概念使い
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概念使いとは、己に込められた概念の力を引き出せるために概念固定手術を受けた人間のこと。
目次 (概念使い)
そもそも〈概念〉とは
白猫における〈概念〉とは、大まかに言うと『物・事象』のことであり、「概念を司る」「概念を使う」ということは、「その物や事象の持つ性質そのものを自由自在に操ることができる」ことを意味する。
概念は本来、〈剣〉の概念を司る妖精・ダリアや、〈影〉の概念を司る精霊・ファフナーなどの妖精・精霊に宿るものであり、人間は基本的に概念を扱うことが出来ない。
概要
概念使いは概念固定手術で人間にルーンの概念を植え付けられることにより生み出される。
ルーンを手にせずともルーンと同等の力を操ることができるが、同時にデメリットもあり、概念使い自体は不安定な存在であるため概念が己の身を滅ぼすこともある。
応用として、概念は力を逆転させて使うことも可能。例えば、〈恩恵〉の概念使いであれば、『恩恵を与える』こととは逆に『奪う』ことも可能であり、〈切断〉の概念使いであれば、『切断する』能力とは反対に『縫合する』力も引き出すことが出来る。
概念使いは、古の時代では〈統合機関〉によって作られていたが、現在は統合機関を理想とする秘密結社〈レヴナント〉によって生み出されている。特に、レヴナントの首謀者であるグランドマスターは概念使いを生み出した張本人であり、自ら手掛けた概念使いたちを花になぞらえたという。
概念使い一覧
- アイシャ
〈拒絶〉の概念使い。グランドマスターからは『拒絶の曼珠沙華(ラディアタ)』と呼ばれている。
ルーンの力の拒絶して無力化、人の意識の拒絶して気絶させるなど、あらゆる事象を拒絶することができる。また、〈否定〉の概念の上位的存在でもある。
〈拒絶〉の概念は中でもいわくつきであり、紋章魔法により人工的に合成した概念であるため危険性が高い。
- エリス
〈支配〉の概念使い。グランドマスターからは『支配の沙羅双樹』と呼ばれている。
あらゆる対象を動かしたり、人の意識を支配して自身の命令のままに操ることができる。
- シオン
〈共鳴〉の概念使い。グランドマスターからは『共鳴の薔薇』と呼ばれている。
様々なものと響きあい、位置を特定したり、情報を伝達することができる。
- レナ
〈恩恵〉の概念使い。グランドマスターからは『恩恵の雛菊』と呼ばれている。
大地に恩恵を与えて花を咲かせたり、ルーンから恩恵を奪って機能を失わせるなど、あらゆる事象に恩恵を与え、また事象から恩恵を奪うことができる。また、恩恵の力により自身や他の対象を未来に飛ばすことも可能である。
- ハーヴェイ
〈突破〉の概念使い。あらゆるものを必ず貫く一撃必殺の槍術を実現させることができる。
- セロ
〈腐食〉の概念使い。自分の体ごと周囲のすべてを腐らせることができる。概念固定手術の失敗により、人格が壊されてしまった。
- サリム
〈切断〉の概念使い。触れたものを切断、または縫合することができる。
- ミゲル
〈歪曲〉の概念使い。事象を改変することができる。
- ハビエル
〈否定〉の概念使い。詳細な能力は不明だが、〈拒絶〉の概念と同系統のものらしい。
- グレゴール
〈掌握〉の概念使い。自らの理解し得る対象を自分の支配下に置くことができる。
- ダックス
〈看破〉の概念使い。ギャンブルでのイカサマなどを見破ることができる。
- ヴリトラ
〈枯渇〉の概念兵器。能力は不明。明らかに人間ではないため、概念使いと呼べるかは微妙なところである。
- クエスタ
〈舞踏〉と〈圧縮〉の概念使い。作中で登場した中では唯一、複数の概念を扱うことができる人物。〈舞踏〉の力は周囲の人間を踊らせたり事態を混乱させることができる。一方、〈圧縮〉の力は、様々な事象を「圧縮」することが可能で、応用すると空間を圧縮させることで力場を発生させたり、空気を圧縮させて高気圧を生み出すことができる。