ポップコーン
キュイの資料
長い歴史のある膨化食品で、数え切れないほどある現代の膨化おやつの元祖でもある。
歴史的考察によれば、アメリカ先住民のインディアンが5000年前から食用を始めたとされている。コロンブスは新大陸発見後に欧州へ戻り、インディアンの子供がポップコーンの首飾りを頭の上に載せ、街で売っている情景を描写している。インディアンは、新大陸へ向かう欧州移民にトウモロコシの栽培の仕方、炙り方を教え、それからポップコーンが次第に欧州を風靡していった。
ポップコーンを食べる風習は中国の宋代にもあったが、宋の人々はインディアンとは異なり、もみ米を使っていた。「孛娄」(ボーロウ)というのがその呼び名で、米が爆ぜるときの音を模している。宋人は新春になると「孛娄」で1年の吉凶を、娘たちは結婚を占い、このおやつにさらなる文化的意義を与えた。
現代ではポップコーンというと、通常トウモロコシを使ったものを指している。味付けは無数、サクッとした食感と豊富な種類で大勢から映画やパーティー、お酒、レジャーのお供として愛されている。