴族をギロチンから救う「紅はこべ」という謎の存在が話題になっていた。革命政府の役人は女優マルグリートに対し、紅はこべの正体を突き止めろと脅迫する。 人質に取られた兄を救うため、マルグリートは紅はこべのことを追い始めるが── |
 | 百花ノ咲駆 | 池田屋事件 | 時は幕末。京都の治安維持組織である新撰組は、倒幕派の志士による御所放火計画を聞きつけた。市中捜索の結果、池田屋にて謀議中の志士を発見。新撰組は、少数での斬り込みを決行する。「御用改めである！」京都の夜に戦闘開始を告げる局長・近藤勇の一声が響く。 |
 | LEVITATE | 二都物語 | 世はフランス革命の混乱のさなか。貴族階級の出であるダーニーに死刑が宣告された。 友人カートンは彼と瓜二つの容姿を利用し、身代わりとなることを提案する。 断頭台の露と消えた友人の遺志を受け継ぎ、最愛の人を守るため、ダーニーは過酷な運命に立ち向かっていく。 |
 | GRAVITATE | 二都物語 | カートンと瓜二つの容姿を持つ友人ダーニーに、死刑が宣告された。それを知ったカートンは、身代わりを申し出る。最愛の人ルーシーの幸福を願いながら、一歩、まあ一歩と死への道程を往く。どうか忘れずにいて――カートンの秘めたる愛と献身は、断頭台の露へと消えた。 |
 | FORT/TUDE | 川中島の戦い | 領土拡大を狙う武田信玄は、肥沃な大地を擁する北信濃に目を付けた。順調に勝利を重ねる武田軍であったが、上杉謙信率いる上杉軍がその進行を阻む。甲斐の虎と越後の龍――名将と呼ばれる二人が、精鋭達を従え、川中島を舞台に熾烈な争いを繰り広げる。 |
 | Quiet Serenade | オペラ『クリスマス・イヴ』/ニコライ・アンドレイェヴィチ・リムルスキー＝コルサコフ | 悪魔にそそのかされたソローハによって月が盗まれ、刑務所は雪に隠された。看守のヴァクーラは、囚人のオクサーナに愛を告げるが、彼女はヴァクーラを試すように「私のために女王の靴を手に入れて」と囁く。難題に悩む彼の前に、偶然にも悪魔が現れ―― |
 | 闇に咲く | 小説『モンテ・クリスト伯』/アレクサンドル・デュマ・ペール | 突如として陰謀に巻き込まれ、穏やかな日常を奪われたエドモン・ダンテス。暗い獄中で彼の前に現れたのは、博覧強記なる男・ファリア神父であった。ファリア神父の知識と情熱により、報復の炎を燃やすエドモン。檻は解き放たれ、壮大な復讐劇が幕を上げる。 |
 | Behind the Ruins | オペラ「ローエングリン」/ リヒャルト・ワーグナー | 名もなき剣士は、簒奪者から王国と王女を救うために舞い降りた。名を問わない約束だった。それでも父王と弟のために、王女が彼の名を問うのをとめることはできない。彼はもう愛によって彼女の運命を変えたのだ。たとえ孤独にひとり歩くことになっても。 |
 | twilight flower | 戯曲『ピグマリオン』/ジョージ・バーナード・ショー | 雨にぬれたロンドンで、ヒギンズ教授は1人の娘と出会った。下町育ちの娘が、教育を得て変わっていく。美しい発音、上品な所作。それは彼が作り上げた「完璧な作品」だ。そして彼女は歩き出す。ひとりの人間として、彼に別れを告げて。――さよなら、美しい人。 |
 | 約束は永遠に | レプリカント(人造人間) が戦争兵器となった時代、少女が起動させたのは一体の騎土だった。「ひとをまもれ」。己の核にある命令に従い、騎士は少女を守り抜く。――いずれ砂に消えゆくこの腕は、君の未来と引き換えよう。胸に抱いたひとつの誓いが、俺のすべてだ。 | |
 | Blaze Out My Sins | 戯曲『群盗』/フリードリヒ・フォン・シラー | 弟の策略により家族との縁が途絶えたカールは、盗賊団の頭首として名を揚げる。世にはびこる悪を断罪する義賊として、彼は命を燃やしていく。愛しきアマーリエの目に映る世界が、美しいものであるように――たとえ、二度と彼女の柔らかな髪に触れることはできなくても。 |
チームW
| 画像 | 楽曲名 | 原典 | あらすじ |
|---|---|---|---|
 | Breakin’ it faster | ロミオとジュリエット | 気晴らしに出かけたパーティで、ロミオは愛らしい少女ジュリエットと恋に落ちる。互いの身の上を知る前に交わした心は、もうとまることはできない。たとえ相手が対立する貴族の家柄なのだとしても。だからこそ、街を出て自由に生きることを誓う2人の望みは叶うのか。 |
 | BadBlood | エルナーニ | エルナーニが大貴族であったのも今は昔、山賊の首領に身を落としていた。引き裂かれた恋人が明日にも他の男と結婚することを知ったエルナーニは、立ち上がる。奪われたすべてを、その手に取り戻すために。 |
 | Seaside Escape | バレエ「海賊」（バイロンの詩 「海賊」をもとに作られた） | 荒れ狂う死の海から打ち上げられた海賊コンラッドは、ギリシャの娘に助けられる。恋に落ちようとする２人の前に、娘をつけねらう奴隷商人の魔の手が伸びた。奴隷として売られようとする娘――コンラッドは彼女を救い、夢の楽園へ船を出すことができるのか。 |
 | Payback | 「二人の貴公子」 / 「騎士の話」（「カンタベリー物語」より ジェフリー・チョーサー） | 従兄弟であり親友である騎士のパラモンとアーサイト。共に背を預け、戦場をめぐる２人は、敵国に囚われの身となった。同じ未来を見てた２人の運命は、大きく分かたれる。未来をつかめるのはたった1人。互いに剣の切っ先を向け、最後に復讐を遂げるのはどちらなのか。 |
 | 雪花 | 「忠臣蔵」「仮名手本忠臣蔵」 | 主君が切腹と命じられ、主家もお取り潰しとなったーーしかし、対立した相手はお咎めなし。「喧嘩両成敗」とはとうてい言えぬこの仕打ちに、旧家臣たちは立ち上がる。雪の日の早朝、彼らは列をなし、討ち入りを決行する。すべての縁を捨てても、義に殉じるために。 |
 | 仮面は闇に溶けて | 「仮面舞踏会」ヴェルディ | イギリス植民地時代のアメリカ・ボストン。総督リッカルドは、道ならぬ恋－－腹心の部下レナートの妻への秘めた想いを封じると決めた。だが彼は知らない。レナートが２人の仲を疑い、嫉妬にかられたことを。陰謀者の影が落ちる仮面舞踏会、交錯する思いは赤く染まる。 |
 | BLACKSTAR | はみ出し者たちが集まるそこは欺瞞に満ちていた。闇も影も彼らを容赦なく利用し、すり減らしていく。だが負け犬たちにも牙がある。反逆の狼煙を上げ、星無き夜に銃声を響かせろ。撃ち抜け、明けない夜を。 | |
 | Mid Summer Beach（チームW） | 真夏の夜の夢 | 夏は妖精の祝祭。いたずらな妖精が愛を求める人間に真紅の花のつゆを落とす。魔法のかかったまぶたが開くとき、最初に見た者に恋をする。かりそめの恋でも構わない。今はあなたの瞳に僕だけを映して。 |
 | No Way Out | レ・ミゼラブル | 数奇な運命に翻弄され、投獄ののちに追われる身となった男は、身寄りのない少女の兄となり絶対の庇護を与えてきた。そして今また運命は少女を真実の愛へ導き、2人は王政に反対する民衆の戦いに巻き込まれていく。─誰の心にも、奪うことのできない確かな思いがある。 |
 | Out in Out | テルモピュライの戦い | 荒廃した世界で、残虐の限りを尽くし帝国を築こうとしているクセルクセス軍との最後の戦いに立ち向かうレジスタンス「スパルタン」。リーダー・レオニダスとその友ステリオスは、やっと決まった死に場所に自分と対等な強敵がいることに喜びを感じ、振り向かず走り出す。 |
 | Shooooout!!! | 女殺油地獄 | 油屋「河内屋」の次男・与兵衛は放蕩息子。勘当されても改心せず、借金をしてまで女郎・小菊に入れあげる始末。返すあてなどない彼は、とうとう殺人に手を染めてしまい……。奪った金で遊び惚ける与兵衛に待ち受ける結末とは── |
 | Kiss or Bullet | ビリー・ザ・キッド | 初めて人を撃ったのは、愛するお前を守るためだった。それなのに、いつから引き金を引くことが快楽になったのか。追ってきた保安官の足音が、すぐそこに聞こえる。左手をホルスターにかけながら思い返すのは、酒場で出会ったお前の笑顔と、かつて仲間だった男たち― |
 | Burning breath | ニーベルングの指環 | 恐れを知らぬ英雄ジークフリートは、炎燃え盛る山に眠るブリュンヒルデを一目見て恋に落ちた。指輪に愛を誓うふたりはまだ知らない。男の背に迫る暗雲を。記憶を奪われ、愛する人を裏切る未来をー |
 | 孤独の夜、祈りの月、 | 童話「美女と野獣」 | 美しくも傲慢な王子は悪しき魔術師の呪いにより、おぞましい野獣に姿を変えられた。孤独な日々を耐え、手に入れたのは至上の華。だが、もてなしも財宝も彼女の心には届かなかった。――月明かりの洞窟、光に満ちたあの日々を抱いて、野獣は独り闇に沈む。 |
| GOLGODA | 「カラマーゾフの兄弟」/ドストエフスキー | 2周年ランダムチューンは記念楽曲からランダムで1つが選択される特別な公演。「カラマーゾフの兄弟」を原作とし、各チームごとに異なる視点でショーを行う。編成キャストのよって選択される曲の確率が変わるが、同じキャストは連続で公演を行うことが出来ない。 |
 | Payback（幕間ver） | 「二人の貴公子」 / 「騎士の話」（「カンタベリー物語」より ジェフリー・チョーサー） | 従兄弟であり親友である騎士のパラモンとアーサイト。共に背を預け、戦場をめぐる２人は、敵国に囚われの身となった。同じ未来を見てた２人の運命は、大きく分かたれる。未来をつかめるのはたった1人。互いに剣の切っ先を向け、最後に復讐を遂げるのはどちらなのか。 |
 | ALL IN | 短編小説｢スペードの女王｣/アレクサンドル・プーシキン | 身分違いの恋が青年士官の心を絶望の淵へと追い込んだ。懊悩の果てに見つけたものは、賭けに狂った貴族の宴。カード賭博に勝てば、金も彼女も手に入る。深淵のテーブルについた彼の左耳に悪魔が囁く――「3、7、エース。それがお前の勝利の道だ」と。 |
 | That’s my life | ジョン・デリンジャー | 1933年、大恐慌時代。銀行強盗のデリンジャーと相棒ハリーは、大胆な手口と弱者から奪わないその姿勢で、犯罪者ながら一躍大スターとなった。一味の紅一点にベリーを加え、面白おかしく過ごす毎日。しかしある日、デリンジャーが警察官を撃ち殺してしまい―― |
 | 月影紅く | 悲劇『血の婚礼』/フェデリコ・ガルシーア・ロルカ | 永遠の誓いは瞬く間に破られた。婚礼を終えたばかりの花嫁を連れ去ったのは、花婿にとって母親殺しの因縁を持つ血筋の男。幸福の絶頂にいた花婿は、今やその身に憎悪を滲ませナイフを握る。月明りに導かれるまま夜の森へと踏み入った彼は、奪われた愛を取り戻せるか。 |
 | TURNT UP | 三国志または三国志演義 | 黄布の賊によって、国は混乱に陥った。人々のために戦いたくもその力が無いと嘆く劉備は、志を同じくした張飛と関羽と出会う。酒を交わし意気投合した3人は、桃園にて義兄弟の契りを結び、生死を共にすると誓う。乱世を正し国家と民を救うために、男たちは立ち上がる。 |
 | 我ら外へ | 三人吉三廓初買 | 春を迎える江戸の夜。隅田川の端で「吉三」を名乗る3人の白浪が出会い、義兄弟の契りを交わす。お嬢吉三が奪った百両をきっかけに回り出した数奇な運命は、やがて周りの人々をも巻き込んでいく。各々の血縁を巡る因縁と、血よりも固い3人の絆が導く果ては―― |
 | MORTAL SMILE | オペラ「道化師」 | 魔性の妻ネッダの浮気を知った座長のカニオは、激情を押し殺しながら、道化として舞台へ立っていた。舞台は終盤、ネッダの愛を告げる台詞を引き金に虚構と現実の境界が混じり合い、そして――狂気の果て、此度の物語が悲劇か喜劇か、貴方の目でお確かめください。 |
 | Deity’s Game | トロイア戦争 | 愛する妻を奪われたメネラーオスは、傲慢な若き王子に復讐の炎を燃やしていた。この別れが神の手によるものだとしても、すべて打ち砕いて取り返す。行使できるすべての力をもって、あの愚かな国に、王子に制裁を。愛憎渦巻く戦いが、幕を上げる。 |
 | 水底の館 | 小説『クトゥルフの呼び声』／ハワード・フィリップス・ラヴクラフト | フランシスは急死した大伯父の遺品整理中にクトゥルフ教の研究記録を発見する。数多の情報を辿り手にした手記によれば、ある者は化け物から逃れるため神に身を捧げたという。背に絡む視線にまもなく彼も理解するだろう。「神」からは何人たりとも逃れられないと。 |
 | Riskin’ it all | ロミオとジュリエット | 2人の約束は死によって引き裂かれた。立ち尽くすロミオの前に立ち塞がったのは、親友のベンヴォーリオだった。彼女の死が仕組まれたものだと知ったロミオは、揺るがぬ愛を胸に剣を握る。少女の墓の前で切り裂かれるのは友情か、愛か。 |
 | 夜明けを捨て | トリスタンとイゾルテ | 結ばれる運命にはない2人だった。結ばれてはならない愛だった。死の薬で弔われるはずだった2人の愛は、裏切りと破滅の夜に沈んでいく。愛は死んだ。永遠に。だから行こう、明けない闇の中へ――夜明けを捨てて。 |
 | No Way Out（青桐ver） | レ・ミゼラブル | 男たちは立ち上がった。帰る場所のため、民衆の未来を切り開くために。平穏な生活は革命の気運と共に崩れていく。だが、どれだけ璧が高かろうと、志は消えない、信しろ、己の意義を。たとえ行く手に暗雲が立ち込めていたとしても、この革命には意義がある。 |
 | moon flower | 戯曲『ピグマリオン』/ジョージ・バーナード・ショー | 雨にぬれたロンドンで、ピカリング大佐は1人の娘と出会った。現状を変えたいと願う勝気な瞳、強い意志――今でも思い出す声、立ち向かう姿。そして彼女は望みを叶えて新しい世界へ駆け出していく。遠ざかる背中に心臓がざわついた。気づいた時には、もう遅かった。 |
 | 死神の決断 | 死んだ本物の代わりに「姫」として生きる道を選んだ影武者の少女。傭兵上がりの大隊長・通称「死神」は、偽りの姫のために立ち上がる。――あるがままに往け。ごちゃごちゃ抜かしてるヤツらは踏みつぶせ。群れの頭に立つお前に、この命なんざくれてやる。 |
チームP
| 画像 | 楽曲名 | 原典 | あらすじ |
|---|---|---|---|
 | 虹の彼方へ | オズの魔法使い | そこは不思議なオズ王国。個性が欲しいカカシ、心が欲しいブリキの木こり、勇気が欲しいライオンは、竜巻に飛ばされてきた女の子と一緒に旅をする。楽しい旅の果てに、彼らは望みをかなえられるのか。 |
 | 陽はここに | 長靴をはいた猫 | 粉挽き親方には息子が3人。一番下のブランがもらった遺産は、たった1匹の猫だけだった。しかしこの猫をただの猫とあなどるなかれ。「ご主人、従者の僕があなたに幸運を運びましょう」長靴をはいた猫と主人の運命はどこに転がっていくものか。 |
 | Paradise Lost | ファウスト | 神との賭けにより学者ファウストを誘惑する悪魔、メフィストフェレス。ファウストと契約を交わした悪魔は、敬虔な乙女マルガリータに偽物の愛を囁き悪徳の悦びへと誘惑した。楽園を失い、堕ちていく男女の魂を最後に染めるのは、天使か悪魔か。 |
 | 荒野にて | マノン・レスコー | 魔性の美しさを持つマノンと恋に落ちたデ・グリー。マノンの愚かしさと愛憎で2人は転落の一途をたどり、やがて何もない荒野へとたどり着く。無邪気で純粋な愛は、残酷な結末へと向かっていく。別れが近づいていた。 |
 | 僕のすべてを君に捧げる | 「赤ずきん」、「ジーキル博士とハイド氏」 | 森の奥には、特殊な患者が収容される病院がある。~~「満月の夜に狼に変わる」彼らを見舞う者は少ない。長く療養している青年は、兄を見舞いにくる少女に恋をする。人の心は彼女を愛し、狼の心は食べてしまいたいと欲望に焦がれる。人と狼の狭間の恋の顛末。 |
 | はつ恋 | 初恋 (ツルゲーネフ) | 実直な青年ウラジミールは、魅惑的なジナイーダに恋をする。しかし何人もの「崇拝者」を持つ彼女は、ウラジミールの気持ちを知りながらももて遊ぶ。そして訪れた彼女との別れ。「あなたがどんなに僕を苦しめても、僕は一生、あなたを愛し、崇拝します」 |
 | Early Summer Affair（チームP） | コジ・ファン・トゥッテ | 2人の青年士官は1人の哲学者と賭けをする。貞淑な恋人たちを試す甘い駆け引き。賭けから始まった一夜の夢でも、夏夜の恋に身を焦がして、情熱的な視線の先で恋人たちは笑う──果たして演じているのはどちら？ |
 | 希望の旗のもとに | 三銃士 | 枢機卿・リシュリーの陰謀が渦巻くなか、ダルタニアンは三銃士と生涯の友情を誓った。青い旗のもとに集う彼らは、漆黒に塗りつぶされた夜を駆け星を掴まんとする。さあ、今こそ己の剣を掲げよ。 |
 | 黎明は待たない | イーゴリ公 | ポロヴェッツ人との戦いに敗れ、囚われの身となったイーゴリ公とその息子ウラジミール。だがそこでウラジミールは運命を見つけたのだ。敵の姫君であるコンチャーコヴナという愛を。そして同じ空を探すのだ。いつまでも、どこまでも。 |
 | 残紅の行方 | 源氏物語 紅葉賀 | 帝が最愛の藤壺のために用意させた試楽の場で、光源氏は美しい舞を披露する。彼の胸を占めるのは、決して叶うことのない想い。好きになってはいけない。心を通わせようとも結ばれることは許されない。そうわかっていても、光源氏の目に映るのは藤壺ただ1人。 |
 | 銀河鉄道を探して | 銀河鉄道の夜 | 「気がついてみると、ジョバンニの乗っている小さな列車が走りつづけていたのでした。ほんとうにジョバンニは、夜の軽便鉄道の、小さな黄いろの電燈のならんだ車室に、窓から外を見ながら座っていたのです」──幼馴染の少女カムパネルラと星をめぐるさよならへの旅。 |
 | 雨傘 | 「たけくらべ」(樋口一葉) | それが恋だと知らなかった。鈴を転がすような美登利の声、視線、すべてに揺れる心が何を示すか、信如にはわからなかった。美登利もまた、燻る想いを持てあましていて……。しかし淡い想いは実ることなく、信如は吉原を去って行った。想いの代わりに水仙の花を置いて― |
 | 縷々たるは祈望 | 浅井長政、お市 | あたりに立ち込める煤けた匂いが、すぐそこに義兄の軍が迫っていることを告げている。長政はすがるお市の涙を拭い、震える手を握り締めた。勝って必ずお前を迎えに行く。戦火の前では消え入りそうな約束を、それでも2人は取り交わす。純白の未来を信じたいから― |
 | 僕のすべてを君に捧げる（幕間ver） | 「赤ずきん」、「ジーキル博士とハイド氏」 | 森の奥には、特殊な患者が収容される病院がある。「満月の夜に狼に変わる」彼らを見舞う者は少ない。長く療養している青年は、兄を見舞いにくる少女に恋をする。人の心は彼女を愛し、狼の心は食べてしまいたいと欲望に焦がれる。人と狼の狭間の恋の顛末。 |
 | Trick or Truth | 萩原 朔太郎「猫町」 | 日々の雑事に追われ疲れた詩人は、見覚えのない美しい街に迷い込んだ。しかし、一匹のネズミが町の本当の姿を暴く。そこは化け猫たちの棲む異界。恐怖におののく詩人の足に、昔一緒に過ごした猫が額をすりよせる。詩人の前を走り出す猫を追いかけたその先には―― |
 | Luminous Snow（幕間ver） | 短編小説「幸福な王子」/オスカー・ワイルド | あの日、君が僕の涙に気づいてくれた。常に君は僕の隣でさえずり、心を喜びで満たしてくれた。幸せ過ぎて僕は勘違いをしたんだ。君と2人なら、皆の悲しみを取り去ることができると。君を失って初めて気づいた。――君のいない世界なら、この心臓なんていらない。 |
| Only seek you | 「カラマーゾフの兄弟」/ドストエフスキー | 2周年ランダムチューンは記念楽曲からランダムで1つが選択される特別な公演。「カラマーゾフの兄弟」を原作とし、各チームごとに異なる視点でショーを行う。編成キャストのよって選択される曲の確率が変わるが、同じキャストは連続で公演を行うことが出来ない。 |
 | 一雫の秘密 | 「ねじの回転」/ヘンリー・ジェイムズ | 新しい住み込み家庭教師が赴任先で出会ったのは、眉目秀麗な兄弟、マイルスとオリヴァー。聡明な2人の生徒と過ごす日々は穏やかで喜びに満ちていたが、ある日を境に怪異が起こりはじめ―― 美しく静謐な夏の貴族屋敷に、暗雲が近づいていた。 |
 | Violet（幕間ver） | 短編小説「うたかたの記」/ 森鴎外 | バイエルン王国に留学中の画学生・巨勢は、長らく想いを募らせてきたすみれ売りの娘・マリイとの再会を果たす。運命的な出会いを経て結ばれたふたりはスタインベルヒの湖を訪れるが、その水面にはもうひとり――愛執に狂ったバイエルン国王の姿が映っていた。 |
 | Luminous Snow | 短編小説「幸福な王子」/オスカー・ワイルド | あの日、君が僕の涙に気づいてくれた。常に君は僕の隣でさえずり、心を喜びで満たしてくれた。幸せ過ぎて僕は勘違いをしたんだ。君と2人なら、皆の悲しみを取り去ることができると。君を失って初めて気づいた。――君のいない世界なら、この心臓なんていらない。 |
 | Violet | 短編小説「うたかたの記」/ 森鴎外 | バイエルン王国に留学中の画学生・巨勢は、長らく想いを募らせてきたすみれ売りの娘・マリイとの再会を果たす。運命的な出会いを経て結ばれたふたりはスタインベルヒの湖を訪れるが、その水面にはもうひとり――愛執に狂ったバイエルン国王の姿が映っていた。 |
 | ふたつ星が出逢う夜 | 小説『源氏物語』／紫式部 | 最愛の人・紫の上を亡くした光源氏は、失意の底にいた。彼女が隠してきた苦悩と孤独に触れ、後悔の念に苛まれる日々を過ごす。雲の上では恋人たちが年に一度の再会を果たす夜。光源氏は紫の上と別れた庭でただ1人、彼女を想い涙を流す。 |
 | Beyond the Door | 秘密の花園 | 閉ざされた扉の先でメアリーが見つけたのは、荒れ果てた庭園と病弱な少年・コリンだった。孤独だった２人は、ぶつかりながらも徐々に打ち解けていく。彼らが心の交流を深めると同時に命を吹き返していく庭園。やがて美しい庭園が蘇った時、コリンに魔法がかけられる。 |
 | 刹那の嘘 | 玉水物語 | 美しい姫君に恋をした一匹の狐。されど、人と獣が契ることは許されぬのが世の理。「せめて姫のお傍にいられたら」と、狐は娘に化け「玉水」として姫に仕える。しかし、姫に慕われるほど、偽りの姿で欺き続けることが心苦しい。玉水はその葛藤を一葉の文にしたためる―― |
 | BELOVED | オペラ『ミニョン』／アンブロワーズ・トマ | ヴィルヘルムは旅の一座で虐げられていた少女・ミニョンを救ったことで、彼女に想いを寄せられる。しかし彼が心奪われたのは彼女ではなく、美しき女優だった。本当に大切な人は誰か。その答えはミニョンに同情した吟遊詩人ロターリオの思わぬ行動により明らかになる―― |
 | 閃光の果て | 平家物語「扇の的」 | 「見事扇を射貫いてみせよ」一一波にゆらりゆらりと揺れる扇を指し、投げられた敵方からの挑発。源義経の命を受けた弓の名手・那須与一は、源氏の威信をかけて大勝負に挑む。射損じれば、代償は己の命。的を見据え、与一は弓を引き絞る。一閃の矢に全てをかけて。 |
 | 星渡りの帰り道 | 小説『星の王子さま』/アントワーヌ・ド・サン＝テグジュペリ | 小さな星からやってきた王子は、数多の冒険を経て「たいせつなもの」を見つける一一ぼくは、ぼくのバラに責任があるんだ。さあ、彼女のもとへ帰ろう、天の川を越えて！ 空翔ける天馬より早く、物知りクジラも知らない星の海を渡り、ぼくはきみへ会いに行く。 |
 | 黎明は待たない（青桐ver） | イーゴリ公 | 戦いに敗れ、苦しみの中にあったウラジミール。彼の心を照らしたのは、敵国の姫君コンチャーコヴナだった。違う世界を生きていた2人が、今度は同じ空を探し旅に出る。――大丈夫、君となら進んでいける。この道がどこかにつながっていなかったとしても。 |
 | 翠花ひとつ消ゆ | 祈りが咲き、祝福が香る。ここは、幸せの花が舞う街。花の御使いに選ばれた青年は、民のために花をまく。――憎しみ、妬み、絶望。そのすべてを癒すために、僕は、花とともに空を舞おう。最後に光る涙が、やがて種を潤す雨粒になることを願って。 | |
 | Helpless Hope | オペラ『アンドレア・シェニエ』 | 革命政府の一員であるジェラールは、マッダレーナに想いを寄せていた。囚われたシェニエを助けてほしいと懇願する彼女の姿を見て、自身の恋心を諦め2人を守ると決意する。しかし思いは届かず、2人は愛に死んでいく。愛のない世界にたったひとりを残して。 |
 | Never My Love | 小説『若きウェルテルの悩み』/ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ | ウェルテルが心を寄せるシャルロッテには、アルベルトという婚約者がいた。叶わぬ想いに絶望するウェルテルは、胸中に吹き荒れる狂気と憎悪をかき分けて一筋の光を抱き寄せる。誰も傷つけないために――白き空に銃声が響く。 |
チームB
| 画像 | 楽曲名 | 原典 | あらすじ |
|---|---|---|---|
 | 日蝕 | マクベス | スコットランドの将軍マクベスは、隠者に「いずれ王になる」と予言される。己の心に響く影の声に背中を押され、王を弑逆(しいぎゃく)し、王位を簒奪(さんだつ)するマクベスは、盟友バンクォーも暗殺してしまう。暗い欲望に沈むマクベスと、狂気を宿していく彼の影は、やがれ闇に蝕まされていく。 |
 | Judas | 太宰治『駈込み訴え』（ユダを主人公とした視点で、イエスに対する思いを誰かへと訴えかける独白の内容） | 十二使徒のひとり、イスカリオテのユダは訴え出た。イ工ス・キリストがいかに薄情で、嫌味なのかを。自分がいかに貶められてきたのかを。だがそれはイエスへの憎しみから生じた訴えだろうか？ 混乱を窮める吐露に隠された感情は、愛と憎しみがないまぜになっている―― |
 | Monokaki | ラ・ボエーム | 19世紀、パリ。芸術家の卵たちはアパートの屋根裏部屋で自由奔放に暮らしていた。金はないが夢と希望、そして友情に満ちた日々。詩人ロドルフォはお針子ミミと恋に落ち、画家マルチェッロは元恋人ムゼッタとよりを戻す。だが幸せな時は短かった。２組の恋の行方は―― |
 | 雷神 | 菅原道真の祟り | ミチザネが左遷された太宰府で亡くなった。その後、京の都で落雷による貴族が死去、さらに日蝕・地震・彗星・落雷などの天変地異、干ばつ・洪水などの災害等による農作物の被害をはじめ、疫病などが次々に起きるーー人々の中で神となった男の怒りはどこへ向かうのか。 |
 | 駄犬 | 犬たちの世界はシビアだ。警察犬なんかのスカしたエリート仕事犬、愛嬌と見てくれで人間に媚を売るアイドル愛玩犬たちは、今日ものうのうと生きている。雑種で野良な連中は路地裏で捨てられたが、駆除されるのを待つつもりはないようだ。牙をとげ。かみつけ、すべてに。 | |
 | Somewhere | タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦 | 歌手・タンホイザーは「ヴェーヌス」の虜になり、恋人たちには別離がもたらされた。彷徨う道の先に新しい出会いと別れ。殴り合い、語り合い、殺し合い。──許し合う未来はまだはるか遠く。 |
 | Early Summer Affair（チームB） | コジ・ファン・トゥッテ | 2人の青年士官は1人の哲学者と賭けをする。貞淑な恋人たちを試す甘い駆け引き。賭けから始まった一夜の夢でも、夏夜の恋に身を焦がして、情熱的な視線の先で恋人たちは笑う──果たして演じているのはどちら？ |
 | 極夜 | 「ドン・キホーテ」/ミゲル・デ・セルバンテス | 目に見えている世界は真実か？虚構に満ちた世界に背を向け、1人の男が世を救うために立ち上がる。自らの信じる道を往く男を、人々は気が触れていると揶揄する。だが「正しい」とは何か？偽善と独善に満ちた世界で、狂っているのは「人々」か男か。 |
 | 天魔の宴 | 百鬼夜行(説話) | 天下の乱暴者カマイタチの前に、酒呑童子と茨木童子がやってきた。「ハロウィン」という西洋の妖怪が暴れる日に、自分たちが先に人間を襲撃してしまおうというのだ。血気盛んな餓鬼、がしゃどくろを前に、カマイタチは宣言する。「その襲撃を仕切るのはオレだ！」 |
 | 炎神 | 北欧神話 ラグナログ | 神々が支配する世界は終わりを告げた。あらゆる生命が失われる中、ロキは宿敵ヘイムダルとの決着をつけるため、世界を駆け回る。壮絶な戦いの後、勝利を掴む者は―。巨人が放つ炎は、敵味方の区別なく世界のすべてを焼き尽くす。 |
 | 無敵 | 頼光四天王「大江山鬼伝説」 | 摂津守・頼光のもとに集うは、綱・公時・貞道・末武という名の四天王。彼らの行く道の後ろには魑魅魍魎の屍が山となる。鬼の手を切り、土蜘蛛を倒し、誰にもとめられぬ彼らが次に狙うは、丹波国・大江山に住まう酒呑童子。鬼の頭領の討伐に、彼らが講じる一策とは── |
 | 影炎 | 夏祭浪花鑑 | 組の兄貴分である団七は、悪友・磯之丞の琴浦への片恋を成就させてやるため奔走する。だが琴浦を狙う男は数多く、誘拐を企てる者まで現れる始末。金目当てに琴浦誘拐の実行犯となったのは、団七の親分・義平次で──義理か友情か。祭囃子の響く中、団七は大罪を犯す。 |
 | Mosquitone | 聖典「ヨハネの黙示録」 | 堕落に向かう世界で、ヨハネは未来を幻視した。新たなる人類が築く未来を、滅びゆき今が、生にしがみつく扉が、彼を絡めとらんと手を伸ばす。退路なく、選択を迫られたヨハネが選んだもの。すべての罪が浄化された世界で目を覚ますのは誰か。 |
 | 綺羅星 | 神社で出会ってから、いくつもの夜を越えてきた。殴り合って罵り合って、共に過ごした日々。テッペンから見る景色は最高で、あの星に届くためずっと駆け抜けてきた。きっと届く頃にはちゃんと言えねぇから今言っとく、クソごめん。 | |
 | 不死鳥 | ギリシャ神話 フェニックス | その鳥は毎夜炎に飛び込み、自ら死を選ぶ。弱さをまとった古い肉体を火にくべて、生まれ変わり再び天へと舞い上がる。灰にまみれた翼は、幾多の夜と滅びを越えて羽ばたき続ける。燦然と輝くあの星に降り立つその日まで―― |
| 毒蛇 | 「カラマーゾフの兄弟」/ドストエフスキー | 2周年ランダムチューンは記念楽曲からランダムで1つが選択される特別な公演。「カラマーゾフの兄弟」を原作とし、各チームごとに異なる視点でショーを行う。編成キャストのよって選択される曲の確率が変わるが、同じキャストは連続で公演を行うことが出来ない。 |
 | 韋駄天 | 正義をふりかざす傲慢なウスノロが行きつく場所は、いつだって誰かの選んだ道。目を開き、俺だけの道へと走り出せ。絡みつく闇を振り払って、誰も追いつけないスピードで、この鼓動が止まるまで。渦巻く怒りで、濁った魂で、ぶっ壊れた体ですべてを踏みにじれ。 | |
 | 讃B歌 | 隙を見せれば噛みつく狂犬たち。最凶のチームの放つ稲妻が、静寂の夜空を切り裂いていく。夜の果てに沈もうと、Bは何度でも蘇る。そして何度でも呼び覚ます。お前の胸に抱く、その怒りを。 | |
 | 烏合島(晶ver) | 十五少年漂流記(原題『二ヶ年の休暇』) | 少年たちを乗せた船は、人知れず港を離れて海を漂い、嵐を超えて無人島へと流れ着いた。煩わしい大人の千渉も監視もない、厳しくも自由な世界。偶然同じ船に乗り合わせただけの彼らが、生き延びるために手を取り築き上げる島は、楽園となるか墓場となるか。 |
 | 皆既日蝕 | We're back.目も手も潰されたって、オレたちは暗闇の中で何度でも立ち上がる。外野の戯言なんて気にするな。傷と孤独を抱えながら胸に燻る怒りを燃やせ。今が回帰の時。偽りの陽は、再び闇に触される。 | |
 | HELL OH!!! | 受けた傷は未だ癒えず、怒りの炎が鎮まることはない。薄暗い路地裏で反撃の機会を待ち続ける狂犬は、獲物の隙を絶対に見逃さない。さぁ、今こそ借りを返す時。まずは挨拶から始めよう。開戦の合図が闇の中に響き渡る。 | |
 | Not B | ゴミにまみれた歌に価値はない。上っ面の安い言葉に意味はない。「友情」？「絆」？そんなもので俺らを表せやしない。這いつくばって泥に塗れても、決して折れない魂を持った奴ら、それが"B"。本当のオレらを思い出せ。ホンモノの"B"を見せてやる。 | |
 | 羅新盤 | 海洋冒険小説「宝島」/ロバート・ルイス・スティーヴンソン著 | 遺された地図が少年の運命を動かす。いざ目指せ宝島。漕ぎ出した船は寄る辺なく、因果は渦巻く濁流と化す。荒ぶる波に消えたくなくば、網を託し裏切りを飲み干せ。地図は行き先を語り地図は生き様を問う。宝を掴む者に針は示す。行こう、道を別つその時まで。 |
 | 人間失格 | 「人間失格」/太宰治 | 美しい容姿、裕福な実家、明晰な頭脳――誰もが羨む生活を送る大庭葉蔵であったが、その内面は社会に迎合できない恐怖と苦悩に満ちていた。「普通」になれない自分は道化を演じるしかないのか。「人間失格」の烙印を押すのは誰か。足掻いた先に掴む居場所とは。 |
 | Satan*Close | ブラックサンタ(クネヒト・ループレヒト) | キラキラツリーを切り倒し、銃を構えて景気よく、阿鼻叫喚のお祭り騒ぎ。クソみてーなイイコちゃんにはトビキリの不幸をプレゼント。邪魔な赤いアイツを狩った後は「悪い子」だけのお楽しみ。全てを血と黒に染める降誕祭の始まりだ。さあ、プレゼントを交換しよう。 |
 | Ask Yourself | 黒姫伝説 | 四六時中燃え続ける心臓。恋とか愛とか、使い古されたカテゴリはいらない。享受するだけじゃ満たされやしない。欲しいなら手を伸ばせ、邪魔するヤツらは排除しろ。過去も未来も、この命だってくれてやる。たった一人をこの腕に収めるために、「今」すべてを打ち砕け。 |
 | Armageddon | 戯曲『メッシーナの花嫁』/フリードリヒ・フォン・シラー | 昔から気に食わなかった。兄貴は先に生まれたってだけで、なんでもオレよりいい目を見てた。その上、オレの愛も横取りしやがるなんて。煮えたぎる怒りはもう止められない。義理人情なんてクソくらえ。武器を構えろ。今度は俺が奪う番だ。 |
 | What’s the B-boy？ | 戦時中、敵国に支配された国境の町で彷徨っていた殺し屋は、レジスタンスの兵土に拾われる。終わりなき憎しみの連鎖に、群を成して立ち向かう反逆者たち。しかし、彼らが結んだ絆は少しずつ歪み始め――殺して、殺し合って、やがて終焉が訪れる。 | |
 | BOOOOONE | 死神のバイオリンを始まりの合図に、墓の下から這い出した骸骨ども。今夜限りのバカ騒ぎで、イカれて狂ってビビらせたら、ジャック・オ・ランタンも真っ青な顔で逃げていく。ガタガタ震えるビートに乗せて、愉快軽快な死を踊れ。――やがて、この宴が終わるまで。 |
チームC
| 画像 | 楽曲名 | 原典 | あらすじ |
|---|---|---|---|
 | Purple Dawn | 「歓喜の歌」シラーの詩、ベートーヴェンの交響曲第9番の第4楽章 | おお友よ、この調べではない！ より歓喜に満ちた調べに共に声を合わせよう。喜びは火花のように光り輝き、その炎に酔いしれる。進め、己の道を。誇らしげに勝利へと向かう、英雄のように。叫べ、光に満ちた朝の訪れに。喜びはここにある。 |
 | Sub rosa | 「魔笛」モーツァルト | 迷いの森の奥で、王女の肖像画に恋をした他国の王子は、囚われた彼女の救出を決意する。魔法の笛を手に、王子は試練に挑む。３つの試練を乗り越え、王女を我が物にしようと企む奴隷頭との対決を経て、王子と王女は無事に結ばれるのか。 |
 | To be, or not to be | 「ハムレット」 | 急死した父王の亡霊により、王位についた叔父と敬愛する母の裏切りを知った王子ハムレット。復讐を誓い、狂気を装って機会をつかがうが、そのことから恋するオフィーリアとの関係は壊れ、彼女は小川で命を落とす――怨念うずまく北の国に、安寧の春は遠い。 |
 | 花ほどく | 伊勢物語 | 東国へ下っていた青年貴族が都に戻ってきた。季節はまさに花ざかり。身内の宴から抜け出した青年は、桜林の中で見知らぬ貴族と邂逅する。忘れ得ぬ姫に似た面影を持つ貴族と花の下で一指し舞い交わし、青年貴族は桜の枝を託す。二度と会えぬ愛しい人への想いをこめて。 |
 | 続きは明日の夜に | 千夜一夜物語 | 王の愚行を止めるべく、シェヘラザードは毎夜物語をつむいだ。海を駆け、剣で姫君を救う無数の物語を。朝を迎えれば処刑の時。物語の結末を求める王に告げる言葉はただ一つ──「続きは明日の夜に」 |
 | Early Summer Affair（チームC） | コジ・ファン・トゥッテ | 2人の青年士官は1人の哲学者と賭けをする。貞淑な恋人たちを試す甘い駆け引き。賭けから始まった一夜の夢でも、夏夜の恋に身を焦がして、情熱的な視線の先で恋人たちは笑う──果たして演じているのはどちら？ |
 | 虚構の肖像 | ドリアン・グレイの肖像 | この世にふたつとない美貌のドリアン・グレイの純朴さは、闇へと堕ちていった。友を捨て、恋人を捨て、悪徳を尽くすドリアンの美貌はいちまでも光り輝く。だが彼が美しく君臨する裏で、隠された彼の肖像画は醜く年老いていく──人には見えぬ本当の彼自身を写して。 |
 | 暁の願い | 天守物語 | 白鷺城の最上階は、異界──。主君の命で天守を訪れた鷹匠・図書之助は、思いがけず異界の主である美しい富姫と出会い……。武士として富姫を拒んでいた図書之助だが、富姫に向ける気持ちを止めることができず……。異形と人の恋はどこへ向かうのか。 |
 | Into me | 不思議の国のアリス | 退屈な日常から「不思議の国」へと、白ウサギに導かれたアリス。様々なトラブルが起こる中、出会ったのはチェシャ猫・マッドハッター・赤の王・ハートのジャック。彼らには秘められた願いがあった。「どうか夢から醒めないでほしい。ずっとここにいて、アリス──」 |
 | Just live to dance | 月と六ペンス | ストリックランドは、将来を嘱望される証券マン。気まぐれで始めたダンスがその運命を変えた。徐々に人間関係を崩壊させていくストリックランド。周囲の説得を受けても、なお止まることはない。人生を捧げるべき運命に出会ってしまったのだから。 |
 | 灰燼に罪 | ビゼー「真珠採り」 | 嫉妬の念から、旧友ナディールと想い人レイラに死刑を言い渡したズルガ。2人が囚われたあと、ズルガはふとしたことでレイラが自分を救ってくれた恩人であったことを知る。1つの愛を守るため、そして自らの想いを灰に帰すため、ズルガは村に火を放つ。 |
 | 紅に白 | 白蛇伝 | 白蛇の化身である白丈夫は、人間の娘に一目惚れをする。人と妖怪、道ならぬ恋と知りつつも、想いを止めることはできなかった。ふたりの幸せな日々は、法師の襲撃により終わりを告げる。白丈夫は戦いへと赴く。自らの愛を守るために。 |
| Sanctus | 「カラマーゾフの兄弟」/ドストエフスキー | 2周年ランダムチューンは記念楽曲からランダムで1つが選択される特別な公演。「カラマーゾフの兄弟」を原作とし、各チームごとに異なる視点でショーを行う。編成キャストのよって選択される曲の確率が変わるが、同じキャストは連続で公演を行うことが出来ない。 |
 | Cry:Pta | オペラ「アイーダ」/ヴェルディ | エジプト軍の指揮官ラメダスは、奴隷アイーダの恋心ゆえに祖国を裏切った。腹心の裏切りに激怒した王子・アムネリウスは、彼に生き埋めの極刑を言い渡す。死の石に閉ざされ、喜びの夢は消えた。アイーダ、君が望むのなら天上にてふたり、永遠の愛を生きよう。 |
 | Sword of love | オペラ『ナブッコ』／ヴェルディ | エルサレム王の甥イズマエーレと恋人フェネーナの蜜月を破ったのは、フェネーナの故郷バビロニアからの軍勢だった。敵国の王族から妹を取り戻さんと烈火のごとく進軍するアビガイッレの軍勢を打ち破るべく、愛は剣へと姿を変える。 |
 | vow of love | 短編小説『死霊の恋』／テオフィル・ゴーティエ | 僧侶のロミュオーが儀式のために招かれたのは、かつての想い人である娘の館だった。しかし、対面した彼女はすでに棺の中。悲しみのあまりその亡骸に口づけを贈ると、娘は一瞬蘇り、また伏せた。夢のような出来事の数日後、口ミュオーの元に死んだはずの娘が現れて―― |
 | 白晝夢 | 小説「ドグラ・マグラ」/ 夢野久作 | ブーンという時計の音で目覚めた「私」は、一切の記憶を失っていた。隣からは謎の少女の声が自身を呼ぶが、その正体もわからない。自身が関わったとされる殺人事件の手がかりのため、記憶を取り戻そうとする「私」。やがて、奇怪な現象に巻き込まれていく―― |
 | 千夜一愛 | 長生殿伝記 | 七夕の夜、唐明皇と楊貴妃は長生殿で永遠の愛を誓った。しかし過ぎる寵愛は政を崩壊させ、やがて戦を引き起こす。最愛の楊貴妃を失い、彼女の魂を探し求める唐明皇。前世と幽世に引き裂かれた二人は、ついに織女の導きにより、幾千の夜を超えて月宮で再会を果たす。 |
 | VAPORIZE | ダフニスとクロエ | 閉鎖的な牧草地に暮らしていた村民は「神」を厚く信奉していた。牧人のダフニスは恋人を海賊に略奪され、親友の忠告を振り払い怒りのまま「神」に祈る。海賊の魔の手が彼女に迫ったその時、巨大な影が彼らを襲う。踊れ。集え。すべての祈りをここに捧げよ―― |
 | 溺るる蝶 | ペレアスとメリザンド | 王太子のゴローは森で出会った若きメリザンドを妻とした。恋に溺れるゴローであったが、彼女は弟のペレアスと密かに愛を育んでいた。さらには彼女は、ゴローとの結婚指輪を水底に落としてしまう。己を見つめない妻の瞳にゴローは愛憎で心乱れたまま凶刃を手にする。 |
 | 夜のしじま | 永遠を望んだ恋を失った一一その痛みを忘れたと思っていた。だが、帰郷したとたんに気づくのだ。あの日の自分はまだそこに立っていて、失った恋に苦しんでいることに。きっと忘れることなどできないのだろう。ここにはもう恋人も、自分の身体すらないというのに―― | |
 | Who killed My Cock Robin？ | マザー・グース「クックロビン」 | ある日、彼女は殺された。腐り堕ちゆく身体を赤く美しく染め上げて。彼女の心を守るため、彼女を忘れぬため、彼女の孤独を癒すため、彼女に別れを告げるため、彼女に焦がれるため。そして葬儀で静かに問いが響き渡る。「誰が彼女を殺したのか」。 |
 | Blanche | オペラ『オテロ』/ジュゼッペ・ヴェルディ | ヴェネツィアの将軍オテロは、妻の不倫の疑惑にとうとう屈してしまった。それが部下の策略とも知らず。交わした熱い契りは偽りだったのか。裏切りは愛を憎しみへと染める。最愛の人の懇願は喉の奥に消えた。彼の手が、にぎりつぶした。 |
 | ワールドエンド | 故郷に帰る途中の寂れた町で、旅人の青年が出会ったのは、額に罪を刻んだ贖罪者だった。贖罪者とその監視役である執行人は、旅人に「罪と罰」を問い、鳥は真実をさえずり始める。旅人は自問自答を繰り返しながら、果てなき路を進んでいく―― | |
 | silly and absurd | 小説『変身』/フランツ・カフカ | ある朝、男は目覚めると巨大な毒虫になっていた。職を失い、家族からは疎まれ、背中に受けた傷は膿んでゆく。やがて、彼はコドクに絡め取られ――埃まみれの部屋に残ったのは、千からびて朽ちた虫の死骸だけ。 |
他
| 画像 | 楽曲名 | 原典 | あらすじ |
|---|---|---|---|
 | Salva me | 「クリスマス・キャロル」 | 金だけを信じ、人を拒絶した商人スクルージ。そんな彼のもとにかつての親友の訃報が届けられる。葬式に参列しなかったスクルージは、その晩、夢を見る。過去・現在・未来の3人の幽霊を前に、スクルージは何を感じて何をおもうのか。 |
 | 虹の彼方へ（吉野ver） | オズの魔法使い | そこは不思議なオズ王国。カカシとブリキの木こり、ライオンは、竜巻に飛ばされてきたドロシーと出会う。ドロシーと３人、そしてトトは、「どんな望みでも叶うエメラルドの都」を目指し、歩き出す。その黄色いレンガ道が、さよならへと続いているとは気づかないまま。 |
 | During the demise（リンドウver） | ローエングリン | 危機に瀕したその王国を救うため、現れた１人の剣士。名乗らぬことを条件に、簒奪者と対峙する男は知っている。やがて始まる滅亡の時を、避けることはできないのだと。それでも――星のない夜の先へ歩き続けるなら、深淵にも似た名もなき影に魂を賭けよ。 |
 | Breakin’ it faster（マイカver） | ロミオとジュリエット | それは初めての恋だった。放蕩貴族のロミオにとって、たったひとつの恋だった。互いの身の上を知る前に、運命だと気づいた。たとえジュリエットが敵対する貴族の娘だと知っても、この想いは変わることはない。魂はいつだって叫んでいる。愛していると。 |
 | 日蝕（晶ver） | マクベス | 隠者の予言と己の影の甘言のままに、マクベスは王位を簒奪し、盟友バンクォーをその手にかけた。欲望の衝動はとどまることを知らず、その影もまた深く闇に染まっていく。予言を告げた隠者は何を思うのか。すべてが終わった時、何が残っているというのか。 |
 | BLACK STAR | - | 治安の悪いそのエリアには、はみだし者たちが集まっていた。しいたげられ、踏みつけられた男たちは、誇りを賭けて反逆の狼煙をあげる。自分自身を取り戻し、踏みつけてきた者たちをぶちのめすために。 |
 | Fragile Lake | 竹取物語(ジゼル・白鳥の湖) | 5人の求婚者に与えられた難題を唯一解いたのは気高き王子。だが、愛の喜びも束の間。人間と妖精という無情な運命が暴かれ、姫は森の彼方へ飛び去った。結ばれるのが禁忌だとしても、諦めはしない。残された指輪を胸に森をさ迷う王子に、思い出の湖面は静かに揺れて。 |
 | Just a Loser | 社会からこぼれ落ちた弱者たち。裏切り、懐疑、陰謀が巡るこの世界で彼らは生きていく。ひとたび堕ちればそこは光が届かない闇の中。だがその闇こそがハンパ者が唯一抗い続けられる場所。 | |
 | Without her？ | 戦争と平和 | とある舞踏会で美しい少女ナターシャに恋をしたアンドレイとアナトール。ナターシャがアンドレイと婚約したのを知り、アナトールは彼女に駆け落ちを持ちかけるが──。3人の恋は突如始まった戦争に飲み込まれていく。 |
 | snowflake | 戦争と平和 | アナトールは舞踏会で美しい少女ナターシャに出会った。彼女には婚約者がいたが、アナトールはおかまいなしにナターシャを誘惑。ひと時の戯れは駆け落ちにまで発展する。はたして享楽的な恋の行く末は。 |
 | BLACK LIVE | - | 「日蝕」「Purple Dawn」「虹の彼方へ」「During the demise」「Breakin’ it faster」の5曲で構成されたライブ楽曲。 |
 | 催花の宿星 | 水滸伝 | 追手から逃れ、古い廟に逃げ込む宋江。夢の中で生前の恋人、九天玄女に出会う。夢から目覚めると、宋江の懐には玄女から授かった天書が入っていた。天書の間には白山茶花の花びらが。宋江は玄女に再び会うため、苦境を乗り越え、新たな戦いに身を投じることを誓うー |
 | 沈まぬ月 | 金色夜叉 | 熱海にのぼる月光のもと、お宮の薬指に輝くダイヤモンドを目にした時、貫一は夢から醒める心地がした。その輝きを死んでも忘れまいと心に誓った貫一は、お宮と愛を語った日々を捨て去り、野心的に高利貸しにのし上がる。しかし、夢の中で赦しを乞うお宮が現れ― |
 | Shooooout!!!（BLACK TOUR ver） | ||
 | White Wish | オペラ『アグリッピーナ』/ヘンデル | 想う気持ちに嘘はないのに、掛け違えたボタンを直すにはもう遠くて。諦めかけていた時、君が僕にくれた光が背中をそっと押してくれた。再び訪れる運命の選択。考えるまでもない。僕がこの世で欲しいものはただひとつ、君との未来だけなんだ。 |
 | Scarlet Desire | オペラ『アグリッピーナ』/ヘンデル | すべてを手にした皇帝クラウディオが望むもの、それは貴婦人・ポッペアの愛。だが、ポッペアの心は自分の信頼する部下へと向いていると知ってしまう。自らの権力と愛す る者への想いの狭間で苦悩するクラウディオ。欲望の天秤は静かに揺れていた。 |
 | 名残の花 | 小説｢パルムの僧院｣/スタンダール | 美青年ファブリスは自由奔放がゆえに様々な問題を起こし、ついには牢獄に捕らわれてしまう。だが、牢獄での生活は苦ではなかった。そこには彼が恋をした乙女クレリアがいたから。密やかに想いを伝えあう2人だが、ある日、ファブリスを毒殺する計画が見つかり―― |
 | ひなげし | 京劇「霸王別姬」 | 皇帝の圧政に立ち向かい、わずか3年で秦を滅ぼした項羽。文武に優れ、危険や困難を恐れない項羽だったが、その潔癖かつ人を寄せ付けない性格に、民や臣下の心は次第に離れていった。彼の元を一人また一人と去っていく中、一輪の花だけが彼に寄り添い、励まし続けた。 |
 | ermitage | オペラ『悪魔のロベール』／ジャコモ・マイアベーア | 悪魔の子と噂され故郷を追われたロベールは、落ち延びた先でイザベルと恋に落ちた。だが、友人ベルトラムに誘われるまま一時の快楽に耽る日々を過ごしてきたロベールは、恋人への愛と抗えぬ悪徳との間で葛藤する。その傍らで、悪魔が手招いているとも気付かずに――。 |
 | Too bad | 負け犬たちが行き着く闇の底。ここには希望も救いも存在しない。だが、泥まみれでも、這いつくばっても、どんなに惨めでも、歩みだけは決して止めるな。自分の力で突き進め。己を信じられる者だけが今を生き、自らの欲望を勝ち取れるのだから。 | |
 | The lament moon | アントニーとクレオパトラ | 己の怠惰が、全てを壊したと気づいた時には手遅れだった。己の立場を捨て、祖国・ローマと戦うことになった元執政官のアントニー。だが戦況は悪化の一途を辿り、追い詰められていく。部下にも裏切られ、ついに恋人すらも信じられなくなった彼は、最期に何を見るのか。 |
 | You are mine | オペラ座の怪人 | オペラ座には、謎の怪人が住んでいる――若きオペラ歌手・クリスティーヌをさらったのは、怪人と呼ばれる男・エリックだった。エリックは彼女に結婚を迫り、解放した後もその類稀な才能で屋根裏から彼女を導く。全ては彼女を手に入れるため、その強い恋心の行く末は―― |
 | MASTERMIND | 怪人二十面相 | 大怪盗・怪人二十面相から羽柴家へ予告状が届く。予告の通り、宝を盗まれてしまった羽柴が頼ったのは、名探偵・明智小五郎であった。しかし、明智の包囲網を華麗にかわし続ける怪人二十面相。「自分に盗めない宝など無い」そう自負する彼が、次に狙うのは―― |
 | PRISMATIC TEAR | 眠れる森の美女 | 王子が目にしたのは、茨に囲まれ眠りにつく、美しい姫の幻影だった。それを見た瞬間、憂鬱だった世界が急に色づいた。姫に逢いたいと願う王子は、彼女を100年の眠りから解き放つべく、困難に立ち向かうと決意する。自分と姫を結ぶ運命が、必ずあると信じて―― |
 | ego | 「カラマーゾフの兄弟」/ドストエフスキー | 強欲な父と三人の兄弟。そして、私生児として噂される使用人。血を分け合う彼らだが、互いを理解し合うことはない。愛とは何か。神はいるのか。神がいなければ、全ては許されるのか。交わらない彼らは、ただ己の道を進む。たとえその先が、全てを黒く染める闇だとしても。 |
 | ほしぞらエレジー | 降りしきる雨で隠した涙を、思い出たちが嘲笑う。渡る世間は鬼ばかり。後悔に囚われた日々が今もこの胸締め付ける。止まない雨がないように、苦しみもいつか終るはず。さあ、この手を取ってくれ。例え地獄であったとしても輝く星を見出せる、俺とお前なら―― | |
 | The Die is Cast | 理不尽な世界は嘲る男に姿を変え、目の前に立ちはだかる。神は救いをもたらさず、無慈悲に傍観を決めこむ。大事なものを守るためなら、この手を血に染めても良い。震える手で賽を握りしめ、俺らを阻む星を落とすのだ。――たとえ未来を失うことになろうとも。 | |
 | aka,aka | ジャンヌダルク | ブルゴーニュの騎士リオネルと栄光の乙女ジャンヌは、戦場で恋に落ちた。ふたりは共に戦場を駆け、祖国を勝利へ導く。しかし栄光から一転――父の糾弾を皮切りに、純潔を誓う神にさえ裏切られたジャンヌは姿を消してしまう。宣誓に阻まれた彼らの想いは、身を結ぶのか。 |
 | Must be the Heart | メトロポリス | マリアとフレーダーが暮らす未来都市は、知識指導者階級「脳」と労働者階級「手」に二極分化した格差社会だった。その在り方に疑問を持ったふたりは、全市民が平等な「新しい世界」を作ろうと奔走する。「脳」と「手」をつなぐ「心」となるべく、今、革命が始まる。 |
 | Night xo bird | オペラ「ドン・ジョバンニ」 | 遊び人のジョバンニは、多くの女性から恨みを買っていた。彼女たちを狡猾に躱していた彼だったが、墓地で騎士長の石像に出会い改心を求められる。しかし頑なにそれを拒み、遂には地獄へ落とされる。欲望のままにジョバンニは生きた。それが、いかなる最期であろうとも。 |
 | Call me, Baby! | 西遊記 | 天界への反逆罪を犯した孫悟空に、三蔵法師から救いの手が差し伸べられる。悟空同様、罪人であった猪八戒や沙悟浄らも三蔵のもとに集結し、贖罪として天竺への旅に同行する。かつては跳梁跋扈していた彼らが、守るべきものを見つけた時、戦いの意義が変じていく。 |
 | Period.. | 西遊記 | 三蔵法師を喰らうことで不老不死と絶対的な力を得る――その噂を耳にした鉄扇仙は、三蔵を狙う妖怪軍団を組織する。しかし軍団は一枚岩でなく、孫悟空をはじめ三蔵一行を倒すのは容易ではない。彼らの旅に終止符を打つべく、ついな鉄扇仙自ら三蔵のもとに舞い降りる。 |
 | Prestorm | 逆巻く暗雲が狂飆の到来を告げる。生き残りを懸けた戦いに向け、男たちは各々武器を構え、その時を待つ――各チームが繰り広げる特徴的なパフォーマンスや、刺激的なコンビネーションプレイ。今夜、特別なダンスステージが幕を開ける。 | |
 | Shadows in the Dark | この地で欲望を満たしたければ、自分以外信じるな。誰もが孤独なこの島では、祈りや希望など意味を持たず、僅かな星の瞬きすら見えやしないのだから。迷いなんてとうの昔に捨て去った。黒く汚れたその手で、近づくすべてを破壊しろ。 | |
 | SILENCER | この地で欲望を満たすのならば、手段を選ぶ必要などない。善か悪か。そんな単純な話はもう終わっている。他者を欺き尊厳を握りつぶす――それがこの島における、唯一の生き方だ。息遣いさえ自らの支配下に置け。漆黒の引き金に冷徹な指をかけろ。 | |
 | 月光 | この地で欲望を満たせるのならば、どんな犠牲も厭わない。裏切りが蔓延し信頼が幻となったこの島で、己の意志だけが信用に値するのだ。目的のための手段となるなら、自らも容赦なく破壊する。たとえそれが、終着点になったとしても。――さあ、すべてを踏みにじれ。 | |
 | 片鳴き龍 | 備中神楽『五行幡割り』 | 東西南北・春夏秋冬、この世界を治めるのは4人の兄。同じ兄弟にしてなぜ自分は同じものを持っていない？5男末弟の黄帝竜王は自身も領土を得るため立ち上がる。手に入らないのなら、手に入れるまで暴れるのみ。欲望のために、兄たちを敵に回したとしても―― |
 | WORLDS APART | 小説『海底二万里』/ジュール・ヴェルヌ | 世界を騒がす怪物の正体は、巨大な潜水艦だった。正体を知り捕虜となったアロナックス達は、ネモと名乗る船長に導かれ、海底世界へ足を踏み入れることになる。旅の途中、時折垣間見えるネモの闇。この船の行く先には、一体何が待っているのだろうか。 |
 | Sink deep | 小説『海底二万里』/ジュール・ヴェルヌ | 太古の遺跡、未知の生命、永久に眠る氷、ある男の策謀――深海は全てを秘匿する。ノーチラス号の船長・ネモは、静寂に包まれた水底で復讐を誓った。海の神秘は彼の足に絡まり、潮騒の調べはやがて終楽章を奏で始める。さあ、海鳴りに耳を傾けよう。 |
 | Sadistic Braver | 俺が勇者だ？姫を救え？こんなバカげた話じや夢でも笑えねえな。正義だかなんだか知らねえがお遊びならよそでやってくれや。成り上がれるのは力のある者だけ、慈悲なんてくれてやらねえ。俺に盾突くってんなら容赦なくぶっ潰してやる。 | |
 | 魔界ニ君臨セシ常闇ノ王 | 世界を闇で照らす準備はできた。逆らうヤツらには裁きを下そう。漆黒の翼が舞い、終末を告げる鐘が鳴り響く。愚かな人間どもよ、ひれ伏せ。そして恐怖に震えて眠るがよい。 白き星々の天翔ける彼方より魔界に君臨せし常闇の王――我こそは白星天魔王なり ！ | |
 | Ur-Fall | 失楽園 | 白き花はとうに散り、金の果実は甘く熟した。サタンはイブの耳元でささやく――とびきり耽美で目がくらむような誘惑を。さあ、手を伸ばせ。琥珀の蜜を味わおう。――これは堕ちた天使による叛逆の物語。 |
 | Seed in your hand | 失楽園 | 禁断の果実は誘惑の芳香を放ち、イブは堕ちた。落日の廃園に訪れた静寂は、ラファエルの嘆きさえも飲みこんでいく。東へと去りゆく影の後ろで、エデンに離別の鐘が遠く響く――これは白き天使による惜別の物語。 |
原典・配役など、情報提供大歓迎！
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コメント (公演考察)
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ななしの投稿者
242024年06月09日 12:56 ID：aqg2f07o片鳴き龍
原典:備中神楽『五行幡割り』
イベントストーリー1話で黄帝竜王のワード、2話で原典が神楽であることが語られているための推測です
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ななしの投稿者
232024年04月22日 20:10 ID：j74kwy6y『炎神』の原典、楽曲本だと「北欧神話『ラグナロク』」ってなってますね
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ななしの投稿者
222023年12月13日 09:55 ID：c14452g02023クリスマス公演曲
「Quiet Serenade」
原典：クリスマス・イヴ
ニコライ・アンドレイェヴィチ・リムルスキー＝コルサコフ作 オペラ
制作者名が省略されてますが、関係値１話に明記。
「Satan*Close」
原典：ブラックサンタがテーマ
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ななしの投稿者
212023年10月25日 10:07 ID：c14452g02023ハロウィン公演曲
水底の館
原典「クトゥルフの呼び声」小説
著者：ハワード・フィリップス・ラヴクラフト
関係値にて明記（小説のくだりはキャスト同士の会話からですが、著者名も出てきていたので）
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ななしの投稿者
202023年07月27日 05:47 ID：j74kwy6yWhite wish
原典:ヘンデル『アグリッピーナ』(オペラ）
楽曲本にて判明
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ななしの投稿者
192023年07月04日 22:46 ID：imzp6dkw百花ノ咲駆
原典「池田屋事件」
イベントストーリー1話にて明記
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ななしの投稿者
182023年07月04日 22:23 ID：imzp6dkw千夜一愛
原典「長生殿伝記」
関係値スト1話にて明記
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ななしの投稿者
172023年05月01日 20:56 ID：j74kwy6y刹那の嘘は、シーズン5第二章の共通1話にて、ケイが原典は「玉水物語」と明言してたので、「玉水物語」という御伽草子が原典です。
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ななしの投稿者
162022年11月26日 07:32 ID：gv8bfy98手に入れるというのがどういうことかわからないのですが、
アプリ内で遊びたいのであれば、回想の楽曲リストの中にあるはずです。
また、リズムゲームをせずに曲だけ聞きたいのであれば、Youtubeから公式のMVを視聴するか、ブラスタ公式のオンライングッズストアからCDアルバムを購入することもできます。
質問掲示板の方が、よりスムーズに詳しく返答をもらえると思います。
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ななしの投稿者
152022年11月26日 01:43 ID：moj2x10z沈まぬ月の楽曲はどうやって手に入れたらいいのか
わかる人は教えてー
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