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【白猫】アイラ(アイドル)・思い出

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作成者: にゃん
最終更新者: にゃん

アイラ・  (白猫テニス) CV:
アイドルになった錬金術部。
部員たちには秘密にしている。


思い出1



「こ、こんにちは……」


『やっほー、アイラ……って。』

「どうしたんですかその格好。」

「えっとね……実は私、アイドルやってるの。

 やっぱり、驚くわよね……」

『なんでまた?』

「なりゆきというか……興味があったというか……」

『へー、意外ね。』

「だって、アイドルって可愛いじゃない。

 キラキラした衣装を着て、ステージの上で歌って踊って……

 私もあんなふうになれたらって、小さい頃から密かに憧れてたんだ……」

『そういえばアンタって、可愛いものに目がなかったわね。』

「う、うん……まあ。

 けど、いざアイドルになってみると思ったよりも大変そう。

 仕事のない日でも、パフォーマンスの練習をしなくちゃだし。

 イベントが近いと、寝る暇もないほど忙しいらしいし。」


「学校のほうは大丈夫なんですか?」

「今はまだなんとか。でもそのうち……」

『〈錬金術部〉はどうするのよ?』

「活動の時間は減るかもだけど、空いた時間に勉強するつもり。

 ツアーでいろんな場所を訪れるときは、そこで材料を採取できるしね。」

『ちゃっかりしてるわね~。』

「テニスのほうはやってるんですか?」

「ええ。せっかく上達してきたし、続けるようにはしてる。

 最近、推理小説ばかり読んでいるから息抜きにもなるし。」

『しょうせつ?』

「私の衣装は名探偵の助手がコンセプトだから。

 キャラクターになりきるためには、それなりの知識がないとね。」

「すっかりプロですね。」

「ふふ、そうかしら?」


『でも、なんかあれね……

 盛りすぎ。』

「えっ!?」

『テニスをはじめたと思ったら、アイドルやってたり、錬金術部だったり探偵だったり……』

「そ、そう言われれば……

 私……なにがしたいんだろ……」


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