チェリードール達と人形館の秘密「2話」
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おそ松:ジャージ ごめんくださーい。 ・・・返事がないねえ。 ドアの鍵もかけないで昼寝中っ? |
カラ松:ジャージ オールド・レディの独り住まいかもしれない。 これは、万が一という事がある! 全部の部屋を確認した方がいい。 |
トド松:ジャージ とか言って、人命救助の目的より 謝礼に興味があるんじゃないの? 大体いきなり最悪の事態を想定し過ぎ! |
おそ松:ジャージ 何言ってんの、トド松?こいつはねえ? 金もそうだけどさ、「ありがとう」って 一言が欲しいんだよ。な、カラ松? |
カラ松:ジャージ フッ!それだけで、白い飯3杯はいけるな。 (ガチャッ)・・・ごめんくださーい。 |
チョロ松:ジャージ なんだよそれ。 なんで食欲と自己肯定感が直結してんだよ。 |
おそ松:ジャージ まあさ、そういうのって誰でも 多かれ少なかれあるでしょ? 人に必要とされた~いって思う気持ち! |
トド松:ジャージ そりゃあ、あるけど・・・。 多すぎるのも問題だからねっ! そういうの別に無くても人助けは出来るし。 |
チョロ松:ジャージ はい、ここに困ってる女の子がいます。 横には死にそうな兄がいます。 どちらを助ける? |
トド松:ジャージ そんなの女の子の方に決まってるよ。 一択だよ、一択っ! 感謝されたいし、必要とされたいよね。 |
十四松:ジャージ えーーッ!?トッティ―!? |
トド松:ジャージ だって考えてみなよ、十四松兄さん? 確実に解決出来る可能性を考えたら どう考えても困ってる人の方でしょ! |
チョロ松:ジャージ なんだよその論理。 もっともらしく言う所が生意気。 ドライモンスター健在って感じ。 |
トド松:ジャージ ドライって!雨でずぶ濡れだけどね! あ~っ、タオル借りよう。 ごめんくださーいっ!本当に人いるの? |
一松:ジャージ じゃ、じゃあ困ってる兄と、 死にそうな女の子だったら・・・ どっちを助けるの・・・? |
トド松:ジャージ 女の子の方に決まってるよね。 だって死にかけてるんだよ? どう考えても人命救助優先でしょ。 |
一松:ジャージ え゛!?・・・いや、まあそうか。 |
トド松:ジャージ それに兄さん達が困ってる事なんて、 どうせ金の事か就職かモテたいとか、 ぜーったい僕じゃ解決出来ないから! |
一松:ジャージ た、確かに。俺達には人命救助しないとか 根本がツッコミ所満載な気がするけど。 筋が通ってる気もする。なんとなく。 |
十四松:ジャージ うん・・・!でもクズだねっ! だけど筋は通ってる。 正しいクズ?あれーっ? |
おそ松:ジャージ まあその質問がどう答えてもクズだよねえ。 質問作ったのがチョロ松だしなっ! 答えるのも、この俺達だよお? |
カラ松:ジャージ まあ、クズな答えにしかならないな。 フッ! |
トド松:ジャージ やっぱりー?僕も答えながらちょっと、 あれ?クズ過ぎるかなって思ったけど! やっぱり~?そうだよね~?よかった! |
あっはっはっはっはっはっは!!!!!! |
おそ松:ジャージ ・・・しかしさぁ、こんなに騒いでるのに 本当に誰も出てこないな。どういうこと? |
おそ松:ジャージ あ、見ろよ。ほら、テーブルの上! あれって、ケーキじゃないっ!? |
カラ松:ジャージ そうだな。ケーキだけではなく、 何やら色々とスイーツが並べてあるようだ。 見ろ。暖炉に火もついている。 |
チョロ松:ジャージ ティーカップに淹れたての紅茶もある! やっぱりたった今まで誰かいたのかな。 ・・・ごめんくださーい!・・・。 |
(しーん・・・・・・) |
一松:ジャージ ・・・家の人もこの部屋に 戻ってくるかもしれないし。 ここで待ってみてもいいんじゃない? |
十四松:ジャージ あったかいし! |
チョロ松:ジャージ 見て!紅茶のカップの数が6つだよ? 僕達の人数をわかってたみたいだ。 ど、どういうことだ?気味が悪いな。 |
おそ松:ジャージ これ綿菓子?(もぐもぐ) 美味いねえ。 |
トド松:ジャージ へえ?(ぱくっ)ホントだ、おいしっ! |
チョロ松:ジャージ えー!?食べてるし!おい、やめろよ! 行儀が悪いだろ?挨拶もなしに 他人の家で飲み食いするなんて! |
おそ松:ジャージ うるさいねえ。挨拶すればいいんでしょ? え~っと・・・すみません! オヤツ、いただきますね~っ!? |
(・・・・・・グラグラッ・・・) |
チョロ松:ジャージ わ!・・・なんだか今・・・。 この館が揺れなかった? |
十四松:ジャージ 揺れたね。 |
カラ松:ジャージ 誰かが仕組んだサプラ~イズ・ティータイム? せっかくの紅茶が冷める前に頂こう! う~ん、いい香りだ・・・ |
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