【ストーリー】EPISODE 7-72 進言ヴァンガード!

| EPISODE ◆ 7-72 進言ヴァンガード! 深淵の支配者 |
登場人物
グリム、セベク、シルバー、バウル、近衛兵B、近衛兵A、B、C、リリア
テキスト全文
── 茨の国-銀の梟本拠地 ──
グリム:「あーあ、セベクが急かすからデザート食い損ねたんだゾ〜。」
セベク:「貴様、ちゃっかりスープを2回もおかわりしておきながら……!」
シルバー:「料理人たちが言っていた物置はこの辺りのはずだが……」
シルバー:「ん?」
セベク:「どうした、急に立ち止まって。」
シルバー:「この鳴き声は……」
クルッポー、ホー、ホー……
グリム:「なんだこの部屋?鳥がいっぱいいるんだゾ。」
セベク:「そうか。この時代の人間は、遠方とのやりとりに鳩や梟を使っていたはず。」
ホー、ホー、ホホーッ!
シルバー:「ひどく腹を空かせているようだ。もらったパンを少しわけてやろう。」
クルルッ! クルッポー!
セベク:「チッ、鳥に餌などやっている場合か。早く箒を見つけて……」
セベク:「はっ!」
セベク:「待てよ、この鳥……使えるのではないか?」
グリム:「えぇ? コイツら、みんなシュッとしてて食ってもウマくなさそうなんだゾ。」
セベク:「そういう意味ではない!」
セベク:「おい、シルバー。」
セベク:「やたらと動物に懐かれる貴様の特技が役に立つ時がきたかもしれないぞ。」
シルバー:「……」
シルバー:「え?」
セベク:「バウル様! 箒と担架を発見しました。」
グリム:「それから食いモンも持ってきたんだゾ。」
バウル:「む……ご苦労だった。」
シルバー:「ヴァンルージュ殿の容態はどうですか?」
バウル:「まだ戦える状態ではない……」
バウル:「しかし、砦柵(さいさく)の外では今まさに『銀の梟』が右大将殿を討ち取らんと準備を整えているだろう。」
バウル:「もはや一刻の猶予もない。覚悟を決めて中央突破に打って出る他あるまい。」
バウル:「私が先頭で道を開く。お前たちは離れず後に続け!」
セベク:「バウル様。そのお役目……」
セベク:「どうか我らに任せてはいただけませんか?」
バウル:「な、なんだと!?」
バウル:「貴様らに務まるわけがない! あっという間に降り注ぐ鉄の矢の餌食になるぞ!」
セベク:「ご心配には及びません。賭けではありますが……少々策がございます。」
バウル:「策、だと……!?」
シルバー:「我らが必ず道を切り開きます。バウル殿は、どうかヴァンルージュ殿を。」
ダダダダッ……
近衛兵B:「ゴェエッ!! ガルルル!」
バウル:「なにっ、砦の外が?ついに動き出したか、『鉄の者』どもめ。」
セベク:「時が来たな。さあ行くぞ、シルバー!」
シルバー:「ああ。グリム、ユウ……必ず生きてまた会おう。」
グリム:「おう、リリアやユウのことはオレ様に任せとけ!」
選択肢:
├ [ 気をつけてください! ]
└ [ (どうかうまくいきますように……!) ]
バウル:「待て、人間!!」
バウル:「くっ……やむを得まい。総員、奴らの後に続け!」
バウル:「2人を援護しろ!」
近衛兵A・B・C:「ギャギャーーッ!」
リリア:「……う……。なんだ、騒がしい……。」
バウル:「!! 気づかれましたか、右大将殿!」
リリア:「あのガキどもは……どうした……。」
バウル:「包囲を破ってみせると、先駆けに。止めましたが、何か策があると……。」
リリア:「なんだと? あンのバカども! 」
リリア:「行くぞ、バウル!」
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