任天堂の開発資料が大量に流出！ポケモンやマリオ64の没データが公開！

任天堂やポケモンの開発資料が大量に流出！！

(Image credit:Luiz Paulo Borges)

2020年7月24日に任天堂やポケモンなどを含む50社以上の企業から開発資料やソースコードなどが流出しネット上に公開され話題を呼んでいます。

今回のリーク情報は「Gigaleak(ギガリーク)」と呼ばれ「スーパーマリオ64」「ポケモン」「スターフォックス」「ヨッシーアイランド」「ドンキーコング」などの開発資料やマスターROM、開発データなど多数の情報がリークされました。

今回のリークの原因はWiiの開発に携わったBroadONに大規模なハッキング攻撃が原因とされており、その結果開発途中のゲームデータなどが流出したと考えられています。

スーパーマリオ64でルイージはプレイ可能予定だった

▲ルイージの顔画像をマリオに反映させた画像

ギガリークによって流出したスーパーマリオ64のプロトタイプのソースコードを解析すると、

「ウルトラ64マリオブラザーズ」というファイルが存在しファイルの中にはプレイアブルキャラのルイージのデータが存在しルイージが開発段階では操作可能キャラであることが判明しました。

本来製品版のスーパーマリオ64でプレイ可能キャラはマリオのみでしたので、今回のリーク情報は海外で大きな反響を呼んでいます。

マリオを制作された「宮本茂さん」が1996年のインタビューにおいて、「スーパーマリオ64開発当初では、マリオと同じプレイ可能なプレイアブルキャラとしてルイージを準備する予定だった」と明かしています。

下記の動画よりリークされたルイージのデータを復元して実際にプレイしている動画が公開されています。

スーパーマリオ64で没になった敵キャラ

スーパーマリオ64製品版には登場していない、没キャラのデータが公開されています。

ソースコードを解析した＠YoshiMilkmanさんによるとクリボーのような単純な攻撃をおこなってくる敵として登場する予定だったのかもしれない。

とソースコードを確認してコメントを残しています。

スターフォックス2で没になった女性キャラ

▲製品版には登場しない女性キャラの画像

(Image credit:videogameschronicle】)

ギガリークにより公開された情報の一つとして、スターフォックス2の没キャラクターとして製品版には登場しない女性キャラの画像が公開されました。

リークされた女性キャラの画像が本物であることを、「スターフォックス」シリーズの主要開発者の@dylancuthbertさんがリーク情報を公開した方にリプライで（「スターフォックス2」の開発ツールを「ほぼ30年ぶりに見たよ！！」どこからそのデータを入手したの？）とコメントを送っていることから信憑性の高いリーク情報だとわかります。

ヨッシーアイランドの没データ

ヨッシーアイランドの没データより、ゲーム内でヨッシーがヘリコプターに変身して敵のトロッコから卵を回収してベビィマリオのカートに移動させるゲームがあったことがわかりました。

その他にも「たけうまジャンプ」コースという没ステージデータも公開されています。

没ステージでありながら大変細かくステージを作りこんでおり任天堂のクオリティの高さが伺えます。

ヨッシーの初期原案

ヨッシーの初期デザイン案が公開されています。

現在のヨッシーよりもかなり恐竜に近いデザインとなっており、現在のヨッシーのデザインに行き着くまでに様々な試行錯誤が伺えます。

ポケットモンスター ダイヤモンド&パール初期演出案

ポケットモンスター ダイヤモンド&パールのポケモンのスプライト（映像演出）が公開されています。

背景演出などが施されていない開発用の画面が今回リークしました。

まとめ

今回様々なゲームの開発画像や試作データなどが公開され非常に大きな反響を呼びました。リーク情報や没データはロマンがある反面セキュリティー面での弱点を意味します。

今回リーク情報を公開した＠Kottmannさんら含める「ギガリーク」メンバーはセキュリティーの強化を呼び掛けています。

皆さんもゲームアカウントなどのパスワードなどが流出しないようにしっかりと対策を取っておきましょう。