ちまき
No. | 132 | |||
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名前 | ちまき | |||
種類 | 主食 | |||
イラスト | イカたると | |||
CV | 未実装 | |||
レアリティ | ★★★★★ | |||
スキル | S | 盛付 | S | |
HP | A | 攻撃 | D | |
攻速 | C | 命中 | C | |
防御 | S | 回避 | A | |
料理スキル | 竹葉の舞 Lv4 舞い落ちる竹葉はシールドになり、ちまきへのダメージを9回免疫する。 【料理スキル回数: 1】【CD: 0.5s】【必要厨力: 4】 | |||
固有スキル | 竹のお守り Lv4 ちまきは攻撃を回避するたび、味方全体の防御+5%。5秒間持続する。CD1秒。 | |||
盛付 | デザート2体と隣接時: 全デザートの料理スキル回数+1、消費-1(1まで) | |||
専属ソース | 未実装 | |||
入手方法 | 限定 |
キュイの資料
ちまきは中国が発祥の伝統行事食品で、長い歴史を持つ。
春秋戦国時代には、先祖や神にキビを供える習慣が始まった。漢晋時代になると、植物の葉でキビを三角錐の形に包んだ『角黍』というものが現れ、これがちまきの原型とされる。形は、周の時代、祭祀に使われた牛の角をかたどったものと言われる。
秦漢時代になると、黄河流域に現代のちまきと同じ種類の葉でくるんだ角黍が現れ、南北朝時代には屈原を偲んで端牛の節句にちまきを食べる習慣ができる。南朝時代の梁宗懍が『荊楚歳時記』には「夏至には粽、周で言うところの角黍を食べる。新しい竹を筒とし、栴檀の葉を彩りとして添え、長寿を祈る」。南朝梁呉均の『続斎偕記』によれば「屈原は五月五日汨羅水に身を投げ、人々はこれを悲しみ、この日に竹筒に米を詰め川に投げ入れるようになった」とある。旧暦の五月五日にちまきを作って屈原を偲ぶ伝統は徐々に広まり、現代まで続いている。
唐宋時代には、都市部で飲食文化が発展し、糯米で作ったちまきが現れた。これより、「角飯」という呼び名も現れ、さらに期間限定ではなく日常的に食べられるようになり、形も様々に。宋代の『歳時雑記』には「端牛のちまきには多くの名品が生まれ、形も、角形や三角錐、菱形、筒型、分銅形と様々である」とある。形以外にも、宋代になると具も、栗や生姜、クルミなど種類が増えた。
明清時代になると糯米で作られるのが普通になり、具のバリエーションが楽しまれるように、清時代の料理書『調鼎集』には、蓮の葉、ハッカ、小豆餡、松の実、ハムなど数十種類が記載されている。
誕生から1800年近く経った今日では、ちまきは中国以外にも広まり、葉の香りや糯米の歯ごたえ、様々な具により、東アジアや東南アジア諸国で国を超えて愛される食品となった。