エクセリア(マーメイド)・テニスの思い出
思い出1
楽しいね、ラピュセル♪
いたいた! おーい!……って、アレ?
なんでエクセリアまでそんな姿になっちゃってるの!?
えっとですね……
……というわけなんです。
じゃあ、海の中に潜ったりしたの?
はい。素敵な体験でした。青く光って綺麗で……
それに……ふふっ。
よく見るとこの格好、竜にちょっと似ていませんか?
うーん……まあ、どっちかっていうと魚だわね!
お魚ですね。
そ、そうですか。
エクセリアってば、なんでも竜に結び付けちゃうのね。
お魚な姿もかわいいですよ。
ありがとうございます。アイリスさん。
海の中、どこまでも広くて。見たことのないお魚さんたちがたくさんいました。
そうだわ。あの感じ、竜に乗っているときに似てたかも。
へぇ、そうなの?
はい。竜たちは気分がいいとき、空を泳ぐように飛び回ったりしてるんです。
……なあに?もっと近くで海を見たくなったの?
ふふっ。わかったわ、ラピュセル。
すみません、みなさん。これからラピュセルと海へ行ってきますね。
エクセリアさんとラピュセルさんは相変わらす仲良しなんですね。
――はいっ。私たちはかけがえのない姉妹ですから!
思い出2 (LV20)
おいで、ラピュセル。水が気持ちいいよ。
えっ?なめてみたら、しょっぱかった?
ふふっ。そうね、不思議ね。
じゃあ、何して遊ぶ? せっかく海まできたんだし……
そうだわ。あの島までお姉ちゃんと競争しましょ。
私は泳いでいくから、ラピュセルは空から来てね。
ふふっ。どっちが早く到着するかなぁ?
はぁ……はぁ……
すごーい! ラピュセルの勝ちね。
ええ。がんばったわね、ラピュセル。
遠くからは見えなかったけど……このあたりは小さな島がたくさんあるのね。
思ってたよりも遠いし、途中でどこを目指してたのかわからなくなっちゃった。
泳いでラピュセルと競争なんて、普段ならとても――
「み、水……
――っ! 今、どこからか声が……
「……誰か……み、水を…………」
思い出3 (LV40)
だいじょうぶですかっ!?
「き、きみは……それに、ドラゴンまで……?
……うぅ、なんでもいいっ……お願いだ……水を、水をくれ……
お水ですね!わかりました!
えっと……この島に湧き水は……
ううん。この姿ならきっと取りに戻ったほうが早いわね。
ねぇ、ラピュセル。私かあっちの島からお水を持ってくるわ。
ラピュセルはこの人についていてあげてくれるかな?
いい子ね。じゃあ、行ってくるからっ!
「お待たせしました。お水です。
「……ありがとう……
「具合はいかがですか?
「うう……体が……
「わかりました。このまま安静にしていてください。
(なるべく早く、お医者様に診てもらわないと……)
「救助の船も呼びましたから、いまから狼煙をあげますね。
えっと、何か火種になるものは……
ラピュセルっ!?
「そっか……!あの子、船に合図を送ってるのね。
「ド、ドラゴンが自分からそんなことを……?
「私たちは竜と人の絆を結ぶ者。ドラグナーなんです。
…………あっ!
ボートだわ!おーい!ここですよー!!
<その後、遭難者は無事救出された――>
思い出4 (LV60)
さっきはありがとう♪ ラピュセル。
ふふっ。やっぱりあなたは私の自慢の妹よ。
かわいくって、賢くって。ラピュセルはどんどん立派になっていくわね。
sあっ! お姫さまじゃない。やっほー♪
シエラさん!フレイヤさん!
s人助けしたんですって?さすがね、お姫さま!
f遭難者の救出でしたか。物好きなことをしましたね。
sあら? フレイヤ。私たちもつい最近、人助けで、悪者退治しなかったかしら?
ふふっ。フレイヤさんもお元気そうですね。
sあなたたち二人の活躍、地元の人の噂になってたわよ。
いいえ。遭難者の方をすぐに救出でさたのは、この子が頑張ったからなんです。
私はとくに何もしていませんから。
sそんなことないって言ってるみたいだけど?
ありがとう、ラピュセル。でも本当のことだから……
私はドラグナーとしてまたまだ未熟だと思います。
もっとラピュセルにふさわしいドラグナーになれるよう、頑張らなきゃ。
思い出5 (LV80)
あの……シエラさん、フレイヤさん。
お二人のように竜と人の絆を深めるには、どうしたらいいんでしょうか?
sえっ?
fドラグナー……あなたの国の言葉で、竜に乗る者のことでしたか。
sどうしたらって言われても……ねぇ?フレイヤ。
f困りましたね。
なぜでしょうか?
s私たち、とくに何もしていないもの。
特別な訓練とか、困難を乗り越えたりとかは……
sう~ん……そんなのあったかしら……?
農家の娘として普通に暮らして、フレイヤにサクランボをあげて……
そうやって毎日、当たり前のことを当たり前にしているだけだもの。
当たり前のことを、当たり前に……?
s絆の形は人それぞれ、だけどね。
私たちの絆にも、普段の生活の中で深まっていく何かが……?
s難しいことはわからないけれど、私はそう思うわ。
f……竜と関わり合いながらそれができる人間は、とてつもなく少ないですが。
…………
sでも、あなたとラピュセルの絆はきっともう深く結ばれている。
距離が近すぎて、見えていないだけなんじゃないかしら?
そうなんでしょうか……?
sええ。あなたたちならきっと大丈夫よ。
わ、わかりました!
私とラピュセルの絆について、もう一度振り返ってみます。
シエラさん、フレイヤさん。ありがとうございました!
思い出6 (覚醒進化) (LV100)
……波の音が、くっきりと聞こえる。
海が綺麗ね、ラピュセル。
……うん。この世界には素敵なものが沢山あるね。
明日はどんなことがあるのか、お姉ちゃんも楽しみだわ。
でも今日はもう遅いわね。帰りましょう? ラピュセル。
…………あっ、そっか。
ふふっ。この姿のままじゃラピュセルに乗れないみたい。
これまであなたの背中に乗れることが当たり前だと思ってたけど、違うのね。
……あら?
うん、いいわよ。こっちへおいで、ラピュセル。
いい子ね。よし……よし…………
あっ!
そっか――そうなのねっ!!
シエラさんとフレイヤさんの言っていた当たり前のことってこういうことなんだわ。
それなら、今ここで約束するわ。ラピュセル。
ほんとにほんとに、当たり前のことでしかないけれど……
あなたがいいことをしたときは、私が頭をなでるし……
あなたがお風呂に入るときは、私が背中をピカピカにするね。
あなたがさみしくなったら、すぐに私に教えて。
この手でめいっぱい抱きしめてあげるわ。
……ふふっ、心配しないで。
もちろんあなたがいいことをしていなくても、さみしくなくても、関係ないわ♪
……大好きよ。ラピュセル。
空映す海の竜姫
その他
相関図