サムライ奇譚 怨の九十九「11話」
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お父さん:剣客 おーい。 |
お父さん:剣客 おそ松はおらんのか。 |
トド松:異能サムライ 兄上でしたら、ちょっと出てくると さっき出ました。 |
チョロ松:異能サムライ また・・・ 賭場になどへ行っていないと良いのですが。 |
カラ松:異能サムライ ・・・。まさか。 兄上とて、さすがに懲りたであろう。 |
(ガタッ) |
一松:異能サムライ 噂をすれば。 |
十四松:異能サムライ あ!兄上だ! お帰りなさい! |
おそ松:異能サムライ へっへっへ~ん! 賽の目を・・・ちょいとな! |
お母さん:剣客の妻 これ!おそ松! |
おそ松:異能サムライ 賭場には行ってませんよお! ちょちょいと、ちょいと・・・・な! |
お母さん:剣客の妻 ・・・あら。 |
お母さん:剣客の妻 こんな葛籠、 うちにあったかね? 何だろうね。封がしてあるよ。 |
カラ松:異能サムライ 母上の嫁入り道具じゃないのか? そんなに大きな物があったのに、 覚えていないとは・・・ふん? |
カラ松:異能サムライ ・・・ずっと、「あった」と、思うぞ。 |
お母さん:剣客の妻 ・・・そうかも知れないねえ。 そうそう、あったあった! 昔から。 |
お父さん:剣客 全員揃うのを待っとったんだ。 |
おそ松:異能サムライ 赤塚ヶ原の寺に 誰か居るってぇ話なら・・・ |
お父さん:剣客 ふむ。 |
お父さん:剣客 ・・・・・・。 |
お父さん:剣客 ・・・お前、「戻った」のか? |
おそ松:異能サムライ なぁんだ、お見通しか。 ちょちょいと、ちょいと・・・・だけね。 |
お父さん:剣客 あまり、使うんじゃないぞ。 |
おそ松:異能サムライ 寺には、ちょっと長い雨宿りの男が一人 居ただけだ。 |
お父さん:剣客 そうか。 危ない者ではないのだな? |
おそ松:異能サムライ まあ、少なくとも俺達、兄弟には 無害なんじゃねえかなあ? |
おそ松:異能サムライ ・・・もうすぐ、ここに飛び込んでくるから 父上が直接本人に聞いてみりゃいいさ。 |
(バタバタバタバタ・・・!) |
イヤミ:用心棒 大変ざんす!大変ざんす! 大雨と大風とおまけに大雪で 寺が大火事ざんすーっ!! |
お母さん:剣客の妻 まあまあ、何事です? |
おそ松:異能サムライ 空を見てみろよ? 晴れてるじゃねえか。 |
イヤミ:用心棒 ・・・本当ざんす。・・・おかしいざんすね。 |
カラ松:異能サムライ 夢でも見ていたんじゃないか? 旅の者。 |
お父さん:剣客 あんたか。 古寺で雨宿りしていたというのは。 |
イヤミ:用心棒 シェエエエエエエ! 剣豪の松野摸摸具和斎殿では ござらんざんすか!? |
お父さん:剣客 いかにも。 |
イヤミ:用心棒 拙者、そなたに稽古をつけてもらおうと こちらへ来る途中だったんざんす。 |
十四松:異能サムライ 新しい生徒さんだね。 |
一松:異能サムライ ちゃんと月謝払えるのか?この人。 |
トド松:異能サムライ この人、光の国に居た人に なんだか似てる。 木や家に沢山光がついてるんだよ。 |
十四松:異能サムライ へえ、「いつ」が視えたんだろうね。 |
猫(エスパーニャンコ:いつもの) にゃーん。 |
お父さん:剣客 門下生になるのは構わんが、 そのへんてこな言葉遣いは なんとかならんのか? |
イヤミ:用心棒 ・・・無理ざんすッ! コレが某(それがし)、伊矢見でござんす! シェエエエエエエ! |
お父さん:剣客 それでは、誰か相手になって 差し上げなさい。 |
十四松:異能サムライ 僕が相手になるよ! |
お手並み拝見ーッ! |
ー完ー |
コメント (異能サムライ「11話」)
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