トータルコーデ《至高の宝物》
星の海
完成報酬 | 【ドレス】星燦然 |
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※一部のコーデに謎の部屋や幻の部屋で入手できるものが含まれています。
- ステージを周回
- メイド・プリティ×96(1-2(プリンセス級)、1-5(プリンセス級))
- 赤ずきん×66(1-9(プリンセス級))
- 上海の海辺×96(3-1(プリンセス級)、4-5(プリンセス級))
- 幽玄×66(3-2(プリンセス級)、4-11(プリンセス級))
- 千楓×66(3-3(プリンセス級)、7-8(プリンセス級))
- 火照×66(4-4(プリンセス級)、5-10(プリンセス級))
- スイートチョコ×66(4-6(プリンセス級)、5-7(プリンセス級))
- メイド-付け袖×66(4-7(プリンセス級)、6-9(プリンセス級))
- メイド-チョーカー×66(4-10(プリンセス級)、6-3(プリンセス級))
- 開花×66(4-12(プリンセス級)、7-SP4(プリンセス級))
- 満開×66(4-SP1(プリンセス級)、6-11(プリンセス級))
- 海上珠チェーン×66(5-SP3(プリンセス級)、7-SP3(プリンセス級))
- 海上珠×66(6-1(プリンセス級)、7-SP1(プリンセス級))
- 赤い革靴×66(6-8(プリンセス級)、7-7(プリンセス級))
- デザイン図を交換
- 舞姫(117スターコイン)
- 星の海(353スターコイン)
- 星の海ダンスシューズ(104スターコイン)
- 星の海チェーン(75スターコイン)
- 星の海グローブ(80スターコイン)
- 任務達成
- 星飾り(プリンセス級クエスト78個でSランク獲得)
- トータルスターコイン:729
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絶世の美女
完成報酬 | 50ダイヤ |
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ページ名 | カテゴリ | 部位 | 入手方法 |
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ロングウェーブヘア(銀) | ヘアスタイル | - | ロングウェーブヘアをカスタマイズ |
ロングウェーブヘア(墨) | ヘアスタイル | - | ロングウェーブヘアをカスタマイズ |
絶世の美女(墨) | ドレス | - | 絶世の美女(ドレス)をカスタマイズ |
夕焼け(紫) | コート | - | 夕焼けをカスタマイズ |
錦繍履(くつ)(青) | シューズ | - | 錦繍履(くつ)をカスタマイズ |
花の調べ(紫) | アクセサリー | 頭 | 雅な花をカスタマイズ |
花と鶯(紫) | アクセサリー | 耳 | 花と鶯をカスタマイズ |
落涙の珠(青) | アクセサリー | 右腕 | 落涙の珠をカスタマイズ |
花畑・媛 | メイク | - | 花畑・華をカスタマイズ |
シリーズ1 | シリーズ2 |
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マリオネットの女王
完成報酬 | 50ダイヤ |
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リリス王国の令嬢達の間では、パレスのマリオネットを持つのがある種のステイタスである。腕利き職人であるパレス人形店の主人が生み出すマリオネットは、大金を積んでも入手困難な逸品ぞろいであった。それでもパレスは現状に満足せず、本物の人間のようにリアルなマリオネットを作りたいと願っていた。
店のちょうど真ん中に、作りかけの人形が置かれていた。雪のように滑らかな肌、絹のように柔らかな髪、虹のように華麗なドレスの人形は、まるで今にも動き出しそうなほどリアルだった。パレスはその人形をグレースと名づけた。だがグレースには瞳がなかった。どんなに高価な宝石もその瞳には似合わない。なぜなら瞳は魂の宿る場所だからだ。外見がどんなにリアルでも、魂がなければただの人形。それがパレスには残念でならなかった。
時は流れ、年老いて病気がちなパレスはそれでも店の中央に立つグレースを見つめていた。瞳がないためリリス人形劇団の舞台に上がれないグレースの体にも歳月の爪痕は残され、滑らかだった髪は乱れ、華麗な礼服は色あせていた。パレスの心はひりひりと痛んだ。
その時、彼の脳裏に突然大胆な考えが浮かんだ。わたしもいつか死ぬ。ならばこの瞳をグレースにやればいいじゃないか?それからというもの彼は熱に浮かされたようにその事ばかりを考え続け、ついには店を畳み、良策を探してマーベル大陸中を訪ね歩いた。そしてとうとう苦労が実を結ぶ日がやって来た。パレスの想いを知ったカルファの森の奥に住む妖精達がグレースに瞳を移植し、体を修復してくれたのだ。両目を失ったパレスがその世にも美しい作品を見ることはなかったが、人々の賞賛の声は彼の元にも届いた。
光り輝くリリス人形劇団の舞台に登場したグレースを見ようと、大陸中から観客が押し寄せた。まるで血の通った人間のようなその姿を見て、観客は感嘆の声を上げた。特に瞳は見るものを魅了し、グレースの人気で公演は連日満員、チケットは入手困難となった。盲目のパレスは全ての公演に足を運び、その演技を心で感じ、幸福な満足感に浸った……だがその幸せも長続きはしなかった。パレスはグレースの異変に気づいたのだ……
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グレース
完成報酬 | 50ダイヤ |
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シリーズ1 | シリーズ2 |
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絶大な人気を得たグレースは、ただの操り人形でいることにはもう耐えられなかった。魂を得た彼女は、自分自身として自由に生きたいと願っていた。人々を魅了する瞳があるなら、それを利用しない手はない。そう密かに決心したグレースは、変化を求めた。
そこで次の舞台の途中、優雅に舞い踊るグレースは突然動きを止め、自身の蠱惑的な瞳で客席の観衆を見つめた。パレスはその異変に気づいたが、何もできなかった。グレースの瞳に魅了された観客達は幻の世界に耽溺し、大声でグレースの名を呼び、彼女が口を利くなら、彼女の為に全てを投げ出すと誓った。その光景に満足したグレースは、自身の王国を作り、誰もがひれ伏す世界の女王になろうと心に決めた。
その場で唯一グレースの瞳に抗ったのは、盲目のパレスだった。彼はグレースの創造主たる自分が、この事態を収拾すべきだと考えた。なんとか舞台に上がったパレスは、彼女に「彼らはきみに惑わされているのだ。ひれ伏している訳ではない。欲に迷うな」と忠告した。だが人々の歓声に浸るグレースは、彼を相手にしなかった。そこでパレスはある決心を固め、グレースにこう告げた。「きみの創造主であるわたしにも、きみの女王になりたいという思いは止められない。もしきみが操り糸を外せたら、わたしがきみを自由にしてやろう」。
自信満々のグレースは鼻先でせせら笑ったが、糸を外そうとした途端、舞台に落下し細い腕がもげてしまった。グレースはその時、「魂はあっても自分はただの操り人形なのだ。糸の切れた凧のように、糸から離れたマリオネットは、自由ではあるが動くことはできないのだ」と悟った。だが気づくのが遅すぎた。
彼女に魅入られた観衆は女王が落下するのを見て、狂ったように舞台に駆け上り、パレスに復讐しようとした。ショックを受けたグレースは自分の世界に閉じこもり、観衆がいくらパレスを殴っても無反応だった。だがパレスが限界を迎えたその時、突然両目を真っ赤に染め、絶叫した。「諦めるものか!ただのマリオネットになぞ甘んじるものか!手も足も魂も、力だってあるのに!なぜ自由になれない!なぜ支配者になれない!諦めるものか!」。
パレスは悲しげに彼女にこう言った。「まだ目が覚めないのか?それならわたしは願いを撤回し、きみに贈った瞳を取り戻す。そして全てを元通りにする」。
驚いたグレースが「止めて!あいつを止めるのよ!」と叫ぶと、更なる群衆が舞台に押し寄せ、その場は混乱を極めた。だが魔法が徐々に解け始めると、観衆は目覚め、いったい何があったのかと互いに顔を見合わせた後、負傷したパレスを病院へ運んだ。人波が去り、静まり返った舞台には、ボロボロで瞳のないただの操り人形に戻ったグレースだけが残された。彼女のその後の消息を知る者はなく、パレスも退院後、姿を消した。リリス王国には今でもパレスと彼のマリオネットを巡る摩訶不思議な伝説が残されている。
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氷嵐の戦歌
完成報酬 | コーデギフトBOX (グラニーサンダー、雪原の戦乙女、氷嵐の戦歌、夜明けの光、継承されし詩、40ダイヤ) |
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ページ名 | カテゴリ | 入手方法 |
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夜更けの哀歌 | ヘアスタイル | 夜明けの誓いをカスタマイズ |
雪原の戦乙女 | ヘアスタイル | セットコーデ任務達成「《ノーザン王国》氷嵐の戦歌」 |
暗黒の時代 | ドレス | 真昼の明星をカスタマイズ |
氷嵐の戦歌 | ドレス | セットコーデ任務達成「《ノーザン王国》氷嵐の戦歌」 |
沈黙の火花 | コート | 北風の礼賛をカスタマイズ |
復讐の道 | 靴下 | 信念の道をカスタマイズ |
過去の傷跡 | シューズ | 追憶の故郷をカスタマイズ |
グラニーサンダー | アクセサリー | セットコーデ任務達成「《ノーザン王国》氷嵐の戦歌」 |
黒鷲の羽兜 | アクセサリー | 霜寒の羽兜をカスタマイズ |
恋紅の炎 | アクセサリー | 白夜の月をカスタマイズ |
夜更けの森厳 | アクセサリー | 夜明けの紋章をカスタマイズ |
夜明けの光 | アクセサリー | セットコーデ任務達成「《ノーザン王国》氷嵐の戦歌」 |
恐れなき旅路 | メイク | 悔いなき栄光をカスタマイズ |
継承されし詩 | メイク | セットコーデ任務達成「《ノーザン王国》氷嵐の戦歌」 |
2018年7月20日(金)0:00~5:00終了 アップデート後、スターショップに追加
シリーズ1 | シリーズ2 |
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シリーズ3 | |
夕暮れ、ユージェニーはふと歌声を耳にした。森や大海原や雪原、そして凍土にも屈しない戦士を謳った歌だ。声の出どころはイェーガーだった。沈む夕日を眺めながら琴を爪弾き、祖国を讃え歌っている。
イェーガーは一介のミュージシャンで、最も簡単な護身用短剣でさえ扱えなかったが、領主からは酷く恐れられており、ユージェニーは彼の見張りを命じられていた。この監視によってイェーガーは行動の自由を失い、買い物に行くにも兵士に後を着けられるので、彼の家を訪ねる客は次第に居なくなった。しかし驚いたことに、彼は牢獄にも等しいこの家に大人しく籠り、それまで同様、楽器を弾き歌を唄っていた。
彼の音楽は、短い夏に山を潤す渓流のようであり、彼の歌声は冬の夕暮れ時に鳴く小鳥のようだった。そして彼は、雑草に覆われて荒れ果てた国土を、風雪に脅かされる白樺の樹林を、赤々と燃える篝り火を、早春の山を駆ける美しい少女を歌い、貧しき者は彼の歌に希望と未来を見出し、権力をかさに悪事を働く者は何とも言えぬ恐れを抱いていた。
ユージェニーはどうだったのか?
彼女の心に浮かんだのは故郷だった。遥か彼方、戦火の中で跡形もなく消えた小さな村だ。しっかりイェーガーを見張っていなければならないのに、この時ばかりは彼女も目を背け、そっと涙をこぼした。
「あなたは本当に天才だ」彼女はイェーガーに言った。「革命党と繋がってはダメ。どうか自分を貶めないで」イェーガーは彼女の言葉に感謝をしたが、忠告には従いようがなかった。彼の曲は冬の雪雲よりも早く広まり、誰もがその自由の歌を口遊んだからだ。
彼を迫害していては民衆の怒りを招きかねない。だが、彼が生きている限り、貴族の悪夢は永久に続く。そのことに領主は悩まされた。
ある夜、秘密警察によって青年詩人の多くが連れ去られイェーガーも行方が分からなくなった。彼が宮廷音楽家になったと言う者もいれば、友を売り自分の栄達を図ったと言う者もいた。軍隊の最新の行進曲に彼の名が記されているのがその証拠だと。
ユージェニーの仕事は終了したが、失踪した詩人のことが頭から離れなかった。ある日、何かに憑かれたかのようにイェーガーの住まいを訪ねると、背の低い平屋の外に武装した部下達が立っていた。彼らを押しのけ中へ入ると、そこらじゅうが物色されて酷い有様だった。散乱している楽譜や手紙を拾い集めてみると「ユージェニーと我らの雪原に捧ぐ」と書かれた未完のデザイン図があった。
なんという愚か者だろう。もしユージェニーが来ていなかったら、彼の栄誉は恥知らずのろくでなし共に永遠に踏みにじられていたかもしれないのだ。
彼からの贈り物をそっと懐にしまうと、裏の木戸がドンドンと叩かれた。その威嚇するような音に混じり、銃弾を込める音がする。ユージェニーはテーブルに手をつき無表情で立ち上がった。彼女がイェーガーを見張っていた間、更に多くの目が彼女を監視していたことには気付いていた。
今日の弔いの鐘は逮捕された青年達の為に鳴っているが明日は人々が葬られた故に鳴るかもしれないのだ。
腰の銃を静かに抜き、本棚の死角に身を隠す。格闘は得意だし、射撃にも自信がある。ここから逃れるのは造作ないことだ。そしてこれからは……イェーガーが秘めていた希望を、この雪深き地に再び灯そう。
フヴィートステイン最年少の少尉だったユージェニーはこの日の昼下がり、謀反に加担する指名手配犯になり下がった。刃のような夜風の中、自分に問う。この代償にそれだけの価値があるだろうか?今すぐ引き返し、過ちを認めて領主に頭を垂れれば、失われた栄光を取り戻せるのではないか……。
いや、そんな行いは恥辱以外の何物でもない。自分は何も間違ったことをしていないし、それは犠牲になった彼も同様だ。ただ一つ犯した罪といえば、それはこの凍土をこよなく愛したことだけである。
ユージェニーはイェーガーの戦友に、彼の最後の作品である長編の詩と、彼が殺害されたことを伝えた。ミュージシャンの犠牲は苦難の深淵で大きなうねりとなり、恐怖で縛り付けていた統治を崩壊させた。農具を手に城へと押し寄せた人々と近衛軍が対峙する今、人々に残された頼みの綱はコーデバトルのみだった。この秩序を率先してぶち壊したのは領主なのだから、代価を払うべきは領主なのだ!
陰険で悪辣な領主は笑っていた。ノーザン軍は既に動いている。武力で権力を奪えば必ず制裁に遭う。何より農民のコーディネート力など、近衛軍に敵うわけがない。勝ったも同然なのだ。
だが、領主の考えは甘かった。
あの日、フヴィートステイン城には一つの伝説が生まれた。一頭の駿馬が現れ、雪国の城に久しい夜明けをもたらす。馬上の将軍の身を包むのは、亡き恋人がデザインした鎧。彼女の背後の旗を朝焼けの光が照らし出した。彼女が率いる新たな軍には、人々が付き従い、長き時を経て昇った朝日を共に目指す。
これがノーザン王国フヴィートステイン城の物語。
そんな昔のことをどこで知ったのかって?
……ほら、北風が詩人の歌を口ずさんでいるでしょう?
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白桜恋歌
完成報酬 | コーデギフトBOX (白桜恋歌、回想の風、白桜の煌き、40ダイヤ) |
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シリーズ1 | シリーズ2 |
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シリーズ3 | |
ユミリの前には薬瓶が置かれている。
これはマーキュリー財団がノーザン王国から密輸入した新薬で、同財団の総裁から個人名義で贈られたものだ。使用するか否かは自分次第。この新薬が彼女の体内にいるウイルスを死滅させる確率は半分。残りの半分は彼女に死をもたらすだろう。
要するにこれは生死を賭けた大博打。もうこれ以上待ってはいられない状態なのだ。自分はもっと生きていたいし、サクラの成長も見ていたい。シーラの傍で共に老いたい。それにシーラが自分の為に、あるかどうかも分からない希望を日夜休まず探し続けているのは見るに堪えないし、親友が更に罪を重ねるのも見たくはない。死にたいのではなく、生きたいと切に願っている。
彼女の心は常に希望を抱いていた。
結局、彼女は薬を飲み下し、結末の分からぬ不安を抱えたまま眠りについた。
ユミリが病に倒れたのは一ヶ月前。誰もがただの風邪だと思っていた。だが、その風邪が良くなることはなく、ウィルトンの名医たちもユミリの病情に途方に暮れていた。ロゼルグループの研究者が、ある研究報告を持ってパテール連邦アパレルグループのビルに乗り込んで来た時に初めて、シーラは運命が残酷に微笑んでいることに気がついたのだった。
どのようにしてか、ロゼルグループはユミリの血液サンプルを盗み、その中に新型の致死ウイルスを発見したというのだ。そして、新たに開発した治療薬を切り札にし交渉を持ちかけてきたのだ。彼らは自分たちの思惑を包み隠しもせず「クリスのキス」と宝物庫へ立ち入ることを要求してきた。だがシーラはそれを拒否した。宝物庫の秘密を知っている彼は、その要求を呑むわけにはいかなかったのだ。
ユミリの病状は悪くなる一方で、昏睡状態になる時間も長くなってきていた。顔色は青白くなり、美しかった長い髪からは艶が失われていった。彼女が悪夢にうなされ夫や娘の名を口にすると、シーラは彼女の手を握り、額にそっと口づけた。けれど、彼女を深淵から救い出すことは出来なかった。シーラはこんな無力感に襲われたことはなかった。街の広場に二人の名前を刻もうと、無数のライトで二人の愛を照らそうと、愛する妻を救えなければ意味がなかった。
そんな時、リンジーが二人に希望をもたらした。彼女はユミリの親友で、ロゼル研究所の研究員だった。学生時代からリンジーはいつもユミリの面倒を見ていた。それは今回も例外ではなく、彼女はシーラに言った。自分が研究所から治療薬を盗んでくるから、ユミリを悪夢から救い出そう、と。シーラはリンジーの為に全ての手筈を整えたが、結局、上手くいかずに事件は警察の知るところとなった。リンジーの子供が通う学校にまで報道記者が詰めかけ、フリートという名の少年は、全ての悪意に対して沈黙を貫いた。母親の行為に誇りを持っていたからだ。
シーラは罪もない人をこれ以上巻き込みたくなかった。ユミリを救う方法は、あとひとつしか残されていない。彼は「クリスのキス」を持ち出し、独りロゼルグループへ向かう準備を始めた。その時、オフィスの電話が鳴った。それは病院からで、ユミリの意識が戻ったという。電話口に出たユミリはもう一度「白桜恋歌」を着たいと言った。
ユミリは何か知っているのか?彼女がどうして気づいたのか分からない。だが「クリスのキス」がロゼルグループの手に渡るのを喜ばない者が、他にも居るということだろう。彼は「白桜恋歌」をユミリの元へ持って行き、彼女が再びそのドレスを纏う姿を見ていた。彼女は随分痩せてしまっていたから「白桜恋歌」ももうピッタリというわけにはいかなかった。彼女はシーラに「クリスのキス」は宝物庫へ戻しておくよう要求した。そうでなくては二人の思い出が不完全になるから、と。
シーラは彼女の願いを拒んだことはない。
その夜、二人は自分たちの愛にちなんで名付けられた広場へ訪れた。朧月夜が、桜をキラキラと照らしている。それはパテール連邦全体からの贈り物で、人々の注目を集めたものだった。ユミリはシーラの胸にもたれると、「一生一瞬の愛」という広場のプレートをそっと指でなぞった。
「白桜恋歌」は元の場所に戻されたが、それはユミリが生きる希望を諦めたからではない。彼女は愛する人々に悲しみを残したくはなかった。だから彼女は命を、そして未来を賭けた。
三日後、ユミリの葬儀が執り行われた。出席者にはパテール連邦の著名人が残らず名を連ね、マーキュリー財団の総裁も恭しく最前列に並び、ロゼルグループまでもが白薔薇を捧げた。黒いワンピースを着たサクラは、保釈されたリンジーの後ろに隠れている。彼女は死とは何かがまだ完全には理解できず、ただ不安を感じ、酷い絶望と困惑に見舞われ、息をするのがやっとだった。父を探していた彼女は、墓地の前でオーランドとルイドに会い「シーラ総裁は随分前にここを出た」と聞かされた。
シーラは「白桜恋歌」に最後の別れを告げていた。桜の花びらを風が連れ去る。これは彼とユミリだけの弔い。一生の愛は一瞬で絶え、全てが無意味なものとなった。その時、温かく柔かい小さな手が彼の手を引っ張った。
「パパ、私が一緒にいてあげる。ママと約束したのよ、頑張って大きくなって、パパを守るって」
シーラはサクラを抱きしめた。それはもう一つの命の重みであり、ユミリに端を発する、未来の重みだ。
夜空を舞う桜は、この世に銀河が降ってきたかのように空いっぱいの星々と共に輝き、私たちに時間と死に立ち向かう力をもたらした。
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闇夜の挽歌
完成報酬 | コーデギフトBOX (星空の大河、夜の夢歌、時の銘記、声なき吟唱、時の旅路、純白の時、白夜の影、麗らかな湖、40ダイヤ) |
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シリーズ1 | シリーズ2 |
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あの夜、私は再びイーレンに会った。
樹々の隙間から差し込んだ月の光が、森の開けた場所に鎮座する大きな石碑の影を浮かび上がらせた。彼女の周囲には舞い飛ぶホタルの光が明滅している。
ほのかな月光の中、彼女はお気に入りのカルファのクラシカルなドレスに身を包み、石碑の森を歩いていた。
闇夜のような深く蒼いドレスの裾を引きずり、刻まれた名前の一つ一つをそっと撫でる……。
イーレンはかつて森で一番の医者だった。
いつも熱心に根気強く仕事に従事し、傷ついた者たちを治療していた彼女。
イーレンに比べれば私なんて未熟な子供で、森で一緒に遊んでもらう為に、書物の山に埋もれている彼女に纏わりついてばかりいた。
「かつて」という言葉は、なんと美しく残酷か。
血と精霊の戦いが、全てを奪い去ったのだ。
イーレンは精霊族の戦士とともに戦場へ向かったが、その際に彼女が見せた微笑みは、私にとって何の慰めにもならなかったことをよく覚えている。
やがて戦争は終結する。
今にも死にそうな叙事詩の守護者を護送しながら帰ってきたイーレン。彼女は血の染みついた『時の銘文』を引き継ぎ、林立する石碑にかつての守護者を埋葬した。
その晩、私は彼女が声を押し殺し、すすり泣いているのを聞いた気がする。
「戦争の惨状は許しても、命の冒涜は許すな」
これは『時の銘文』の表紙裏に書かれた言葉で、イーレンが銘文を捧げるたびに、私はそれを目にしていた。
彼女は新たな叙事詩の守護者となり、石碑の守を徘徊する吟遊詩人となった。彼女の歌声は柔らかいが力強く、孤独な人々の心を慰めた。
それでも恐怖はなおも森に蔓延し、絶えず血が奪われ、鋭い刃は魂の奥底で夢魔と化していた。
『時の銘文』は、私が悪夢にうなされ夜中に目を覚ますと、いつも微かな光を灯してくれた。
だが、吸血鬼が姿を消したのと同じように、私たちの別れも突然だった。
イーレンは手を振りほどき、私を安全な場所に押し込めると、微笑みながらポワリー湖の水底へと沈んでいったのだ。
湖に映る星々の影は、その時から影の城の門を永久に閉ざした。
「お姉ちゃん……イーレンお姉ちゃん!」
悪夢にうなされ泣き叫びながら目を覚ましても、イーレンはもういない。
ポワリー湖へ駆けていくと、静かな湖面に月影だけが浮かんでいた。私たちは本当に、この世界の両端に離れ離れにされてしまったのだ。
私は別れの瞬間をくり返し思い出す。
イーレンはどうして安らかに笑いながら、その身を犠牲にして、妹の私を助けたのだろう。
私独りこの広大な森に残されても、叙事詩の守護者なんて務まらないというのに……。
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白夜の聖歌
完成報酬 | コーデギフトBOX (祈りの詩歌、永日の詩、40ダイヤ) |
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シリーズ1 | シリーズ2 |
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私はイーレンが遺した難解な書物を見つけ、彼女と同じようにテーブルに突っ伏し、昼夜を忘れ読みふけった。そして繰り返し自分に問う。
もしイーレンがここにいたらどうしただろうか、と。
私は力の限り働いた。
イーレンのように温かく穏やかな態度で来訪者たちに対応し、彼女と同じような美しい筆跡を用いる。
そこに自分の名は記さなかった。
そんなある日。
クロリス王子が石碑の森にやって来て、私に尋ねた。
「レイチェル、君は自分が誰なのか、覚えているか?」
「レイチェルって誰ですか?私はイーレン。森の叙事詩の守護者です」
私はそう答えた。
しかし、思いも寄らずあの晩、私は彼女に再会する。
ずいぶん時が経っているのに、私の前に現れたイーレンは以前と変わらぬ姿をしていた。彼女はお気に入りの深い蒼色のクラシカルなドレスを身にまとい、石碑の森の間から私たちをじっと見つめていたのだ。
しかし、以前の笑顔とは異なり、明らかに心配でたまらないという顔をしていた。彼女に見つめられ、私は急に恥ずかしさでいっぱいになった。
私はイーレンではなく未熟な子供で、その弱さゆえに、自分を見失いお姉ちゃんを記憶の彼方へ追いやり、まだ自分の心配をしているほどだ。
しかし、イーレンは何も言わなかった。
彼女は手にしていた『時の銘文』を開くと、影の城やカルファの森に関わる故人の過去を詩にして繋げ、荘厳な叙事詩を歌ってくれた。
そして、名残惜しそうに歌い終えたイーレンは力を使い切ったのか、私の腕の中から消えていった。
石碑の森の中で、私は泣き崩れた。
イーレンのドレスには、彼女が作った花飾りがたくさん付いていた。彼女によれば、その花の一つ一つが誰かとの忘れられない思い出だそうだ。
私の淡緑色のドレスはイーレンと同じ物。
だから、彼女が『時の銘文』に物語を遺したのと同じように、私も全ての出来事を、しっかりと石碑に刻もう。いずれも忘れてはならない歴史を語っているのだ。
石碑には既に数えきれないほどの文字が刻まれている。それらが発する光により、ここは永遠に闇とは無縁だ。
歴史を刻むのは、あらゆる生命の平等を尊び、二度と同じ轍を踏まないため。イーレンがかつて私にこう言った時、私は彼女の眉間から失望を読み取った。
私は決してイーレンを失望させはしない。
私がいる限り、森の叙事詩が忘れ去られることはない。
冬は去り、春が巡りくる。石碑の下からは新緑が芽吹き森全体が新たな生命力にあふれる。
かつてと同じようにポワリー湖には舟が浮かび、湖面には花びらが舞い、真っ白な白鳥が遊んでいるのだろう。そしてその時、私はイーレンにこう告げる。
歴史書は過去しか記されていないけど、私たちには未来がある、と。
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トゥランスの伝説
完成報酬 | コーデギフトBOX (光の祈祷、朝日の舞、夜の救済、黎明の瞳、永遠の魂、歳月の記憶、信仰の力、時の影、神殿の心、40ダイヤ) |
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ページ名 | カテゴリ | 入手方法 |
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夜明けのキス | アクセサリー | 黎明の瞳をカスタマイズ |
光の祈祷 | ヘアスタイル | セットコーデ任務達成「《ウェイストランド共和国》トゥランスの伝説」 |
朝日の舞 | ドレス | セットコーデ任務達成「《ウェイストランド共和国》トゥランスの伝説」 |
夜の救済 | ドレス | セットコーデ任務達成「《ウェイストランド共和国》トゥランスの伝説」 |
神の献祭 | ドレス | 神の恵みをカスタマイズ |
広大な道 | シューズ | 輝きの道をカスタマイズ |
永遠の魂 | アクセサリー | セットコーデ任務達成「《ウェイストランド共和国》トゥランスの伝説」 |
歳月の記憶 | アクセサリー | セットコーデ任務達成「《ウェイストランド共和国》トゥランスの伝説」 |
信仰の力 | アクセサリー | セットコーデ任務達成「《ウェイストランド共和国》トゥランスの伝説」 |
荒野の夢 | アクセサリー | 虚空の吟唱をカスタマイズ |
昼の味わい | アクセサリー | 不滅の星々をカスタマイズ |
花の影 | アクセサリー | 浮世の塵をカスタマイズ |
輪廻の扉 | アクセサリー | 亡霊の聖歌をカスタマイズ |
奇跡の歌 | アクセサリー | 破暁の声をカスタマイズ |
時の影 | メイク | セットコーデ任務達成「《ウェイストランド共和国》トゥランスの伝説」 |
シリーズ1 | シリーズ2 |
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熱さ。照りつける太陽がもたらす人を焼く熱、大地と生命を無常に焼き尽くす。
もどかしさ。骨の髄から生まれる水に対する渇望、内心の奥深くで咲く悪魔の花。
トゥランス川、偉大な神々の王である太陽神ラーが荒野に与えた奇跡の川。その川は荘厳で神聖な金色の陽射しの下を静かに流れ、大地を潤し、沈黙の中で荒野に生命と希望を与える。
そしてこの時、まる七年続いた干ばつによって、神の贈物であるトゥランス川は戦争と罪悪がはびこる温床となった。
トゥランス川の川岸では、人々が武器を振るい、鮮血が無数の善良な人の目を覆った。虐殺の雄叫びと苦痛の悲鳴が、重苦しく絶望の力を伴いながら地獄の鐘を打ち鳴らす。
このような中、優しく、悲しむような声が聞こえてきた——
「偉大なる太陽神よ……これがあなた様の見たがっていたことなのですか?あなた様の目から生まれた人類、あなた様の最も忠実で、敬虔な民が、武器を持って同法の心臓を狙う姿を見たかったのですか?」
それは太陽のティアラをつけた黒髪の女性だった。足下まである長くて白い亜麻のスカートを身につけ、浅黒いが、おしろいのようにツヤのある肌は、神の奇跡のようだった。
その目はなんという美しさだろう。知識の神のような眩しい光を瞬かせ、宇宙の果てしない秘密を潜ませ、世の乱れや人々の困窮を憐れむ慈愛の心が流れていた。
空いっぱいに喧騒が広がり、土埃が舞い上がる中、その目は、焼けるように眩しい太陽をまっすぐに見つめていた。
彼女の美しい顔から涙が落ち、鮮血に染まった土地に染み込んでいく。
ハリドはトゥランス川の畔にあるモンテトス集落に生まれた。ハリドの母親はトゥランス川の水を飲んだ瞬間、突然お腹が大きくなり、その後、女の赤ん坊が目を開けたまま生まれてきた。その両目は、当時のモンテトス集落の司祭にこう呼ばれた——「神の奇跡の目」と。
「偉大なる太陽神よ、私たちに贈物を賜り、感謝いたします。いつまでも光が存在し、あなた様を称えんことを。」
モンテトス集落の酋長アリアはハリドを抱きかかえ、集落の民と共に太陽の方角に跪いて深々と拝礼した。
「あなた様を称えんことを。」
「偉大なる太陽神よ、あなた様は私に命を賜り、私をこの世に降臨させました。あなた様は自らの手で創り出した世界を私に見せてくれました。それはこれほどまでに美しいのです。あなた様のおかげで私はこの土地、そしてこの土地の民を愛するようになりました。」
「しかし今、自らの手でその全てを奪い去るおつもりなのですか?」
太陽神はハリドに答えなかった。
戦争は続いていた。
ハリドは彼女が深く愛した大地に鮮血が染み込んでいくのを見ていた。あらゆる生命が干ばつによって息絶えるのを見ていた。
戦場では赤い目をした者が人々を虐殺することだけを考えている。干上がったトゥランス川の川底には死体が山のように積まれていた。そこにいたのは、彼女の家族、彼女の友人、そしてかつてハリドのことをトゥランス川の娘だと笑いながら言ってくれた人々、彼女がモンテトスの酋長になった儀式で彼女に恭しく跪いた自分の民だった。
ハリドは突然、あの秋の夜のことを思い出した。彼女はクンタイ司祭自ら裁縫してくれたロングスカートを穿き、モンテトス特有の緑の宝石をはめたティアラを身につけ、モンテトスの民たちを率いて篝火を囲いながら踊り、一年の豊作に感謝した。
トゥランス川に吹きつけるそよ風が彼女の髪をたなびかせる。どの人の顔の笑顔も昨日のことのように鮮明だった。
「偉大なる太陽神よ。神々の上に立つ創生神よ」ハリドは目を閉じた。「善良な人々は武器を持つべきではありません。暴力にあざむかれた目とは何と残忍で醜いことでしょう。」
このままではいけない。この世界はこのままではいけない。
突然、空気に漂う血の匂いと腐臭が鼻を突き、耳をつんざくような轟音が聞こえ、目の前では麻痺したように戦う人々が次々と倒れていく——そして全てが消えた。彼女が目を開けて見てみると、果てしない金色の大海原にいるた。遥か遠くの空から大きく、神聖な鐘の音が聞こえた。
「偉大なる太陽神、もしこれが定められし荒野降臨の災いなら、私は喜んでこの身を捧げ、あなた様の慈しみと引き換えにしましょう。」ハリドは遠くで最も眩しく光る金色に向かって跪き、額を地につけた。
そして、彼女は立ち上がると、前に一歩進み、再び叩頭した。
そうやって一歩ずつ、ハリドはその金色に向かって叩頭を続けた。彼女の足が麻痺して感覚がなくなり、額から鮮血がほとばしり、その地が彼女の白いスカートを赤く染めるまで。
彼女はようやくその金色の前まで歩み寄った。しかし、最後の力を失い、崩れ落ちるように倒れてしまった。
鮮血がハリドの目をぼやけさせた——彼女は何も見えなくなった。
突然、その金色の間から分厚くて力強い手が伸びてきた。
その手がハリドの額を軽く撫でると、額にできていたひどい傷口は奇跡のように癒えた。
金色の海の果てから自由な鳥の鳴き声が聞こえ、巨大な翼が空を横切った——それは福音の使者、神鳥バシャールだった。
偉大なる希望の女神ハリドを称えん!
あなた様は大地に福音の使者バシャールを遣わし、世界に甘露を撒き、平和と希望の種を植えられた。
神聖な風が音楽を伴い、あなた様の黄金の錫杖に吹き寄せる。
荒野の神殿には人の声が響き渡り、あなた様の名前を口にしている。
偉大なる希望の女神ハリドを称えん!!
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