ルガシ医師の偏愛
10/16~10/29
第一回スペボスバレンタイン3位 チョコ1651個
第二回スペボスバレンタイン7位 チョコ2771個
仮面のルガシ
私は旅の医師ルガシと申す者。流行り病を治す旅をしております。あなたも体の調子が悪いのですか?診てさしあげましょう。
診察するお金が心配?気になさらずとも大丈夫。私は診察代は頂いておりません。
あなたを診たところ、特に悪いところはないようですね・・・何よりです。もし、気になることがあったならいつでもお声かけを。
おや、また会いましたね。どうぞ、その辺りにお座りください。お茶でもお出ししましょう。秋摘みのよい紅茶が届きまして・・・
紅茶の味はいかがです?なかなかのものでしょう。さて、お茶でも飲みつつ、何の話をしましょうか・・・
私のことが気になる?私に興味をもって頂けることはありがたいことですね。
この仮面のことがきになるのですか?ふふふ、確かに目立ちますよね・・・。
この仮面の秘密、あなたに教えてさしあげましょう。ただし、条件があります。その条件とは・・・
あなたの冒険の話を聞かせてくれることです。特に秘境や秘宝のことなど・・・なに?面白い話がある?ほう・・・楽しみですね。
ほう、あの洞窟にはそんな秘宝があるのですか。前々から気になっていたのです。あなたの話は非常に興味深いですね。
ほう、あの森にもそんな秘宝やモンスターが。あなたの冒険の話は実に面白い。
ふふふふふ・・・あなたの話は実に面白かった。私が知らないたくさんの世界、秘宝の事を知っておられるようですね。
それでは、あなたの話のお礼に、私の仮面の秘密の事をお教えしましょう。
あなたはここ数年、世間を悩ませている流行り病のことを知っていますか?
流行り病を診る医師は病の感染を防ぐため、こうした仮面をつけるのです。
仮面がどうしてこのようなデザインなのか、詳しいことはこの本にかいてありますが・・・この話はまたの機会にしましょう。
この仮面は子供たちに怖がられることも多いので、そうした時には別の仮面も用意しているのですがね・・・ふふふ、秘密です。
ハーブの香りがする?よく気づきましたね。この仮面のくちばしにはハーブを詰めていましてね。これが悪い空気を防ぐのです。
この仮面は私の師匠から頂いた大事なものでして・・・。医術の道を志した初心を忘れぬため、いつも大事に身に着けているのです。
師匠のことが聞きたい?あなたは非常に好奇心の強いお方のようですね。それではお話しましょう。少し長くなりますよ。
私の師匠はもともと医者ではなく占星術師だったのですが・・・貧しい人たちを救うため、独学で様々な医療を勉強していました。
師匠は無料でたくさんの病人を助けて旅をし、実は私自身もその師匠に命を救われたことがあったのです。
その頃の私は大変貧しくて・・・医者にかかるお金もなく、生きる事をあきらめかけていたところでした。
そんな私に師匠は手を差し伸べ、更に医術のことまで教えてくださった。
その師匠と出会って、私もこの道で人を救うことが出来るのではないか、とおもいましてね。
世の中には貧しくて医者にかかれない人がまだまだたくさんいる。医術の知識があれば、私の手でその力になることが出来る。
困っている方々からありがとうといわれる事、医者としてこれほどの喜びはないものです。本当にうれしいものですよ。
過去に困っていた自分を救うために、こうした人助けのような事をしているのかもしれませんね。
失礼、長話をしすぎましたね。今日はこの辺にしておきますか。あなたとの話は実に楽しかった。またお話しましょう。
おお、またお会いしましたね。そろそろまたあなたに会える頃ではないかと思っていました。
おや、体調が悪い?秋風邪を引いたのかもしれませんね?体調を崩しやすい季節です。念のため、この風邪薬を差し上げましょう。
念のため診察してさしあげましょう。・・・ふむふむ。診たところ、特に悪いところはないようですよ。ご安心ください。
また新しいお茶が届いたのですよ。どうです、せっかくですから、またお話を聞かせてくれませんか。
・・・ふふふ、やはりあなたの冒険の話は面白い。あの闘技場でそんなことが行われているとは。
私が闘技場での試合に参加?あなたの冗談は本当に面白いですね。私が参加するとしたら、怪我した選手を診察する方ですよ。
色男、金と力はなかりけり、と言うでしょう。私はこのとおり、体力には自身がなくてですね。
お金の方は貴族の方の寄付でなんとかなっています。決して裕福とはいえませんが。それでも、お茶を楽しむ程度の余裕はあります。
私は必要以上の富は持たないようにしているのです。旅をするのにあまり荷物が多いのも邪魔になりますしね。
私の荷物が気になる?あなたはやはり好奇心が強いお方のようだ。それでは少しだけお話しましょう。
この試験管が気になるのですか?これは薬の材料が入っているのです。
患者には出来合いの薬をお渡しすることもあるのですがね。それでもやはり、一人ひとりの症状にあわせて調合するほうが良い。
病気というのは、患者によって症状が違います。同じ病気だから同じ薬の処方でよいと言うことはないのです。
薬には相性もありますしね。あなたにお渡しした風邪薬も相性が悪ければおっしゃってください。特別に調合いたします。
ごほっ・・・ごほっ・・・失礼、私自身も最近風邪を引いてしまいましてね。医者の不養生といいますか・・・
おお、お気遣いいただけるのですか。ありがとうございます。あなたは優しいお方だ。
言われてみれば、最近は仕事が忙しくて・・・たまには休養が必要かもしれませんね。
そういえば、私の家族も風邪をこじらせて、随分長いこと寝込んだことがありました・・・気をつけるように致します。
医術のことに関しては私は専門家ですのでご心配なく。この程度の風邪、数日で治してみせますよ。
今日も長話になってしまいましたね。実に楽しかった。私はそろそろ病人達の所へ行くとしましょう。
また紅茶をご一緒しましょう。私も面白い話が出来るようにしておきます。それでは、また。
禁忌のルガシ
ついに錬金に成功した!丁度いい、この力をあなたで試してさしあげましょう。手加減して差し上げますからご心配なく・・・
あなたは幸運です。錬金術の極意、大いなる業の力を見ることができるのですから。
あなたは私の思っていたよりもずっと強いようですね。驚きました。しかし、私の錬金術にはかなわない。
この私が負けるとは・・・薬の配合を間違えたのか?もっともっと強力な秘薬を錬金してみせる!
ふはは!どうだ、この力っ!今度こそ間違いはない!力があり余りすぎて、やりすぎてしまうかもしれません。その際はご容赦を・・・
なぜだっ!私の錬金術が負けるものか、そんことはありえないっ、許されないんだっ・・・!
・・・私の錬金術はまだ未完成なのか。まだ命を呼び戻すことは出来ないのかっ・・・!!
私には守るべき存在・・・大事な人がいたのです。しかし、流行り病にかかり・・・
今の医術では彼女の命を助けることは出来なかった・・・。しかし、錬金術であれば、命を作り出すことが出来る。失った命も・・・
私の錬金術はまだ未完成・・・また旅に出て秘術を探すことに致します。どこかでまた会いましょう。どうぞお体にお気をつけて・・・