【ストーリー】EPISODE 7-65 着目エイジ!

| EPISODE ◆ 7-65 着目エイジ! 深淵の支配者 |
登場人物
グリム、セベク、シルバー
テキスト全文
── 茨の国-野営地 ──
グリム・セベク:「え?」
シルバー:「先程親父殿は、「物心ついてから300年」と言っていた。」
シルバー:「そして現実の親父殿は700歳……。」
シルバー:「つまり親父殿は、400年ほど前の夢を見ているようだ。」
シルバー:「しかし……。」
シルバー:「「お世継ぎの卵はあと2、3年で孵る」と言っていた。」
セベク:「はっ……」
セベク:「そうか! 確かにおかしいな。」
セベク:「現実の若様のご年齢と、かなりの食い違いがあるぞ。」
グリム:「ツノ太郎って、今いくつなんだゾ?」
セベク:「若様は、今年178歳でいらっしゃる!!」
選択肢:
├ [ (700歳に比べると、すごく若く感じる) ]
└ [ 178歳!? ]
グリム:「ふなぁっ!?ツノ太郎、すっげー爺さんじゃねーか!」
セベク:「失礼な!! 長命なドラゴンにおいては、まだ非常にお若くていらっしゃるのだぞ!」
選択肢:
├ [ あれ? ってことは…… ]
└ [ ん? 400-178=……? ]
シルバー:「気付いたか、ユウ。そう、200年ほど時間が食い違っている。」
グリム:「200年って!食い違ってるってレベルじゃねーんだゾ。」
セベク:「長命な妖精族は往々にして時間の流れに頓着がないとはいえ……流石にズレが大きすぎるな。」
シルバー:「お前もそう思うか。マレウス様の誕生ほど重要な出来事ともなれば、親父殿の記憶違いとも考えづらい。」
シルバー:「……うぅん……親父殿もマレウス様も、あまり俺の前では昔の話をしなかったからな。」
シルバー:「実家の本棚や、学園の図書館にはあまり茨の谷の歴史に関する書物はなかったし……。」
シルバー:「セベク、お前はなにか知らないか?」
セベク:「お祖父様からはドラコニア御一族や、リリア様をはじめとした英雄の武勇伝は多く伺ったが……」
セベク:「マレノア様……マレウス様のご両親がお隠れになったことに関しては、多くを語らなかった。」
セベク:「茨の谷と、君主への理解を深めるため様々な本を読んできたが……」
セベク:「そのことに触れたものはほとんどない。」
セベク:「それに現代では、野ばら城のある翠が原は茨の谷の領土の外だ。」
シルバー:「混乱の時代が長く続いていたというからな……。」
シルバー:「一体なにがあったというんだ……?」
セベク・シルバー:「………………………。」
グリム:「ならよぉ、マレウスの卵があるっていう野ばら城ってトコに行ってみりゃいいじゃねーか。」
グリム:「オレ様たちが探してんのは、マレウスの魔法を解く方法だろ?」
グリム:「アイツがいる場所に、なんか手がかりがあるかもしれねーんだゾ!」
グリム:「オレ様、冴えてるぅ〜!」
シルバー:「いや……」
シルバー:「それはできない。」
シルバー:「夢とは、夢の持ち主が構築した不安定な精神世界だ。」
シルバー:「夢の持ち主から離れすぎれば、そこは行き止まりになっているか、『闇』がはびこっていることが多い。」
グリム:「ふな……じゃあ、結局リリアたちについて行くしかねーってことかぁ。」
シルバー:「そうなるな。」
セベク:「くっ……!! なんということだ。ひと目だけでも若様にお目にかかりたかったッ!!」
シルバー:「東の砦に書状を届けた後、親父殿たちは野ばら城に帰城するだろう。」
セベク:「はっ! ということは若様のお姿を拝見できる可能性が!?」
セベク:「ならば、一刻も早く任務を終わらせねばなるまい!」
シルバー:「ああ。今は体を休めて、明日に備えよう。」
セベク:「ふん! お前に言われずともわかっている。」
< >

