【黒ウィズ】とある魔術と科学の魔道学園 Story
【黒猫のウィズ×禁書目録Ⅲ&一方通行】コラボ
あらすじ
～２つの学園が交差するとき、新たな物語が動き出す～
クロム・マグナ魔道学園では、卒業式を翌日に控え学園長が騒動を巻き起こす。
その最中、上条当麻やアクセラレータたち学園都市の人々が次々と姿をあらわす。
上条は生徒会の元副会長イツキと意気投合し、事態の収束に奔走するが――
登場人物
プロローグ
「ごっはん、ごっはん♪ おっそっとっでごっはん♪ とうま、早く行くよ。
「あーもう！ 慌てんなよ！ 上条さんもごはんも逃げたりしませんから。
学園都市――
２３０万人を誇る人口のうち八割が学生という学究の街。
「お姉様、黒子はすこし疲れましたわ。よろしければあのカップルプライベートルームなる胸躍る個室スペ一スで休んでいきませんこと？」
「あんたね、初春さんもいるのに、私をどこに連れて行こうとしてんのよ。」
「まあ！ ではふたりきりの時なら問題ないということですの！？」
「白井さん、風紀委員の腕章つけたまま風紀を乱すのはよくないですよ？」
超能力開発機関としての側面が知られるこの科学の街に、いま――
「あ、あそこのクレープ食べたいな、ってミサカはミサカは可愛くおねだりしてみたり！」
「あァ？ 知るか！ ……おいこら、無視して一目散に走っていってンじゃねェよ。」
科学の対極にある異変が起きようとしていた。
「わわっ！ なにこれ……不思議な穴？ 初めて見るよ！ って、ミサカはミサカはビックリして……。」
「なっ！ おいガキ！ どこ行きやがった！ おい！」
「え？ なにこれ？ 身体が光って……。」
「初春！ わたしの身体に掴まるんですの！ すぐに空間移動（テレポート）で……。」
「黒子！？ 空間移動（テレポート）した？ ……いや、違う！ この光に呑まれて……！」
学園都市の各地にあらわれた奇妙な歪みに次々と人が呑み込まれた。
「あれ？ とうま？ なんか変なものがあるんだよ……。
「インデックス！？ いますぐそいつをぶち壊して……。
……いや、ダメだ。幻想殺しで壊してインデックスが無事だって保証はねえ。こうなったら……！」
上条はインデックスを救うため、自らの意思で歪みに飛び込む。
そして――
「へ？ ここは……？」
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