キャビア
No. | 73 | |||
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名前 | キャビア | |||
種類 | 前菜 | |||
イラスト | 山薬醬とろろ | |||
CV | ほなみ | |||
レアリティ | ★★★★★ | |||
スキル | A | 盛付 | A | |
HP | D | 攻撃 | S | |
攻速 | A | 命中 | A | |
防御 | D | 回避 | C | |
料理スキル | 黒玉 Lv5 敵全体に6回攻撃し、合計で攻撃の136%のダメージを与える。敵全体の攻撃-84%、持続6秒。(累積不可) 【料理スキル回数: 2】【CD: 0.5s】【必要厨力: 3】 | |||
固有スキル | 鮮味 Lv5 攻撃するたびに攻撃目標の回避-120、持続6秒。3回まで累積可能。 | |||
盛付 | 少なくともデザートを含むキュイ3体と隣接時: 全キュイの料理スキル消費-1(1まで)。料理スキルのリセット時、CD-25%(5秒まで) | |||
専属ソース | マヨネーズ | |||
入手方法 | 限定 |
キュイの資料
ヨーロッパの国では世界には3つの高級食品があると言われている。それはトリュフ、フォアグラ、そしてキャビアである。そのうちキャビアは“黒い宝石”、“柔らかい宝石”とも呼ばれており、実際に最高級のキャビアの価格は金よりも高い。
19世紀以前、キャビアはチョウザメの卵を指していた。19世紀の1930年代になると、ロシア人が鮭の卵を使ってキャビアを作り始め、そこから市場にはトビウオの卵、ニシンの卵、マスの卵などを用いたキャビアが登場した。しかし厳密には、正統なキャビアと呼べるのはチョウザメの卵だけである。
野生のチョウザメのキャビアはその伝統的な産地がヨーロッパとアジアの境界に位置するカスピ海----世界最大の塩湖にある。カスピ海にはキャビアを生産できる3種類のチョウザメが生息している。すなわちホシチョウザメ、オシェトラザメ、ヘラチョウザメである。そのうちヘラチョウザメの成熟期は20年以上あり、2~3年に一度産卵するので非常に珍しく、1キロ9800ユーロもする驚きの価格である。このように贅沢な食材は加工時の品質条件も非常に厳しい。キャビア工場では、取り出したばかりの卵をふるいにかけ、さらにレベル分けする。ふるい分けられた卵はすぐさま少量の塩と混ぜ合わせられ、漬け込まれる。塩の割合は一般的に卵の重さの5%以下とされている。塩分が高いと食感が悪くなり、少なすぎると保存がきかない。そのほか、加工過程で卵を冷水に触れさせてはならず、もし触れると食感が硬く、粗くなってしまう。また空気に晒しすぎるのもよくない。酸化して質が落ちるのを防がねばならない……これらは複雑で細かい作業に思われるが、卵を取り出してから15秒以内に完了しなければならず、金を加工するよりもはるかに大変であると言えるだろう。キャビアは一般的にはそのまま食べられることが多く、小さいスプーンですくい、口に運ぶ。金属のスプーンは使ってはならない。化学反応を起こしてキャビアの風味に影響するからだ。ツウな食べ方としては、貝殻や象牙で作ったスプーンを使ってキャビアを手の甲に乗せて食べる。しっとりとしていて香りは甘く、一粒一粒が口の中ではじける感覚に病みつきになることうけあいだ。