【黒ウィズ】メインストーリー 第05章 Story2
story
サイオーンの街魔道士ギルドヘ戻った君とドゥーガは、何やらギルド前が騒がしいことに気づく。
魔法使いたちに交じって兵士の姿も見える。
人ごみをかき分け、ギルドヘ入ると、
ヴィルハルトは依頼書や報告書を手際よく仕分けている。
中央本部も承認済だ。
頻発するグノスタワーの事故、黒教旅団による拉致事件……。
ー向に落ち着く気配がないではないか。
聞けば、ギルドの精鋭を集め黒教旅団の拠点へ攻め入ったそうだが――。
成果はあったか?
当然、ルナール殿は奪還できたのだろうな?
ドゥーガは言葉を濁す。
ドゥーガ、君には受付の任を与える。
それと。
ヴィルハルトは君を見て、
君は、その依頼書を確認する。
どちらも、新米魔道士が担当するような小さな仕事だ。
君は依頼を断り、独自に黒教旅団の行方を追おうと考えるが――。
来客用のテーブルに座る依頼者と目があう。
君は拒否することができず、その依頼を受けることにする。
story
深夜、遅く。
依頼を終えた君とウィズは、商業区の酒場で遅めの食事にありついている。
スパイスに漬け込んだ塊肉を豪快に爽りパンに挟んだ、サイオーンの名物料理。
口いっぱいに頬張る君のすぐ足元で、ウィズはミルクを舐めている。
何が?とパンを頬張りながら君は訊く。
こうしている間にも、リアナたちの計画は進んでいるはずだし。
ヴィルハルトの……いや、アナスタシアの言いなりになる必要なんてないにゃ。
キミはもう、雑用係なんて卒業した立派な魔法使いなんだから。
雑用、か。
そういえば、と君は思い出す。
ウィズがー番初めに君に教えてくれたこと。
『魔法使いは人々の奉仕者たれ』。
ドゥーガも裏で手を尽くしてくれているようだが有力な情報は得られていない。
魔道士ギルドの力を借りられない以上、君にできることは限られている。
久しぶりに「魔法使い」らしい仕事をして、充実感を覚えているのも確かだ。
魔法を使って、人々の役に立つ。
『魔法使い』という存在に憧れて、君はこの道にー歩を踏み出したのだ。
私はずっと、つまらなかったにゃ。ギルドの仕事も、旅をするのも。
キミの師匠を引き受けたのも、はじめは全然気が進まなくて。
でも……。
キミと出会ったとき、ピンときたのにゃ。何か、面白いことになりそうだって。
……おいおい、と君は思う。
でも、予感は正しかった。
キミとー緒にいたら、色んなことが起きて。
危ないことも、大変なことも、たくさんあったけど――。
ダメだってわかってるんだけど、心のどこかで楽しんじゃってる部分があるにゃ。
それなら、と君は言う。
元の姿に戻ったら、きっと、もっと楽しい。
食事を終えた、帰り道。
君とウィズは空を見上げながら、宿への道を歩いている。
アレクに教えてもらった<混沌の夜>は、確か今日だったはずだ。
ウィズの言葉通り、空は快晴、無数の星々が煌めいている。
ちょうど日付が変わろうかという頃。
街中に警報音が鳴り響き、耳をつんざく不快な音がこだまする。
灯りの落ちていた民家が次々と明るくなる。
誰かの叫び声が耳に届き、つられて君はグノスタワーに目を向ける。
塔が妖しく、ぼんやりと灯っている……。
警報音は続いている。
遠くから悲鳴と怒号、魔法の詐裂音が入り混じって聞こえてくる。
明らかな異常事態。状況を確かめるため、君は魔道士ギルドヘと急ぐが――。
ギルドは灯りが落ち真っ暗で、扉には鍵がかかっている。
声に振り返ると、ドゥーガが数人の魔法使いを連れている。
何が起きているのか訊くと、
今、ギルドの魔法使いを探し回って掃討にあたるよう伝えているところだ。
協力する、と君は言う。
原因はおそらく、グノスタワーだろう。
我々は商業区を回ってタワーヘ向かう。お前は逆側から向かってくれ!
story
倒しても、倒しても減る気配のない、大量の魔物たちを退けつつ――。
君とウィズは、グノスタワーへとたどりつく。
広場には既にドゥーガたちが到着しており、
君は道中の様子を手短に伝える。
昔を知る者は13年前の再来ではないかと怯えている。
幸い、研究者たちは魔法が使えるからな。当時と比べればまだ被害は少ないが――。
早々に、ー刻も早く。
君たちは、徐々に光の強くなっているグノスタワーを見上げる。
光は上層に行くほど強くなり、最上層はここからでは視認できないほどの光を放っている。
突入して調べる以外に方法はなさそうだ。
上空で、爆発。
バラバラと塔の破片が落下し、広間の地面に突き刺さる。
先行して突入する、と君は言う。
我々も、すぐに後を追う!
story
グノスタワーの最上階。
サイオーンで最も高い位置に君は来る。
最上層の床には、ぼんやり光る魔法陣が描かれており――。
陣の中心に、リアナとルナール、ザムザがいる。
儀式の前に現れる人がいるとしたら、それはあなただと思ってた。
君は、リアナの両手にそれぞれ光る神託の指輪を確認する。
君はリアナたちを止めようと駆け出すが、
防御結界に阻まれる。
何故だ、と君は問う。
グノスタワーの最高責任者であるルナールが何故黒教旅団に加担する!?
快く、了解してくれたよ。
13年前の事件時……詠唱実験に失敗し、発生させたのは他でもないこの私。
魔物をグノスタワー建設に先駆けた研究の最中、巨大な歪みを開いてしまったのだ。
誤って扉の向こうへ消えた優秀な魔道士も数多く。
責任の追及を恐れた魔道士ギルドは、黒教旅団に転嫁した。
全ての罪を黒教旅団――ゲルニカの民であれば、世間の目を向けるのは簡単だった。
粛清の末。
罪なき黒教旅団の研究者たちが、何人も死んでいった。
私にはもう……耐えられんのだよ。
リアナが二人を遮り、
リアナが両手を天に掲げる。
リアナはコクリと頷く。
聞け、この身に眠る血の共鳴を。汝を求める意志の器はここに在り。
リアナは脆き、両手を地につける。
解き放て、全ての力をっ!
魔法陣の光が急激に強くなる。
やがて頭上に大きな空間の歪み――。
叡智の扉が開かれる。
未だかつて見たこともない、巨大で、禍々しい異界への扉。
我はゲルニカ、選ばれし古の民!
魔法陣からあふれる光が扉へと集約し、次の瞬間その全てがリアナヘと降り注ぐ!
……魔法陣から光が消える。
結界が解ける。
君の目の前には――リアナ……だったものが現れる。
おぞましき、異形の龍。
リアナ、聞こえるか?
転成は成功だ!
異形の龍がザムザを見やる。
これでやっと、祖先の……ゲルニカのひ――。
言い終わる寸前。
ウィズが思わず目を背ける。
異形の龍が、ザムザを喰らう。
文字通り、丸ごと。
これで……私も……。
ルナールはその場にへたり込む。
異形の龍はルナールには見向きもせず、真っ直ぐ君へと向かってくる。
***
二つの神託の指輪より生まれし異形の龍。
知略を駆使し、全ての魔力を解き放ち、死線を背後にギリギリの戦いを繰り広げ――。
君はついに、想像を絶する力を持つその存在を打倒する。
異形の龍は巨体を横たえもがき苦しみ、やがて完全に動作を停止する。
リアナやザムザ……黒教旅団の野望は潰えたかに思われるが――。
虚空にぽっかりと口を開いた叡智の扉が、閉じることなくそこにある。
と。
パチ、パチ、パチ。
張りつめた空気に似つかわしくない、優雅でゆったりとした拍手が響く。
ゲルニカの血。
器の意志。
二つの指輪の力が衝突するとき、行き場のない魔力が混沌の世界への扉を開く。
悪くない見世物だったわ。
アナスタシアが、ヴィルハルトと共にやってくる。
アナスタシアは、異形の龍に手をあてると、
アナスタシアが何事かをつぶやくと、異形の龍はー瞬にしてリアナの姿に戻る。
アナスタシアは物言わぬ体となったリアナの指から神託の指輪を抜き取り、
力を失った神託の指輪……。はじめて見たわ。
アナスタシアは指輪を床に放り捨てる。
アナスタシアは叡智の扉を見上げると、
問も答もなく、故に定義もできない「何か」がある未知なる領域。
零世界。
零……世界……!?
アナスタシアはにっこりと笑って、
約束通り、あなたを招待してあげる。その気があるならついてきなさい。
ヴィルハルト。
アナスタシアとヴィルハルトは、叡智の扉の真下へと移動する。
アナスタシアが杖を掲げると、二人の体が宙に浮き……。
吸い込まれるようにして、扉の奥へと消えていく。
君は体を引きずりウィズに寄る。
叡智の扉を見上げる。
扉は変わらず、閉じる気配もない。
下層から、ドゥーガがやってくる。
ルナールは力なく、うつむいたままだ。
ドゥーガは叡智の扉に気づき、
君は事の顛末をドゥーガに話す。
アナスタシアは零世界を手に入れる気にゃ。
手に……入れる?
零世界の……混沌の力を手に入れて、世界を自分の思うがままにするつもりにゃ。
バカげていると私も思うけど、やりかねない……。
行かなー緒に行く、と君は言う。
そもそも、戻ってこれるかどうかもわからないし……。
アナスタシアの魔力は正直、元に戻った私より上かもしれないにゃ。
それでも。
…………。
君は、無言でウィズを抱き上げる。
何のつもりにゃ。
疲弊した体に鞭打って、扉の下へ移動する。
力ずくなんて卑怯にゃ!
ウィズは君の腕の中で暴れるが、君は抱えたその手を離さない。
師匠の世話も、弟子の仕事だ。
戻れるかどうかもわからないけれど。
君は再び叡智の扉を見上げると、右手を高く突き上げる。
体が、扉へと吸い込まれていく――。
story
視界全てが塗りつぶされた、混じりけのない純粋な黒の世界。
強烈な浮遊感に襲われる。平衡感覚が失われー切の空間把握ができなくなる。
叡智の扉の、その先で。
君は必死にあえぎ、もがいて、己の位置を、状況を確かめようと苦心する。
落ち着いて、存在を具現化するにゃ。
自分をこの世界に召喚するイメージで……。
言われた通り、君は精神を集中させる。
少しずつ、少しずつ。
指先の感覚が戻る。地に足のつく感触。視界に微かな光を感じ、君はそっと目を開ける。
君はーつーつを確かめるように全身に触れ、身体がここにあることを知覚する。
君の眼前には、闇と光の交錯する広大な世界が広がっている。
零世界が『無』の空間だとしたら、こんなにハッキリとした世界があるのはおかしいにゃ。
言ってみれば、アナスタシアが意のままにできる世界……。
何が起きても不思議じゃないにゃ。
見上げると、グノスタワーにあったものと同じ叡智の扉が開いている。
全て終わらせてー緒に帰ろう、と君は言う。
微かに、アナスタシアの魔力を感じる。はぐれないようについてくるにゃ。
story
ウィズの感覚を頼りに進み、君たちはアナスタシアの下へとたどりつく。
この不安定な世界で存在を保てるなんて……。流石ね、二人とも。
招待したかいがあったというものだわ。
全て、私の思い描いた通りになるというのに、余計な装飾は不要だわ。
アナスタシアの手にはめられた指輪が、光を放ち続けている。
神託の指輪――。
本当は――。
これ以上を作りたくても、作れないんじゃないのかにゃ?
アナスタシアは微笑むと、杖を振るう。
突風が吹き、小さなウィズの体がいとも簡単に吹き飛ばされる。
ウィズは体を震わせながら立ち上がり、
この世界はまだ不安定なまま。キミの思い通りにはなっていないのにゃ。
つまり――。
今ならば、アナスタシアを止められる!
君はカードを手に詠唱を開始する。
アナスタシアは杖を構え、
カードも詠唱もなく、ただ空間に陣を描く。
たったそれだけの行為により扉が開き――。
その魔龍は現れる。
……!
その魔龍を見た君は、鼓動がー段と高鳴るのを感じる。
忘れもしない。
姿形は多少違えど、間違いなく。
トルリッカで戦った、あの魔龍……!
***
君が最後の魔法を放つと、アナスタシアの召喚した魔龍は跡形もなく消え去る。
全ての力を出し尽くし、ありったけの魔力を解放し――。
君は四聖賢アナスタシアに打ち勝つたのだ。
一綾の望みに全てをかけて、希望を信じて。
でも――堕としてあげるわ。
絶望に。
アナスタシアは再び杖を振るう。
すると――。
夢であって欲しい、と君は思う。
君は詠唱し精霊を呼び出すが――。
扉は開かず、精霊の声も届かない。
……魔力が。
尽きた……。
アナスタシアは余裕の笑みだ。
だが、どれほど君が力を振り絞っても、精霊の声は届かない。
――と。
ウィズが、アナスタシアヘと歩み寄る。
ウィズが何事かをつぶやくと――。
魔龍の姿が霧のように消えてしまう。
ウィズの体が、ぼんやりと光っている。
ウィズを包む光が、どんどん強く、激しく。
アナスタシアは杖をー振りするが、何も生まれることはない。
アナスタシアは懸命に杖を振るが、やはり何も起こらない。
そんな魔力の使い方をしていたら、長くは持たないわよ。
アナスタシアは、光り輝く指輪を掲げる。
神託の指輪【ノクトニア】に命――。
アナスタシアが詠唱を開始した、その瞬間。
神託の指輪にはめられていた秘石が弾けキラキラと崩れ去る。
世界が歪曲する。
…………。
……。
…。
黒き空間の圧力が身体をもみくちゃにし、上も下も、右も左もわからなくなる。
君はウィズに教えてもらった通り、必死に自分の存在を固定化しようとするが――。
全く効果はない。
全ての感覚は失われ、呼吸すらできず、君の脳裏を『死』がかすめる。
薄れゆく意識を破り、誰かの声が耳に届く。
君は、必死に声する方ヘ――そこにいるだろうと信じて――手を……。
だめだ。
もう、体が言うことをきかない。
ウィズの声がする。
君は、最後の力を振り絞って手を伸ぱす。
指先に、温かみを感じる。
君の手を、しっかりと握り返してくる感触。
そして。
夢か、それとも死に際の幻か。
君の右手を握っていたのは……。
見失ってしまったら、二度と会えないかもしれなかった。
君はぼんやりとした意識をどうにかこうにか取り戻す。
懐かしい姿がそこにある。
でも、どうして……?
アナスタシアとヴィルハルトは……?
ウィズは黙って首を振る。
ほんの少しの間だけ、この周りに世界を作っているだけだから。
セカイヲツクル。
いとも簡単に、ウィズはそんなことを言う。
ウィズは指先で空間に魔法陣を描く。
ー言、何かをつぶやくと、すぐそこに空間の歪みが――叡智の扉が現れる。
これも、彼女にとっては大したことではないのだろう。
……冗談じゃない、と君は思う。
どれだけ修行しても、どれだけ努力しても。
こんな魔法使いになんてなれる気がしない。
そして、その気持ちが――。
誇らしい。
言葉にするのは恥ずかしくて、君はなんでもないとだけ返す。
……ま、それじゃ、戻ろっか。
指輪もないし、実は結構キツいんだ。維持しておくのって。
この空間をウィズは君の手を引き歩き出す――が、すぐに立ち止まり、
?
きっと、猫に戻ってしまうと思うんだ。
また、キミに迷惑をかけるかもしれない。何の役にも立てないかもしれない。
でも……キミといると、私は楽しい。
……だから。
ー緒に探そう。
こんな、仮初めの形ではなくて。
ちゃんと、元に戻れる方法を。
君とウィズは、声掛けあってー緒に叡智の扉へ飛び込む。
二人のその手は、固く、繋がれている。
story
零世界から戻った君は、すぐに魔道士ギルドに協力し――。
魔物討伐、物資供給、破壊された建物の復旧にと尽力する。
グノスタワー最上階に開いた扉は、君たちが戻つてきたときにはすっかり消え――。
以来、タワーの状況も安定している。
聞けば、魔塔警備隊に捕らえられたルナールが安定化に向けた情報を提供しているらしい。
あの事件からサイオーンの混乱が完全に収まるまで、ーヶ月の時間を要した。
ある日の午後、魔道士ギルドで――。
アナスタシアとヴィルハルトの行方は、未だにわからないままだ。
トップを失った統治派はサイオーンの魔道士ギルドを手放し――。
同じくして黒教旅団の動きもピタリと止まった。
サイオーンのギルドマスターにはドゥーガが再び着任し――。
君もドゥーガを手伝って、ギルドに舞い込んだ依頼の整理を行っている。
ドゥーガは君に、高級そうな紙で作られた封筒を渡す。
宛名を見ると……『黒猫の魔道士殿』?
裏面には封蝋が押されており、
中央本部。魔道士ギルドを司る機関。
手紙を読むと、中央本部へ来るように、との命令が簡素に書かれている。
ウィズ殿に続いて、二人目の四聖賢が失踪したとなれば向こうは大混乱だろう。
優秀な魔法使いならば、ー人でも多く欲しいといったところか。
おめでとう、と言わせてもらおう。j貴様も上層部の仲間入りだ。
君は手紙を読み終えると、ビリビリに破いてゴミ箱へと捨ててしまう。
君はすぐに、依頼の仕分けに戻る。
唖然とするドゥーガをよそに、君は黙々と作業に励む。
仕事を終え、魔道士ギルドを出た君たちは、商業区へ向け夕暮れのサイオーンを歩く。
夕食のいい香りが漂っている。
今夜は何を食べようか……。
ウィズが君の隣を歩きながら、
手紙のこと?
だって、と君は言う。
面白くなさそうだったのだ。
……にゃは。
にゃはははっ!
何が嬉しいのか、ウィズは突然駆け出す。
ウィズの姿が、みるみるうちに小さくなる。
君は、こっそり回収しておいた二つの指輪を取り出し、夕日に照らしてみる。
【スマラグド】と【サフィラス】、力を失った神託の指輪。
この力があれば、ウィズを元に戻せると思っていたけれど――。
それは叶わなかった。
でも、と君は思う。
探そう。
ウィズと、ー緒に。
君は指輪をしまうと、ウィズを追って夕暮れに朱く染まる坂道を下っていく。
ー人とー匹の旅は、まだ、続く。
サイオーンでの戦いから半年後――
ウィズと共に旅を続ける君が訪れたのは、活気にあふれた城壁の街『ロレンツィオ』。
君は、その地で柔和な女性や元気な子供たちと出会い――そして古いお伽噺に巡り合う。
封じられた幻想が現実に顕現する時――新たなる物語が動き出す。
城壁の街「ロレンツィオ」、ついに6月開放!!