【ストーリー】EPISODE 7-64 最凶プリンセス!

| EPISODE ◆ 7-64 最凶プリンセス! 深淵の支配者 |
登場人物
バウル、リリア、セベク、シルバー、グリム
テキスト全文
── 茨の国-野営地 ──
バウル:「右大将殿。何度も言いますが、私は反対です!我が隊に人間を随行させるなど!」
リリア:「飯炊きと荷物持ちくらいにはなるだろ。」
リリア:「邪魔になったらそのへんに放り出しゃいい。俺たちの責任じゃねぇ。」
バウル:「………右大将殿が、そうおっしゃるのであれば。」
リリア:「俺は野ばら城のことが心配でたまらねぇんだ。」
リリア:「さっさと仕事を終えて戻れるなら、妖精だろうと人間だろうと使えるものは何でも使うぜ。」
選択肢:
├ [ 残してきたお姫様が心配ですよね ]
└ [ 右大将が長く城をあけるわけにいきませんよね ]
── 分岐:【残してきたお姫様が心配ですよね】 ──
リリア:「心配? 俺がマレノア様を?」
リリア:「あはははは!」
リリア:「心配なのは姫じゃねぇ。野ばら城自体と俺の命だよ!」
リリア:「俺の不在中、姫の癇癪で城が全壊してた……なんてことは避けたいからな。」
── 分岐:【右大将が長く城をあけるわけにいきませんよね】 ──
セベク:「それに、マレノア様のこともさぞご心配でしょう。」
リリア:「心配? 俺がマレノア様を?」
リリア:「あはははは!」
リリア:「心配なのは姫じゃねぇ。野ばら城自体と、俺の命だよ!」
リリア:「俺の不在中、姫の癇癪で城が全壊してた……なんてことは避けたいからな。」
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セベク:「えっ?」
リリア:「茨の国を治めているドラコニア一族は、夜の眷属の頂点と謳われるドラゴンの末裔だ。」
リリア:「お前らの国の“お姫様”は皆で護るべき麗しのお方かもしれねぇが……」
リリア:「ウチの姫は、俺たちが束になってかかっても歯が立たないほど強い。」
リリア:「そのうえお転婆で、喧嘩っ早くて、わがままで、癇癪もちで……さらに、とんでもない性悪ときた。」
リリア:「マレノア様はまさに、茨の国“最凶”の姫ってわけだ。」
リリア:「もたもたしてたら脳天に雷を落とされるか、口から吹く炎で丸焼きにされる。」
リリア:「言っとくが、冗談じゃねーぞ。マジでやるんだ、あのお姫様は。」
バウル:「う、右大将殿! お言葉が過ぎます!」
リリア:「そいつは失礼。これでもだいぶ真綿に包んだつもりだったんだが。」
リリア:「だいたいなぁ、こっちは物心ついて以来300年もあのお姫様に振り回されてるんだぜ。」
リリア:「マレノア様が、城の中で大人しく白竜に乗った王子様を待っているような姫なら……」
リリア:「俺はこれほど苦労しなくて済んだろうよ。」
バウル:「右大将殿っっ!」
リリア:「ま……あと2、3年は野ばら城で大人しくしていてくれそうなことだけが救いだな。」
リリア:「さすがの姫も、大事な卵が孵るまでは無茶しねーだろ。」
セベク・シルバー:「卵っ!!??」
リリア:「なんだ? 急に大声出しやがって……。」
シルバー:「マ、マレノア姫にはすでにお世継ぎが!?」
セベク:「わ、わ、若……いや、卵様は今どこに!? ご、ご両親と共に野ばら城にいらっしゃるのですか!?」
選択肢:
├ [ (ツノ太郎って卵から生まれたんだ!?) ]
└ [ (ツノ太郎っていくつなんだろう?) ]
バウル:「貴様ら、なぜお世継ぎの卵がどこにあるかなど気にする?」
バウル:「怪しい……よもや、卵を狙っているのではあるまいな!?」
シルバー:「あ、ありえません! 我々は、その、お世継ぎが誕生されていたことさえ知らなかったので……!」
リリア:「ハァ……卵の在り処なんか、この国じゃそのへんを歩いてるガキだって知ってるだろ。」
リリア:「ドラゴンの卵は、親から愛情と魔力を注がれなければ孵らない。」
リリア:「その上、この国で一番安全な場所といえばマレノア様の腕の中以外ねぇ。」
リリア:「知ったところで、どうもできやしねぇよ。」
バウル:「しかし! 竜眼公の件もございます。よそ者は信用なりません! 用心するに越したことはない。」
リリア:「竜眼公レヴァーン、か……。」
リリア:「あいつが無事に戻って来てりゃ、俺たちが東の砦くんだりまでお使いに行くこともなかったんだけどな。」
リリア:「あの夫婦は、子どもの頃から俺に余計な仕事ばっかり増やしやがる。」
バウル:「それは…………。」
リリア:「ふぁ〜あ……空が白んできやがった。俺はそろそろ寝るぜ。」
リリア:「火は絶やすなよ。このあたりは『銀の梟』だけでなく、獰猛な魔獣も出るからな。」
リリア:「お前らもさっさと寝ろ。」
リリア:「正午には東へ向けて発つ。」
バウル:「……はっ。ゆっくりお休みください。」
バウル:「――夜の祝福あれ。」
リリア:「夜の祝福あれ。」
バウル:「おい、人間ども。右大将殿はああ仰ったが……」
バウル:「私は貴様らを全く信用してはいないからな。」
バウル:「妙な動きを見せたら即刻この魔石器で成敗してやる!! よく覚えておけ!」
バウル:「天幕は空いているものを探して勝手に使え。他の隊員の休息を邪魔するんじゃないぞ。」
バウル:「ふんッ!」
シルバー:「聞いたか、セベク。」
セベク:「聞いたとも!!」
セベク:「わ、若様がすでにお生まれになっているとは!」
セベク:「あぁっ……ひと目でいいから拝見したい!」
セベク:「若様の玉のようなお姿をッ!!」
グリム:「玉のような姿っていうか、卵の姿なんだゾ。」
シルバー:「………………………。」
選択肢:
├ [ どうかしましたか? ]
└ [ なにか悩みごとですか? ]
シルバー:「………」
シルバー:「おかしい。」
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