なごみ探偵 3話
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チビ太:おでん屋 てやんでぇ!バーロー!ちくしょー! おいらの店を弁償しやがれってんだ! チクショー!! |
十四松:鑑識 落ち着いて!落ち着いてください! |
一松:アイスホッケーマスク ・・・・・・。 |
トド松:警部補 第一発見者のチビ太さんです。 この辺で、飲食店を営んでいて・・・ あ、先ほど物理的につぶれました。 |
チョロ松:警部 なるほど。 |
トド松:警部補 もう一人の第一発見者がイヤミさんです。 この辺で、土産物屋を営んでいて、 どちらも地元の住人です。 |
チョロ松:警部 なるほどな。一応、話を聴いてみるか。 |
チビ太:おでん屋 てやんでぇ!刑事さん!おいらの店が・・・ なんで、こんな事になっちまったんだ! てやんでぇ!バーロー!ちくしょー! |
トド松:警部補 あー、警部が話を聴くって言ってるから、 ほら!落ち着いて。 |
チョロ松:警部 飲食店を経営していたという事ですが、 どんな料理を出していたんですか? |
チビ太:おでん屋 おでんです。 |
チョロ松:警部 おでんの具に、肉類はありますか? 仕入れは? |
チビ太:おでん屋 巾着の中に鶏肉を使っています。 あと・・・牛スジ・・・。 |
チビ太:おでん屋 仕入れは肉屋から・・・ って?なんで、そんな事聞くんだ? |
チョロ松:警部 念の為だ。 |
トド松:警部補 念の為です。 |
一松:アイスホッケーマスク ・・・・・・。 |
トド松:警部補 肉屋っていうのは、そこの仮面に 血だらけのエプロンをして、 包丁を持ってる人? |
チビ太:おでん屋 いえ、彼ではありません。 |
トド松:警部補 あの人、なんなんですか? |
チョロ松:警部 あー、彼はこの辺の住民で、 色々なものを集めたり、 ビンに詰めたりするのが好きな収集家だ。 |
トド松:警部補 そうなんですか。 じゃあ、次はイヤミさんです。イヤミさん? |
イヤミ:いつもの はい。正直、ミーは驚いたざんす。 この辺りは景気は悪くなったけど、 静かないい場所だったんざんす。 |
チョロ松:警部 土産物屋をされてるとか。 最近は景気が悪かったんですか。 |
トド松:警部補 これが、イヤミさんの店の主力商品ですか? なんだろう・・・? この恐竜みたいなキャラクターは。 |
イヤミ:いつもの 『スッシー』ざんす。 昔、UMAブームがあった頃・・・ |
イヤミ:いつもの ここの水晶湖にもUMAがいるといって 人が大勢来た、そんな時代があったんざんす。 その頃からのキャラクターなんざんす。 |
チョロ松:警部 『水晶湖』の『スッシー』・・・。 これ、中身は何が入ってるんですか? 重いですね。 |
イヤミ:いつもの 押し寿司ざんす。 『スッシーの寿司』として、 昔は結構、売れたんざんす。 |
イヤミ:いつもの 今でも、「昔食べて美味しかった」、 「懐かしい」と買いに来てくれるお客さんがいる、 定番商品なんざんす。 |
トド松:警部補 材料は・・・何の魚なんですか? 仕入れは? |
イヤミ:いつもの ここの湖で採れる、鱒(ます)の一種ざんす。 |
一松:アイスホッケーマスク ・・・・・・。 |
トド松:警部補 あの人は、魚屋さんなんですか? 血だらけのエプロンをして、 包丁も持ってますけど? |
チョロ松:警部 いや、違うよトド松くん。 |
トド松:警部補 ああ!もうワケがわからない!! |
チョロ松:警部 全くだ。このままでは迷宮入りかも・・・ |
チビ太:おでん屋 え!何言ってやがんだ!てやんでぇ! あの野郎の器物損壊現行犯は、 明解だろう!?バーロー!ちくしょー! |
イヤミ:いつもの 全くざんす。 |
チョロ松:警部 は!そうだ!おそ松くんがいるんだった! おーい、おそ松くーん!どうだい? 何か見つかったかい? |
(ガラッ・・・) |
おそ松:なごみ探偵 うーん、なかなか美味いわ!この、おでん! この牛スジ、最っ高だね~!! 東京のド真ん中でも十分やっていけるわ! |
チビ太:おでん屋 え・・・!?本当ですか! やっぱり、こんな寂れた湖畔でくすぶってないで、 世界に挑戦すべきなんですかね!よし! |
トド松:警部補 いや、そこまでは言ってないと思うけど!? |
おそ松:なごみ探偵 ちょっと煙草吸ってもいい~? |
十四松:鑑識 あー!!現場は禁煙だよ!? わかってるでしょ!? |
おそ松:なごみ探偵 パイプだと思ったでしょ!? |
おそ松:なごみ探偵 じゃ~ん♪・・・シャボン玉でした~ッ!! |
十四松:鑑識 プッ。あはは。 |
一松:アイスホッケーマスク ・・・プッ。ククク・・・。 |
チョロ松:警部 見ろ。あれが彼の実力だ。 現場の空気が一瞬で丸くなったぞ!! |
チョロ松:警部 ・・・よし、君も行くんだ! トド松くん。 |
トド松:警部補 え!?行くって・・・? |
チョロ松:警部 そうだ。迷う事ないぞ。がんばれ。 |
トド松:警部補 ・・・わかりました。(ダッ!) (クルクルッ!) |
トド松:警部補 大の大人がシャボン玉飛ばしながら、 はしゃぐ、な!!(ドカッ) |
(わーっはっはははははは!!) |
チョロ松:警部 よし、いいぞ・・・! |
イヤミ:いつもの みなさんで、うちの『スッシーの寿司』でも、 いかがざんすか?味には自信があるざんす。 是非、口コミで宣伝して欲しいざんす。 |
チビ太:おでん屋 うちの仕込んであったおでんの残りと、 缶ビールも出しますよ!てやんでぇ! いや~!なごむってんだよ!バーロー! |
チョロ松:警部 よし!・・・・よし! いい感じだ!! |
おそ松:なごみ探偵 ねえ、この小さいおじさん知ってる? 未確認生物を調べてる、 大学教授なんだって。 |
トド松:警部補 へえ?未確認生物って『スッシー』の事? |
おそ松:なごみ探偵 そうそう!なんかね? 『スッシー』の事を学会に発表したら、 ねつ造だって言われちゃったんだって。 |
おそ松:なごみ探偵 で、本当に襲われた人がいればって思って、 やっちゃったんだって。 |
トド松:警部補 え?犯人? |
聖澤庄之助:犯人 (・・・コクン) |
チョロ松:警部 えー!ねつ造って言われたからって、 犠牲者をねつ造しちゃダメだよねー!! |
トド松:警部補 ホント、ホント~!! もう、やっちゃダメだよー!! |
チョロ松:警部 自分から出てきたんだ、 丁重にパトカーへお連れしてー! ・・・本当うまいな、この寿司。 |
イヤミ:いつもの うちも、事件のおかげで宣伝になったざんす。 |
(ざばああああああ・・・) (ウンギャア~・・・) |
トド松:警部補 え!?何!?アレ!! |
おそ松:なごみ探偵 あ、なんかね。UMAみたい。 スッシーって呼ばれてるヤツじゃない? |
おそ松:なごみ探偵 さっき遊覧船で来た時、 浅瀬かと思ったら、 あいつの背中擦っちゃったみたいでさ! |
おそ松:なごみ探偵 なんか最近、湖の魚が減ったんで、 試しに人間をかじってみたけど、 あんまり美味しくなかったってさ。 |
チョロ松:警部 本当にいたのか・・・。 もっと早くにわかっていれば、 あの大学教授も殺人を犯さずにすんだのに・・・。 |
トド松:警部補 今回はエサが減ったせいで存在が証明されて、 怪我の功名だけど!・・・っていうか? ・・・あの人、どうしてUMAと話せるんですか。 |
トド松:警部補 まあいいや。 これからはエサの魚を乱獲をしないように、 ちゃんと見守ってあげてくださいね! |
イヤミ:いつもの わかったざんす。 スッシーちゃんの保護団体を立ち上げるざんす。 |
一松:アイスホッケーマスク ・・・・・・。(コクン。もぐもぐ) |
チョロ松:警部 いやー、良かった良かった。 ・・・スッシーの寿司、食べた? 美味しいよ、コレ。 |
トド松:警部補 ねえ、警部? あの小さい大学教授ですけど。 |
チョロ松:警部 うん。(もぐもぐ) |
トド松:警部補 なんだか見た事あると思ったら 兄弟が全部で17人いるらしいんですよ。 |
チョロ松:警部 へえ?そりゃまた、多いよね。 |
トド松:警部補 こんな事件が、 まだそんなに続くかもしれないと思うと、 僕、胃が痛くなってきました・・・。 |
チョロ松:警部 まあ、なんとかなるよ。 |
「僕らには、なごみ探偵がついてるから!」 |
「まあ、そうなんですかね?」 |
なごみ探偵 in Hesokuri Wars 『水晶湖の怪』 ~おわり~ |
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