筆話魔道士ビブリオ
8/28~9/9
第二回スペボスバレンタイン1位 チョコ17302個
1位記念イベント→旧時の司書魔道士ビブリオ
御伽魔道士ビブリオ
今日も、絶好の読書日和・・・だな。
童話は・・・何度読んでも、飽きない。
誰・・・?誰か、いる・・・?
すみません、森で迷ってしまったのですが。ええと、ここは・・・図書館?
迷子か・・・そう、ここは魔道図書館。
魔力を持つ選ばれし者しかたどり着けない・・・はず、だけど・・・。
キミ、何者・・・?
へぇ、騎士の○○○(プレイヤーの名前が入る)か。あ、騎士だから・・・魔力が反応、したのかも。
ボク・・・魔道士の、ビブリオ。
ゆっくり・・・していって。そうだ・・・お茶、入れよう。
確か、とっておきのお菓子が・・・棚の中にあったはず・・・。
あっ・・・でも、○○○(プレイヤーの名前が入る)はお菓子好き・・・かな?
どんなお菓子が好きなんだろう・・・。
聞きたい、けど・・・どう聞けばいいのか・・・わからない。
あの・・・ええと・・・。
はぁ、ダメ・・・だ。
そうだ、あの物語を見せれば・・・伝わるかも?
わっ!?これは魔法ですか?物語がまるで映像みたいに目の前に現れた・・・!
そう。これはヘンゼルとグレーテルのお話・・・。
キミの・・・好きなお菓子は、何?
へぇ、それが好きなんだ・・・ね。ちょうど良かった。
お茶を入れるから・・・お菓子、一緒に食べよう?
遠慮・・・いらない、から。
え?さっきの・・・?うん、ボクの魔力。
ボク、童話が大好き・・・だから。
大好きなものを、みんなに紹介・・・したくて・・・。
素敵ですね。
そう・・・かな。あ、キミのことも、教えて・・・欲しい。
外の世界のこと・・・あまり、知らないから・・・。
キミは世界中を見て回っているんだね・・・?
いいな。楽しそうだ・・・。
まるで・・・物語の主人公、みたいだね。
・・・誰か来たみたいだ。扉を叩く音が・・・する。
招かれざる客・・・だ。
ビブリオさん!?童話の魔法を使うんですか?
○○○(プレイヤーの名前が入る)は、隠れていて・・・危ないから。
危ない?それって、どういう意味・・・わぁ!
まずは、赤ずきんの狼に・・・助けてもらおう。
どうやら・・・侵入者は、強盗・・・らしい。
わっ!?窓ガラスが・・・!
危ない!・・・ジャック豆の木・・・ツタよ伸びろ!
あ、危なかった・・・豆の木がガラスから守ってくれたんですね。
怪我、なくて・・・安心した。
狼が・・・強盗、捕まえてくれた・・・みたいだ。
この図書館の・・・魔導書を狙っていたんだね・・・。
よく・・・あることだよ。
豆の木のツタで、強盗には空の彼方まで・・・飛んでもらおうか・・・。
割れたガラスを掃除しなきゃ。あの、強盗から助けてくれてありがとうございました。
・・・いいんだ。キミとボク・・・それと、本が無事なら・・・。
あ、そうだ・・・お茶会の続きを・・・しないか?
筆話魔道士ビブリオ
やぁ・・・キミ、迷子・・・だね?
うちの魔道図書館・・・で、少し休んでいくと、いい。
キミは、騎士・・・なんだね。
ボク?・・・ボクは、ビブリオ・・・魔道士だ。
この魔道図書館・・・で、魔道司書を・・・してる。
魔道図書館・・・には、貴重な魔導書が・・・たくさん。
悪いやつが魔導書を盗まないよう、ボクは・・・警備も、してる。
・・・ねぇ、キミは・・・世界を見たこと・・・ある?
ボクは・・・ずっとここで生きている・・・から。
世界を見てみたい・・・けど、任務のほうが大事。
だから・・・キミの話、聞かせて・・・欲しい。
わかりました。じゃあ、旅の話をしますね。あれ、羽根ペン?メモをとるんですか。
そう・・・ボク、いつか本を出版するのが・・・夢。
だからいつも・・・ネタ探し・・・。
じゃあ、この話もいつかビブリオさんが本にしてくれるんですか?
ふふ・・・キミの話・・・面白い、から・・・頭の中、物語・・・溢れてくる。
キミが主人公のお話・・・いつか・・・書きたいな。
ちょっと恥ずかしいけど、ビブリオさんなら素敵な物語にしてくれそうで楽しみです!
そうんなふうに・・・言われると・・・ボクも、嬉しくなる・・・。
わぁっ!?ビブリオさんのメモから・・・光が溢れ出してきた!?
・・・キミの話が面白すぎて、筆が思い切り・・・乗ってしまった・・・から。
ボクが・・・無意識に発動・・・させた、魔力のせい・・・かも。
それって、つまり・・・?
キミの物語が・・・ボクの魔力で・・・具現化する・・・。
えっ!?わっ・・・いきなり目の前に何か現れた!?
ふふ・・・キミの旅の記憶・・・ボクが物語へと・・・変化、させた。
旅先で・・・会った、たくさんの人たち・・・キミが経験してきた・・・すべての出来事・・・。
みんな、キラキラ・・・輝いて・・・宝石・・・みたいだ。
いつまでも、眺めて・・・いたくなる。
わぁ・・・懐かしい風景ばかりだ。アハハッ・・・あんなこともあったっけ。
さぁ・・・○○○(プレイヤーの名前が入る)の物語たちよ・・・ボクの手に・・・集まれ。
具現化された物語が・・・一冊の製本された本に変化した!?
・・・これは、君の物語だから・・・一番に・・・読んで、欲しい。
ふふ・・・遠慮、しないで。
キミが・・・いなかったら・・・生まれなかった、本・・・だから。
いいんですか?
もちろん・・・だ。
キミの喜ぶ顔・・・早く、見たい・・・から。
そうだ・・・紅茶・・・入れてくる。
ここに・・・ふかふかのソファ・・・も、ある。
ゆっくり・・・くつろいで、ゆっくり・・・物語を・・・楽しんで・・・欲しい。
ありがとうございます!
そうだ・・・お茶請け・・・お菓子は、何が・・・いい?
あ・・・もう、物語の・・・住人に・・・なってる。
ふふ・・・集中して・・・楽しそう、だ。
じゃあ・・・静かに・・・お茶、入れてこよう。
○○○(プレイヤーの名前が入る)・・・どんな感想・・・くれる・・・かな。
ああ、いけない・・・楽しみすぎて・・・また、魔力・・・発動してた。
紅茶の中で・・・親指姫が泳いでる・・・。
キミも・・・一緒に○○○(プレイヤーの名前が入る)の物語・・・読む?
幻創魔道士ビブリオ
キミが・・・この、魔道図書館に・・・来て、くれて・・・嬉しいよ。
ボクは、ずっと・・・ひとりきりで、ここにいるから。
お客さんは・・・滅多に来ない。
魔道図書館は・・・魔力を持つ、選ばれた者だけが・・・訪問、できる。
でも・・・キミはそろそろ・・・出発・・・するんだね。
・・・ああ、ごめん。
寂しくて・・・つい・・・見送るなら、明るい顔を・・・しないと、ね・・・。
きっとまた会いに来ます!
ありが・・・とう。
でも・・・魔道図書館・・・は、常に時空を超えて・・・移動し続けて・・・いるんだ。
貴重な、魔導書を・・・守る・・・ため。
一生に一度・・・行ければ、幸運なくらい。
だから・・・キミとは、きっと・・・もう・・会えない。
そうだったんですね。でも、ビブリオさんの本をどこかで見かけたら、ビブリオさんを思い出します!
○○○(プレイヤーの名前が入る)・・・ありが、とう・・・。
だから・・・本を書きつづけてくださいね!例え二度と会えなくても、本屋さんや図書館での再会を楽しみにしています!
ボクの・・・書くものなんて・・・まだまだ、未熟で・・・。
・・・ああ、でも・・・キミに・・・まっすぐ、そうやって・・・見つめられると・・・。
不思議と・・・勇気が、湧いてくる・・・。
なっ・・・!?じ、地震!?今、揺れましたよね?
時空転移が・・・始まる。
魔道図書館は・・・生きているんだ。
ボクは・・・時空転移の行き先を・・・コントロールできない。
魔道図書館が・・・行きたい場所へ・・・ついていく、だけ・・・。
早く・・・しないと。
キミも、時空転移に・・・巻き込まれる。
急いで・・・!
出口は・・・こっち!
さぁ、手を・・・。
はぁ、はぁっ・・・もう、間に合わないかも。
諦め・・・ない、で!
キミには・・・まだまだ・・・広い世界を・・・見て、欲しい。
出口が・・・見えて、きた・・・。
よかった・・・間に合う。
ビブリオさん、本当にありがとうございました。本、待ってますから!
・・・期待に応えられるか・・・まだ、わからない・・・けど。
努力は・・・してみる。
楽しみにしています!
・・・うん、がんばる・・・約束・・・するよ。
っ・・・!さっきよりも大きく揺れた!?
急いで、図書館から出て・・・離れるんだ・・・時空転移に・・・巻き込まれる・・・。
ピブリオさん・・・!
ああ・・・○○○(プレイヤーの名前が入る)の顔が・・・ぐにゃりと、歪んで・・・見えなくなって、いく・・・。
・・・友達に・・・なれたの、かな?
ずっと・・・ひとりだった・・・から・・・わからない、けど。
そうだと・・・いいな。
また・・・ひとりの日々・・・だけど。
約束、したから。
・・・ふふ。
ボクの本・・・○○○(プレイヤーの名前が入る)に早く届けたい・・・な。