赤塚ロボット「8話」
最終更新日時 :
1人が閲覧中
ー赤塚ロボット工業・会議室 |
トド松:赤塚ロボット工業 わかった事を共有するねー! えーと・・・!(キュッ) このホワイトボードに注目ーっ! |
トド松:赤塚ロボット工業 うちの開発中のロボのここのパーツに 先方の特許にあたる技術が 使用されているらしい・・・そうです。 |
ダヨーン:いつもの このまま開発を進めるなら、 特許侵害で告訴すると 言ってきたんだヨーン・・・! |
デカパン:白衣 このパーツは・・・ 素材は全て、イヤメタルを使用してるだス! |
おそ松:赤塚ロボット工業 えっ!イヤミお前、金に困って 臓器売買みたいな事しちゃったのっ!? こないだ割と給料イイって言ってたじゃんっ? |
イヤミ:会社帰り 臓器じゃないざんすッ! 『歯』ざんすーッ!! 闇の深い事を言わないで欲しいざんすっ! |
カラ松:赤塚ロボット工業 大した違いじゃない。 教えてくれ。 ・・・どういう経緯なんだ? |
イヤミ:会社帰り んんっ!バッサリ言うざんすねえ? ミーは元々イヤメタルを精製して使用する為の 協力者だったざんす。 |
デカパン:白衣 イヤメタルは夢の稀少素材として、 流通されているだス。 |
おそ松:赤塚ロボット工業 へえ~・・・!? ・・・で?どうしたら解決するのかとか アイデア的なのって、なんかあるのっ? |
デカパン:白衣 偶然だスが、向こうの特許が素材を全て イヤメタルとして指定しているんだス。 限定的な表現なのが抜け道かもしれないだス。 |
チョロ松:赤塚ロボット工業 全てがイヤメタル製じゃなければ、 その特許侵害には当たらないって事? |
デカパン:白衣 まあ、簡単に言えばそういう事だス。 大昔から技術の進歩は 特許との戦いの歴史でもあるんだスよ。 |
ダヨーン:いつもの でも、ただ別の素材にするんじゃ 問題があるんだヨーン! |
カラ松:赤塚ロボット工業 強度の問題か。 |
イヤミ:会社帰り その通りざんす。 あれだけ巨大ロボの中枢でありながら、 コンパクトでダメージを受けにくい造り。 |
イヤミ:会社帰り それにはイヤメタルの強度が、 必要なんざんす。 |
一松:赤塚ロボット工業 なるほどな。 |
十四松:赤塚ロボット工業 最小限にする方法はないのかなー。 |
(プルルルーッ) |
トド松:赤塚ロボット工業 あ、ハタ坊の携帯からだ。 ・・・もしもし?トド松です。 スピーカーに?・・・オッケー! |
ハタ坊:松ノワール 《もしもしだじょ。うちの会社の 知財管理の方とそんな話になってると聞いて 慌ててかけたんだじょ》 |
十四松:赤塚ロボット工業 ハタ坊は全然知らなかったんだねー。 |
ハタ坊:松ノワール 《知らなかったと言っても、 申し訳なかったと思ってるじょ。 ただ、特許に引っかかる事は本当だじょ》 |
ハタ坊:松ノワール これは、知り合いだから どうにかなるという話では 無いんだじょ。 |
ハタ坊:松ノワール もし、赤塚ロボット工業が我が社の傘下へ 入るなら、全く問題は無いんだじょ。 そうすれば資金の心配もいらなくなるじょ。 |
デカパン:白衣 ・・・それは、断るだス。 |
チョロ松:赤塚ロボット工業 ・・・! |
ハタ坊:松ノワール 《わかってるじょ。そう言うと思っていたじょ。 ハタ坊の会社も特許権で儲けなくても お金は沢山あるから別にいいんだじょ》 |
ハタ坊:松ノワール ただ・・・(ボソボソ)表だって 代表のハタ坊が便宜を図ったようになるのは 避けたいんだじょ。 |
トド松:赤塚ロボット工業 まあ・・・、そうだよね。立場があるもんね。 |
ハタ坊:松ノワール ・・・ヒントはネジとその周辺のみに イヤメタルを使用する・・・だじょ。 もう切るじょ。(ブツッ・・・ツー!ツー!) |
デカパン:白衣 特許の抜け道を利用するしか方法がないのは わかってるんだスよ・・・ただ、試行錯誤に まだ莫大な耐久テストが必要なんだス・・・ |
チョロ松:赤塚ロボット工業 ・・・。 (ガタッ・・・!) |
カラ松:赤塚ロボット工業 なんだ、チョロ松。 トイレなら早く行ってk・・・ |
チョロ松:赤塚ロボット工業 やりましょう! その為の6つ子を丸ごと雇うという暴挙! ・・・いや、増員体制でしょ!? |
チョロ松:赤塚ロボット工業 もっと仕事を教えてください! 僕達やります! |
おそ松:赤塚ロボット工業 えー!なぁに、勝手な事言ってんだよ! ライジングしちゃってんのっ? |
チョロ松:赤塚ロボット工業 だって僕、感動したんだよ! おそ松兄さんは、さっき感動しなかった!? デカパン博士が傘下に入るのを断った時! |
おそ松:赤塚ロボット工業 ん?・・・確かに。カッコ良かったねえ! デカパン博士!独自の道をゆくっていうか。 そういうの?ね! |
デカパン:白衣 フラッグコーポレーションの傘下に入ったら どうなるか、知ってるだスか? |
デカパン:白衣 おケツか頭に旗を刺さなきゃ いけないんだスよ? ワスはそんなの絶対にゴメンだス! |
ダヨーン:いつもの ごめんなんだヨーン!! (ムシャムシャ)ダヨーン。 (もぐ、もぐ) |
おそ松:赤塚ロボット工業 えっ!?そっちの理由!? |
一松:赤塚ロボット工業 モノづくりへのリスペクトとか プライドとかとは、 おおよそ違う所の話だったのね。 |
イヤミ:会社帰り 人間としてのプライドが傷つくと思うざんす。 |
一松:赤塚ロボット工業 まあ、そうか。 わかるよ。 |
チョロ松:赤塚ロボット工業 え!?ちょっと! その弁当どうしたんだよ!? |
ダヨーン:いつもの 冷蔵庫に入ってたから食べちゃったヨーン。 (・・・じ~っ)・・・。 ・・・美味しかったヨーン。 |
チョロ松:赤塚ロボット工業 僕の事、そういう目つきで見るの やめてくれる?ダヨーン。 |
コメント (赤塚ロボット工業「8話」)
この記事を作った人
新着スレッド(おそ松さんのへそくりウォーズ【ストーリー】非公式Wiki)