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ヴィオラ・ミレイア

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4/28~5/12


ヴィオラ・グレイス

ごきげんよう!あなた、この街の方かしら!

はじめまして、私はこの国の第二皇女・・・あ、えっと、間違えました!

私は、た、旅人です!ただの旅人ですわっ!

え!?旅人には見えないかしら・・・!?

困ったわ・・・どうしましょう・・・



と、とにかく!私、この街にはじめて遊びに来ましたの。

どこか、案内して頂けないかしら?

そうね、いつもあなたはどんなところに遊びに行っているのかしら?

私、普通のことがしてみたいの。この街の人がしている、普通のこと・・・

え?私が普段どんなことをしているのかって・・・?



・・・それは秘密ですわ。女性には秘密あった方が魅力的だって、ばぁやから教わったの!

・・・なにも聞かないでくれるのね・・・あなたに話しかけてよかった!

どこに連れて行ってくれるのかしら?!ワクワクするわ!

甘いもの?もちろん大好きよ!

まぁ!美味しいケーキ屋さんがあるの?!素敵ね!行ってみたいわ!



丁度お茶のお時間だものね。

今日は暖かね。こんなに広く青い空を見たのは久しぶり。

私、いつでも部屋にいることが多いから・・・なかなか空を見上げる機会がないの。

だから今日は幸せだわ。とっても楽しい。

・・・お城を飛び出してきて良かった・・・お姉さまもじぃやもばぁやも、私の話、全然聞いて下さらないんだもの・・・



・・・え?あ・・・いえ、なにも言ってませんわよ?!

それよりここかしら?あなたがいつも来ているケーキ屋さんは・・・

なんて素敵なの!色とりどりのケーキでいっぱい・・・!夢のようだわ!

まるで宝石ね!キラキラと輝いているわ・・・

あなたのオススメはどのケーキかしら?



え?これ、お花を使ったケーキなの・・・?

砂糖漬けのお花なのね。素敵!食べてしまうのが勿体無いくらい!

この街に来て思ったのだけれど、色々なところに沢山のお花が咲いているのね。

きちんとお世話をしてくださる方がいるのでしょうね。そうでなければ、あんなに綺麗に咲けないわ!

どんな方がお世話をされているのかしら・・・きっと優しい方ね。



私には知らないことがまだまだ沢山・・・

私もこの街で暮らすことが出来たら・・・そしたら、きっと、素敵な方との出会いも・・・

なんて、暗くなってしまってはダメね!なんでもないの。ちょっと嫌なことがあって。

それでね、お城・・・じゃなくて、お家を飛び出して来ちゃったの。

ちょっとだけ、一人になりたくて・・・



あなたもそんな時、ない?

・・・え?あなたが落ち込んでいる時に行く、とっておきの場所があるの?

どこかしら?あなたさえ良ければ、是非行ってみたいわ!

・・・ねぇ、あなたは好きな人はいる?運命って信じるかしら?

私はね、運命を信じているの。きっといつか、運命の人が現れるって信じてる。



子供みたいで笑うかしら・・・?ふふ、私もね、ちょっぴり子供っぽいかな?って思うのよ?

でもね、周囲の人に決められた人生なんて、そんなの全然幸せじゃないと思うのよ。

あなたはパンジーのお花の伝説って知っているかしら?

昔ね、ある人が牢獄に閉じ込められてしまったの。

その人は、牢獄の小さな窓にポツンと咲いているパンジーのお花を見つけたそうよ。



そのハート型の葉っぱを見て・・・愛おしい誰かを思い起こしたのでしょうね。

「私を忘れないで下さい」というメッセージを、パンジーの葉と共に鳩に託して送ったのですって。

ね?素敵な伝説でしょう?

その時から、パンジーのお花のことを「愛情の花」って呼ぶようになったの。

ああ、羨ましいわ。私も一度で良いから心から好きな人にメッセージを送りたい・・・



あなたは好きな人になにかメッセージを送ったことがあるかしら?

あら、この場所って・・・ここがあなたの言っていた、とっておきの場所かしら・・・!?

なんて素敵な場所なの!広々としていて、パンジーのお花がこんなに沢山!

愛のメッセージで溢れているのね!なんて、ちょっとロマンティックすぎるかしら?

あら?見て!シャボン玉が飛んでいるわ!



懐かしい!私も幼い頃、よくお姉様と一緒に遊んだものだわ!

シャボン玉にお花の姿がキラキラ反射して・・・なんて綺麗なのかしら!

ねぇ、私達もシャボン玉遊び、してみない?

あそこで遊んでいる方々に貸していただきましょう!

ほら、あなたも早く!



そぅっと吹くのが上手にシャボン玉をつくるコツなのよ!

ふぅ~・・・

ほら、出来た。ふふ、小さい頃に戻ったみたい。

私も、このシャボン玉みたいに、遠くに飛んでいきたい・・・

・・・もうすぐね。私もお姉様も結婚するんですって。



ふふ、他人事みたいでしょう?だって、それを聞かされたの、つい昨日のことなのよ?

会ったこともない方と、結婚だなんて・・・

わかっているの。それが私達のすべきことだって・・・お姉様は受け入れるみたいだった。

でも、私はそんなに簡単に納得なんて出来ないの・・・

ワガママ、かしら?



本当に好きになった方と結婚したいって、そう言ってみたのだけれど・・・

誰も聞く耳を持ってくれなかったわ。

お姉さまにも怒られてしまった。

どうしようもなく悲しい気持ちになってね。それで飛び出してきたの。

自由になりたくて。



きっと帰ったら、沢山怒られてしまうわ。でも、それでも・・・ここへ来られて良かった。

ありがとう、この場所を教えてくれて。ケーキも美味しかったわ!あなたに会えた私は幸運ね!

今日、この街を少しだけ見てまわって、少し考えが変わってきたわ。

やっぱり私は、この街の人々のために生きる道を選ぼうと思う。

あなたみたいな優しい人が沢山いて、綺麗なお花が沢山咲いていて。



こんなに素敵な街だもの。私は、それを守りたい。

私の結婚するお相手ね。とても優しい人だと聞いたわ。温和で笑顔の絶えない人だって。

もしかしたら、その方こそ、運命の相手かもしれないものね!

・・・あら?なんだか向こうの方が騒がしいわ・・・なにかしら?

やだっ!じぃやとばぁやだわ!もう見つかっちゃった・・・



ごめんなさいね。そろそろ私、行かなくてはいけないみたい。

ばぁや達に見つかると怒られてしまうから。

見つかってしまう前に、こっそり帰ることにするわ!

素敵な場所を色々と案内してくれてありがとう。感謝します。

ああ、名乗りもしないでごめんなさいね。



私の名前はヴィオラ・ミレイア。

この国の第二皇女です。

次にまたここへ遊びに来たときにも・・・案内をしてくださるかしら・・・?

ふふ、その時を、楽しみにしているわ!

それでは、ごきげんよう!



(今日は一日、お城の外で過ごせて、とても充実していたわ・・・!)

(お姉様にも、じぃやにもばぁやにも沢山怒られてしまったけれど・・・お父様とお母様は私をお叱りにならなかった・・・)

(きっと、お父様やお母様も、色々な想いを抱えてこの国を守っていらっしゃるのね・・・

それにしても、今日案内してくださった、あの方・・・

ともて親切で、とても優しくて・・・話しかけたのがあの方で本当に良かった!



そうだわ!私の感謝の気持ち、パンジーの葉に託して届けましょう!

今日の御礼の気持ちを・・・!

小鳥さん、小鳥さん、お願いがあるの!

このお手紙、あの方のところまで、運んでくださるかしら?

あの方なら、きっとこの手紙の意味をわかってくださるわ!



また会いたいという気持ち、きっと届くって・・・そう信じることにしましょう。

いつかまた内緒で街に遊びに行ける日が来たら・・・今度はお姉様ともご一緒したい・・・!

きっとお姉様もあの素敵なパンジーの公園、気に入って下さるはず!

そうしたら、幼い頃のように、一緒にシャボン玉を作って遊びましょう!

ああ、楽しみだわ!どうかそんな素敵な日が訪れますように・・・!



ヴィオラ・ミレイア

そこのアナタ・・・すみませんが、道案内をお願いしてもよろしいかしら?

え?私・・・?いえ、名乗るほどの者では・・・

お気になさらないで?ただの通りすがりですわ。

実は、人を探しておりますの。

私の実妹なのですけれどね、どうやらこの街に一人でその・・・遊びに来ているようで・・・



なにぶん世間知らずな妹ですので、心配で・・・

あら、アナタもお手伝い下さるの?それは心強いわ。

ついでと言っては失礼ですけれど、この街を少し案内して下さらないかしら?

私、この街のことを詳しく知りたいのです。街の皆さまの暮らしぶりなどを・・・

どこでも良いのですけれど・・・ああ、アナタのお気に入りの場所などあれば、教えて頂きたいですわ!



あの子もね、きっと私と同じことを考えていると思うんですの。

姉妹ですから、考えていることはだいたいわかりますわ。

きっと結婚する前に・・・この街のことをよく見ておきたかったのだと思いますわ・・・

この国を離れる前に・・・

私と妹、二人揃って近々結婚をすることになっているんですのよ。



お相手にはまだ会った事がないのですけれど・・・

あんなに優しいお父様とお母様がお決めになったことですもの、きっと意味のある婚礼なのでしょう。

ふふ、少しびっくりなさっているのかしら?

顔も見たことのないお相手と結婚なんて、今の時代、あまり主流ではありませんものね。

古いやり方だということは、私もわかっております。



これが私達姉妹の宿命。幼い頃からそう教えられて参りましたから。

それにしても、この街には沢山のお花が咲いていますわね。

道々が華やいでいて、歩いているだけでも幸せな気持ちになりますわ。

きっと丹念にお世話をなされているのでしょうね。

お花を美しく保つのは、とても大変なことですもの。



それだけ、この街の人々の心が豊かだということかしら。

もしそうだったら嬉しいわ。

あら、あんなところに公園があるのね。少し寄ってみてもいいかしら?

私だって、たまには自由に行動したい時もあるのよ。

妹のことは、大丈夫かって・・・?ええ、じぃやとばぁやも一緒に探しておりますから。



素敵な公園ね。パンジーのお花でいっぱい!

この国の国花ですものね。私、パンジーの花が大好きなの。

アナタも好き?ふふ、そうですか。気が合いますね。

今日は良いお天気ですねぇ。陽が柔らかくて気持ちが良いです。

城に居る時は、いつも窓や庭から空を見上げるばかり・・・



こんなに広く開放的な場所は久しぶりですわ・・・

ああ、いえ、なんでもありませんの。独り言ですわ。

アナタはパンジーの伝説をご存知かしら?

古くから伝わるお話・・・とてもロマンティックなのよ?

昔むかし、ある理由で投獄されてしまった偉い方がいたんですって。



牢獄の中、幾日が経ったある日・・・陽の光が差す窓辺に、ぽつんと花を咲かせているパンジーを見つけたそうよ。

そのハート型の葉を見て、愛おしい方を想い起こしたのでしようね。

パンジーの葉に「私を忘れないで」というメッセージを添えて、鳩に託したんですって。

少し切ないけれど・・・真実の愛を語っているようで、私はこの伝説が好きですわ。

この伝説から、パンジーの花は「愛情の花」と呼ばれるようになったそうなの。



愛の花の溢れるこの街。

この街にも、愛が溢れていると良いのだけれど。

私?私の愛は、いつだってこの街、この国に注がれているものですわ。

だから、良いのです。個人の幸せなど、皆さまの幸福の前では小さなものですから。

え?もっと自分を・・・大切に・・・?いえ、私は自分の意志で・・・



・・・本当は、少しだけ怖い、のかもしれません・・・少しだけですけれど・・・

お相手の方が、気の強い方だったらどうしようって・・・

それに、私自身、その方と仲良くなれるか不安です・・・

けれど、妹を前に、姉である私が弱気になってはいけないと思って・・・

少し、気を張りすぎていたのかもしれません・・・



私の母もね、姉妹の姉という立場だったそうなの。

父の元に嫁ぐ前は、酷く不安で毎日眠れなかったと言っていたわ。

それでも、その不安を乗り越えて・・・今の母があるのです。

私も、母のように強くありたい。だから、乗り越えなくてはなりませんね。

パンジーの伝説のような、素敵な恋ではないかもしれないけれど・・・



私は私の愛を育てようと決意したのよ。

なんて、少し大袈裟すぎるかしらね?ふふふ。

あら?なにかしら、向こうからキラキラしたものが飛んで・・・

まぁ、あれはシャボン玉ね!

懐かしいわ。幼い頃、よく妹と遊んだものよ。



ふふ、たくさん飛んでいるわね。

この街の子供達はシャボン玉が好きなのね。え?アナタも?

まぁ、シャボン玉、持っているの?ふふ、子供みたい。

笑ってしまってごめんなさい!

子供心を忘れないというのは素敵なことだと思うわ。



え?やってみないかって?私が?

・・・そうね、せっかくだから、お言葉に甘えようかしら。

私はね、幼い頃、あまり得意でなかったのよ、シャボン玉。

妹の方が上手でね。いつも大きなシャボン玉を作っては、見て見てって私の袖を引いたものだわ。

ふぅ~・・・



ふふ、やっぱり私ではあまり上手には出来ないわね。

小さなシャボン玉が少しだけ・・・大きなものは作れないわ。

コツがあるの?どうするのかしら?

優しく吹く?それだけ?

そうなのね・・・飛ばすことばかり考えていたわ。



多少勢いがあった方が飛ぶ気がしてしまってね、少し乱暴だったかしら?

今度は優しく吹いてみるわ・・・!

ふぅ~・・・あら!上手に出来た!見て!とても上手く出来たわ!

・・・いやだわ、私ったら、ついはしゃいでしまって・・・ごめんなさいね?

ん?あちらでもシャボン玉を吹いている子が・・・



まぁ、あの子だわ。こんなところにいたのね。

あれが私の妹です。ふふ、似ているかしら?

やっぱり姉妹ね。同じ場所に辿り着いているなんて。

楽しそうに遊んで・・・まったく、こちらの心配を考えもしないで。

仕方のない子、でも、妹って、なぜか憎めないものなのよね。



ここまで付き合ってくださって本当にありがとう。

アナタに出会えて良かったわ。

私はそろそろ帰ります。妹はきっとじぃやとばぁやが連れ戻してくれるでしょう。

それまではそっとしておいてあげることにするわ。

だって、あんなに楽しそうなんだもの。



もう暫くは、自由な時間を楽しんでも良いかなって。私、甘いかしらね。

それでは、この辺りでも、今日は本当に助かりました。ごきげんよう。

ああ、名乗り忘れておりましたわ。

私の名はヴィオラ・グレイス。

この国の第一皇女です。



本日のことは内密に。

またどこかでアナタに会える日が来ると信じております。

(今日はあの子に一日振り回されてしまったけれど・・・私にとっても良い経験になりましたわ・・・)

(でも、あの子が帰ってきたら、一度しっかりと叱らなくてはいけないわね)

ああ、でも今日案内してくれたあの方は、とても親切で・・・



そうだわ。あの方に手紙を書きましょう。

パンジーの葉も一緒に添えて。

小鳥さん。どうかあの方のところにこれを届けて。

ふふ、ロマンティックで、素敵なアイディアでしょう?

私の感謝の気持ち、きっと届くと信じています。



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