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おそ松さんのへそくりウォーズ【ストーリー】非公式Wiki

なごみ探偵 3話

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作成者: 空箱の中身
最終更新者: 空箱の中身
チビ太:おでん屋
 てやんでぇ!バーロー!ちくしょー!
 おいらの店を弁償しやがれってんだ!
 チクショー!!
十四松:鑑識
 落ち着いて!落ち着いてください!
一松:アイスホッケーマスク
 ・・・・・・。
トド松:警部補
 第一発見者のチビ太さんです。
 この辺で、飲食店を営んでいて・・・
 あ、先ほど物理的につぶれました。
チョロ松:警部
 なるほど。
トド松:警部補
 もう一人の第一発見者がイヤミさんです。
 この辺で、土産物屋を営んでいて、
 どちらも地元の住人です。
チョロ松:警部
 なるほどな。一応、話を聴いてみるか。
チビ太:おでん屋
 てやんでぇ!刑事さん!おいらの店が・・・
 なんで、こんな事になっちまったんだ!
 てやんでぇ!バーロー!ちくしょー!
トド松:警部補
 あー、警部が話を聴くって言ってるから、
 ほら!落ち着いて。
チョロ松:警部
 飲食店を経営していたという事ですが、
 どんな料理を出していたんですか?
チビ太:おでん屋
 おでんです。
チョロ松:警部
 おでんの具に、肉類はありますか?
 仕入れは?
チビ太:おでん屋
 巾着の中に鶏肉を使っています。
 あと・・・牛スジ・・・。
チビ太:おでん屋
 仕入れは肉屋から・・・
 って?なんで、そんな事聞くんだ?
チョロ松:警部
 念の為だ。
トド松:警部補
 念の為です。
一松:アイスホッケーマスク
 ・・・・・・。
トド松:警部補
 肉屋っていうのは、そこの仮面に
 血だらけのエプロンをして、
 包丁を持ってる人?
チビ太:おでん屋
 いえ、彼ではありません。
トド松:警部補
 あの人、なんなんですか?
チョロ松:警部
 あー、彼はこの辺の住民で、
 色々なものを集めたり、
 ビンに詰めたりするのが好きな収集家だ。
トド松:警部補
 そうなんですか。
 じゃあ、次はイヤミさんです。イヤミさん?
イヤミ:いつもの
 はい。正直、ミーは驚いたざんす。
 この辺りは景気は悪くなったけど、
 静かないい場所だったんざんす。
チョロ松:警部
 土産物屋をされてるとか。
 最近は景気が悪かったんですか。
トド松:警部補
 これが、イヤミさんの店の主力商品ですか?
 なんだろう・・・?
 この恐竜みたいなキャラクターは。
イヤミ:いつもの
 『スッシー』ざんす。
 昔、UMAブームがあった頃・・・
イヤミ:いつもの
 ここの水晶湖にもUMAがいるといって
 人が大勢来た、そんな時代があったんざんす。
 その頃からのキャラクターなんざんす。
チョロ松:警部
 『水晶湖』の『スッシー』・・・。
 これ、中身は何が入ってるんですか?
 重いですね。
イヤミ:いつもの
 押し寿司ざんす。
 『スッシーの寿司』として、
 昔は結構、売れたんざんす。
イヤミ:いつもの
 今でも、「昔食べて美味しかった」、
 「懐かしい」と買いに来てくれるお客さんがいる、
 定番商品なんざんす。
トド松:警部補
 材料は・・・何の魚なんですか?
 仕入れは?
イヤミ:いつもの
 ここの湖で採れる、鱒(ます)の一種ざんす。
一松:アイスホッケーマスク
 ・・・・・・。
トド松:警部補
 あの人は、魚屋さんなんですか?
 血だらけのエプロンをして、
 包丁も持ってますけど?
チョロ松:警部
 いや、違うよトド松くん。
トド松:警部補
 ああ!もうワケがわからない!!
チョロ松:警部
 全くだ。このままでは迷宮入りかも・・・
チビ太:おでん屋
 え!何言ってやがんだ!てやんでぇ!
 あの野郎の器物損壊現行犯は、
 明解だろう!?バーロー!ちくしょー!
イヤミ:いつもの
 全くざんす。
チョロ松:警部
 は!そうだ!おそ松くんがいるんだった!
 おーい、おそ松くーん!どうだい?
 何か見つかったかい?
(ガラッ・・・)
おそ松:なごみ探偵
 うーん、なかなか美味いわ!この、おでん!
 この牛スジ、最っ高だね~!!
 東京のド真ん中でも十分やっていけるわ!
チビ太:おでん屋
 え・・・!?本当ですか!
 やっぱり、こんな寂れた湖畔でくすぶってないで、
 世界に挑戦すべきなんですかね!よし!
トド松:警部補
 いや、そこまでは言ってないと思うけど!?
おそ松:なごみ探偵
 ちょっと煙草吸ってもいい~?
十四松:鑑識
 あー!!現場は禁煙だよ!?
 わかってるでしょ!?
おそ松:なごみ探偵
 パイプだと思ったでしょ!?
おそ松:なごみ探偵
 じゃ~ん♪・・・シャボン玉でした~ッ!!
十四松:鑑識
 プッ。あはは。
一松:アイスホッケーマスク
 ・・・プッ。ククク・・・。
チョロ松:警部
 見ろ。あれが彼の実力だ。
 現場の空気が一瞬で丸くなったぞ!!
チョロ松:警部
 ・・・よし、君も行くんだ!
 トド松くん。
トド松:警部補
 え!?行くって・・・?
チョロ松:警部
 そうだ。迷う事ないぞ。がんばれ。
トド松:警部補
 ・・・わかりました。(ダッ!)
 (クルクルッ!)
トド松:警部補
 大の大人がシャボン玉飛ばしながら、
 はしゃぐ、な!!(ドカッ)
(わーっはっはははははは!!)
チョロ松:警部
 よし、いいぞ・・・!
イヤミ:いつもの
 みなさんで、うちの『スッシーの寿司』でも、
 いかがざんすか?味には自信があるざんす。
 是非、口コミで宣伝して欲しいざんす。
チビ太:おでん屋
 うちの仕込んであったおでんの残りと、
 缶ビールも出しますよ!てやんでぇ!
 いや~!なごむってんだよ!バーロー!
チョロ松:警部
 よし!・・・・よし!
 いい感じだ!!
おそ松:なごみ探偵
 ねえ、この小さいおじさん知ってる?
 未確認生物を調べてる、
 大学教授なんだって。
トド松:警部補
 へえ?未確認生物って『スッシー』の事?
おそ松:なごみ探偵
 そうそう!なんかね?
 『スッシー』の事を学会に発表したら、
 ねつ造だって言われちゃったんだって。
おそ松:なごみ探偵
 で、本当に襲われた人がいればって思って、
 やっちゃったんだって。
トド松:警部補
 え?犯人?
聖澤庄之助:犯人
 (・・・コクン)
チョロ松:警部
 えー!ねつ造って言われたからって、
 犠牲者をねつ造しちゃダメだよねー!!
トド松:警部補
 ホント、ホント~!!
 もう、やっちゃダメだよー!!
チョロ松:警部
 自分から出てきたんだ、
 丁重にパトカーへお連れしてー!
 ・・・本当うまいな、この寿司。
イヤミ:いつもの
 うちも、事件のおかげで宣伝になったざんす。
(ざばああああああ・・・)
(ウンギャア~・・・)
トド松:警部補
 え!?何!?アレ!!
おそ松:なごみ探偵
 あ、なんかね。UMAみたい。
 スッシーって呼ばれてるヤツじゃない?
おそ松:なごみ探偵
 さっき遊覧船で来た時、
 浅瀬かと思ったら、
 あいつの背中擦っちゃったみたいでさ!
おそ松:なごみ探偵
 なんか最近、湖の魚が減ったんで、
 試しに人間をかじってみたけど、
 あんまり美味しくなかったってさ。
チョロ松:警部
 本当にいたのか・・・。
 もっと早くにわかっていれば、
 あの大学教授も殺人を犯さずにすんだのに・・・。
トド松:警部補
 今回はエサが減ったせいで存在が証明されて、
 怪我の功名だけど!・・・っていうか?
 ・・・あの人、どうしてUMAと話せるんですか。
トド松:警部補
 まあいいや。
 これからはエサの魚を乱獲をしないように、
 ちゃんと見守ってあげてくださいね!
イヤミ:いつもの
 わかったざんす。
 スッシーちゃんの保護団体を立ち上げるざんす。
一松:アイスホッケーマスク
 ・・・・・・。(コクン。もぐもぐ)
チョロ松:警部
 いやー、良かった良かった。
 ・・・スッシーの寿司、食べた?
 美味しいよ、コレ。
トド松:警部補
 ねえ、警部?
 あの小さい大学教授ですけど。
チョロ松:警部
 うん。(もぐもぐ)
トド松:警部補
 なんだか見た事あると思ったら
 兄弟が全部で17人いるらしいんですよ。
チョロ松:警部
 へえ?そりゃまた、多いよね。
トド松:警部補
 こんな事件が、
 まだそんなに続くかもしれないと思うと、
 僕、胃が痛くなってきました・・・。
チョロ松:警部
 まあ、なんとかなるよ。
「僕らには、なごみ探偵がついてるから!」
「まあ、そうなんですかね?」
なごみ探偵 in Hesokuri Wars
『水晶湖の怪』
~おわり~
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