モニカのメモリー
プロフィール
モニカ | |||
---|---|---|---|
身長 | 138cm | 体重 | 32kg |
血液型 | A型 | 誕生日 | 5月10日 |
ラメント | うらぎりもの (日 / EN) | ||
Song by | rionos | ||
CV | 会沢紗弥 | ||
主人公の屋敷で働く侍女見習いの少女、立派な侍女になるのが目標。ひかえめで争い事は嫌い、頑張り屋で健気な性格。魔女を理由に屋敷を追い出される日々を送っていたところ、主人公に拾われる。 |
メモリ一
1話
「あなたなら、きっと大丈夫」
そういって、私は母や弟、妹たちに見送られて、
都会へ向かう馬車へ乗った。
貧しい農村で、
たくさんの子どもを抱えて生活するのは、とても大変……
幼いながら、私も両親の苦労は分かっていた。
だから私も、家の決まり事にならって、12歳の時に家を出た。
先に家を出た姉たちと同じように。
人の多い町に出れば、仕事がたくさんある。
不安がないといったら嘘になるけれど、
同じくらい期待に胸を膨らませて、
私は……
見知らぬ街に、足を踏み入れた。
2話
母も姉も、侍女としてお屋敷で働いていたと聞いた。
だから私もそれにならって侍女を目指した。
私たちのような学のない田舎者には
その程度の仕事が似合いだという人もいるけれど……
侍女は私の目標……
私はずっと侍女になりたかった。
小さい頃から人の世話をするのが好きだったから。
侍女になって……
昔、母がいっていた、強い絆で結ばれた運命の主人……
マスターに出会い、
その人が幸せになれるお手伝いをする……
それが私の夢。
そのためなら、どんな事にも耐えられる……
その時の私はそう信じていた。
魔女は侍女になれないなんて、知りもしないで。
3話
「魔女なんて雇えるか」
そういって、ご主人様は私を屋敷から追い出した。
ああ、またか……
私は投げ飛ばされて、痛む身体を引きずりながら、
その場から離れた。
これで何件目だろう……
あれから私は色んなご主人様に仕えてきた。
最初はみんな「努力家のいい子だ」って可愛がってくれたけど。
私が魔女だって分かると……みんな、態度を一変する。
仕送りどころか、明日食べる分もない……
どうして、魔女ってだけで、こんな目に遭わないといけないんだろう。
魔女は、侍女になれないのかな……
4話
働くのはとても大変、楽しい事ばかりじゃない……
そう昔、姉さんからもらった手紙に書いてあった。
その手紙も、仕送りと一緒に、随分前に途絶えてしまったけれど……
姉さん達も、同じ目に遭っていたのかな。
「頑張り屋のあなたなら、きっと大丈夫」
そう母はいっていたけれど……もう挫けそうだよ。
だって魔女は侍女になれないなんて……
夢を見ちゃいけないなんて……
誰も、教えてくれなかったもん……
どんなに頑張ったって、
魔女ってだけで、全部否定されてしまう。
それなら……
頑張る意味って、あるのかな?
5話
そして何度目かのお屋敷で、私はついに教会の騎士に捕まってしまった。
その屋敷のご主人様はとても優しくて、
魔女だって分かっても、変わらず私をお屋敷に置いてくれたけれど……
私を教会に引き渡すために足止めしていただけで、
歓迎なんてされてなかった。
魔女は夢も見ちゃいけないのかな。
侍女になって、
たくさんの人にっ……
役に立ちたかったけど……
……もう叶わないんだね。
そう思った時……
私を連行していた騎士たちを投げ飛ばして、
不思議なお兄さんとお姉さんが私を助け出してくれた。
そして、その人に連れられて逃げた先で、
私は大きなお屋敷に辿り着いた。
私の、新しい奉公先に。
……これが、私と、私のマスターとの出会い……
お母さん、私も会えたよ。
強い絆で結ばれた、運命のマスターに。
6話
――拝啓、故郷の家族たち。
私は今、マスターのお屋敷で侍女見習いとして働いています。
魔女狩りに遭いそうな所を彼に救出され、
そのご縁で彼のお屋敷に置いてもらう事になりました。
彼は私と同じような境遇の少女たちを救い出すため日々戦っています。
全ての魔女を救い出すのが彼の目標らしいのですが、
とても過酷な道のりだと思います。
だから私はそんな彼が少しでも心安らげるように、
侍女としてたくさんご奉仕していきたいです。
そのための努力は惜しまないつもりです。
日々精進です。
挫けそうになる時もあるけど……
私は今、幸せです。
――敬具。
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
メメントモリ攻略Wikiのトップページへ