ソテイラのメモリー
プロフィール
 | |||
|---|---|---|---|
| 身長 | 143cm | 体重 | 38kg |
| 血液型 | O型 | 誕生日 | 1月6日 |
| ラメント | 時の狭間※に流転するマカロン※D=(いちご/3)px^2の状態を指す (日 / EN) | ||
| Song by | 大原ゆい子 | ||
| CV | 井上ほの花 | ||
| どこから来たのかもなにを考えているのかも分からない、ハイテンションな放浪者。頭の上にいつも乗せている鳥は、どんなことがあってもずっと眠り続けている。魔女としての力はそれほど強くなく、本人にもその自覚はある模様。 | |||
メモリ一
1話
ソテイラがここに来た時、最初に思ったのは……
いいところ、ってことかな。
ちゃんと自然があって、生き物もたくさんいて、空気もおいしいし。
今までいろんな所を回ってたけど、
こういうところってそんなに多いほうじゃないんだよ。
だから、呪いで大変なことになったときはびっくりしたなー。
なんていうか……懐かしいって感じ？
どういうことか聞きたそうだね。まあまあ、焦らない焦らない。
今日は特別に、詳しいお話をしてあげよう。
2話
ここに来るちょっと前にはね、本当になんにもないところにいたこともあるよ。
誰かと喋ったりしたかったけど、
ほんっとうになーんにもなくってさあ。
旅をするって決めたのはソテイラだけど、
もっと別のとこにすればよかったってちょっとだけ後悔したかな。
だから、はーちゃんを頭に乗せてずーっと歩いてたんだよ。
3話
そうだ、まだはーちゃんが頭の上に乗っかる前の話もしよっか。
それはまた別のところ……
っていうか、ある意味ソテイラの実家的なところだったんだけど……
こことは逆に、生きてるものも動くものもなーんにもないところ。
そうならないように頑張ってた人たちもいたみたいだけど、
うまく行かなかったんだね。
4話
あんなことになっちゃったのも、もとはと言えばソテイラのせいなんだけどね。
無理やり例えるなら、
自分で焼いたケーキをひっくり返しちゃったから、掃除しなきゃいけない感じ。
美味しくなってほしくて作ったのに、そんな終わり方……
悲しいよね。
それで、ソテイラは他の人が焼いたケーキがどんなふうなのかを見に行くことにしたんだ。
だけど、やっぱりソテイラみたいにひっくり返しちゃってたり、
焦げちゃってたり、そういうのばっかりなんだよねー。
ほら、言ったでしょ？
ここみたいな所はそれほど多くないって。
ここはね、すっごく丁寧に焼かれた素敵なケーキなんだよ。
5話
だからソテイラは、ここが好きなんだ。
儚い存在が一生懸命に生きてる、ここの世界が。
魔女狩りだとか、他にも愚かなものも多いし悲しいことも多いけど。
それでも――だからこそ、強く美しく生きてる生命があるから。
ソテイラは、そういう生命をもっともっと見ていたい。
できれば高いところからじゃなくて、寄り添うようにすぐ側で。
……だから、こんなふうにふらふらしてるんだよ。
いろんなところを。
6話
ソテイラは、旅先で出会う物語にはほとんど関われない。
それが放浪者のさだめだから。
本当の力が戻るときには、ソテイラはソテイラを捨てなきゃいけない。
だけど……もうソテイラはここの美しさを知ったから。
だから、きっとここではそうならないはず。
それは領主さんたちのおかげなんだよ。
だってソテイラがたくさん見てきた中で、
いちばん愛おしいって思える場所にしてくれたんだから。
領主さんと魔女のみんなに、これからも良いことがたくさんありますように。
ソテイラの祝福を、これからもずっと善き人たちに。
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
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